富士登山@2025年(令和7年度)
2025/06/09更新
長年、登山用レイングローブとして、青テムレス(No.281)&黒テムレス(TEMRES 04advance)を使用しています。基本性能はどちらも同じですが、黒テムレスの方が全長が長くなっていて、よりアウトドア・登山向けに改良されています。このページではそれぞれの特徴や使用レビューを記載します。
ショーワグローブ テムレス(おすすめ)


安価な防水手袋といえば、ゴム手袋を連想するかもしれませが、透湿性能の全くないゴム手袋は着用後にさほど動かなくてもすぐに蒸れてしまい、登山用としては快適ではありません。また、着用後も中のグローブ内の湿気がこもりがちですぐに臭くなる(雑菌が繁殖する)ようになります。
テムレス(”手が蒸れない”から商品名が決まったそうです)は、透湿性があるため、着用中もムレにくく、着用後もグローブ内部が乾きやすいです。


また、園芸用であるためグリップも良く、デザイン性を除けば登山用としてコストパフォーマンスに優れた防水透湿グローブと言われています。
私自身も登山用に所有していますがグローブ自体に伸縮性があり、手を広げると伸びます。




表側はザラザラしていて、かなりのグリップ力があります。裏布は少しザラザラしていて、装着した時のペタつく感じがあまりありません。サイズ感については、私は身長・体格の割に、手が小さく指が細い(女性とそれほど変わらないことも)ため、Mサイズでちょうどよいです。男性の場合は、Lサイズ以上が良いかもしれません。
私自身も、テムレス(シンプル)で、雨天時の登山に使った経験ありますが、確かに浸水せず、見た目を除けばコストパフォーマンス抜群、これでは一般に販売されている登山用レイングローブは太刀打ちできないな、と感じました。
汎用製品ですので、グローブのサイズ感は指が太い方でも使えるゆったり目です。軍手の上からでもはめられる程度の少し大きめサイズを選ぶと、雨天時はもちろんのこと、ご来光待ちでも防寒アイテムとしての汎用性が上がります。できるだけコストをかけずにレイングローブを用意したい、という方に最適な製品です。
数種類ある
テムレスは、元々、汎用・作業用として
- テムレス(シンプル。約600円 見た目を気にしなければ、これで十分)
- ジャージテムレス(裾口ジャージが手首にフィット。約650円)
- 防寒テムレス(内側にやわらかいボアタイプの裏起毛。約1200円)
の3モデルが販売されています。



- TEMRES 03advance(カフあり)
- TEMRES 04advance(カフなし)



















購入した04の写真(クリックで拡大します)
汎用テムレスでは、作業用と言わんばかりの青色が際立っていましたが、アウトドア向けテムレスでは黒色になり、よりアウトドアウェアに馴染み、気兼ねなく使えるようになっています。
2020年新発売のされたTEMRES 03 or 04の価格は青テムレスより多少高くなっています(といっても1,500円程度)が、防水グローブとしてアウトドア(登山・ハイキング・自転車等)で何度も使う可能性があるのであれば、アウトドア向けテムレスが断然おすすめです☆
アウトドア向け黒テムレスの登場により、今まで以上に登山用レイングローブの有力候補になっています。「TEMRES 03advance(カフあり)」と「TEMRES 04advance(カフなし)」の2種類ありますが、経験上、カフ使うのはオーバーグローブとして使う主に積雪期が多く、夏の富士登山用としては価格の安い「04(カフなし)」で十分です。





サイズ選び





- Sサイズ:手のひらまわり 18.0 cm、中指長さ 6.9 cm
- Mサイズ:手のひらまわり 20.0 cm、中指長さ 7.2 cm
- Lサイズ:手のひらまわり 22.0 cm、中指長さ 7.8 cm
- LLサイズ:手のひらまわり 24.0 cm、中指長さ 8.3 cm
- 3Lサイズ:手のひらまわり 27.0 cm、中指長さ 8.3 cm
メーカーの製品リンク


私はテムレス2種類持っていますが、どちらもMサイズ(手のひらまわり 20.0 cm、中指長さ 7.2 cm)です。自分の手のサイズ測ったら、中指長さが8.0cmあり、Mサイズだと指先はジャストサイズより少し短いといった感じです。ただ、指周りは余裕があるため、薄手の軍手付けるのは可能です。私は実店舗で試着して購入したのですが、「指先でカメラのボタン操作など細かな作業ができるように」とこのサイズを選びました。(指先がダブついていると指先を使う細かな作業が厳しいです)軍手の上からつけるならもうワンサイズ上のLサイズが良かったと思います。
実店舗で試着出来る方は良いですが、通販購入でサイズ選びで迷った場合は、大きめを選ぶと良いです。小さいとキツくてつけていられないですが、多少大きくてもよほど細やかな指先を使う作業しないかぎり、特に問題にならないためです。因みに青テムレスはビニール包装されて販売されていて基本試着できません。「TEMRES 04advance」は包装なしで販売されていますが、結構大きなお店でないとサイズがなかったりしました。気になる方は、最寄りのアウトドアショップに在庫があるか問い合わせてみてください☆
- 登山用に購入した。(2022年12月8日):登山用防水グローブを持っていて雨の日に使用したが浸透してしまう。このグローブは穴が開かない限り浸透しない。また手首より長く雨の侵入も防ぐ。真冬でない手の濡れでもかなり指先が冷たくなるがこのグローブならその心配は無さそう。登山用防水グローブを買うならこのグローブを買った方が安いし使えるかも。オシャレじゃ無いけど。また冬用にボアが入った同様のグローブも持っていますがインナーグローブをしないと指先が冷たくなる。
- 確かに蒸れない(2024年2月1日):その名の通り蒸れにくく、やや厚手で耐久性があります。ザラザラしているのでグリップ力も申し分ないです。普通のゴム手袋だと手袋の中がびしょびしょに滴るほど汗をかき、脱ぐのが大変ですがこれは夏場でもサッと脱ぎ履きできるので楽です。
富士登山向けの手袋・グローブに関しては、下記ページに記載しています。
富士登山の装備・持ち物リスト「42項目」
- -遭難、怪我のリスクを防ぐ最重要装備
- ◎-登山の安全性・快適性が向上する装備
- ○-登山の安全性・快適性が多少向上する装備
- △-あれば便利な装備
- ザック(リュックサック・バックパック)
- ○ ザックカバー
- ◎ ヘッドライト・ヘッドランプ
- ◎ 予備電池
- 登山靴・トレッキングシューズ
- ◎ フットスパッツ
- △ 水筒
- △ 防水スタッフバック
- △ カメラ・デジカメ
- ◎ トレッキングポール
- ◎ サングラス
- ○ 腕時計
- ◎ 富士登山ルート地図・マップ
- ○ ビニール袋
- △ トイレットペーパー
- ◎ 洗面用具
- ◎ 携帯電話
- お金(100円玉など)
- ○ 耳栓or携帯ミュージックプレイヤー
- △ 使い捨てカイロ
- ○ メガネ、コンタクト
- ○ 酸素缶
- △ サバイバルシート
- △ 履き替える靴やサンダル
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