登山用アンダーウェア、Tシャツの特徴
繊維素材・速乾性能・防臭性と
おすすめの紹介


お知らせ [2022/09/20更新]
富士登山@2022年

2022年(令和4年)度 富士山の開山期間は、2022/07/01(金)~09/10(土)でした。
現在は主要な登山道は閉鎖されています(詳細は富士登山オフィシャルサイトでご確認ください)


まとめ
  • 登山においてアンダーウェア・Tシャツに求められる性能は吸汗速乾性能と防臭性能。
  • 化繊(ポリエステル)と薄手のメリノウールがおすすめ。(木綿は避ける)
  • 富士登山には長袖 or 半袖+アームカバーがおすすめ
  • できれば予備を1枚用意する

以下、詳しく解説しています。

ウェアは登山時の快適さを左右する

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登山する上で、快適さを左右するのがウェア選びです。ここでは、登山用のアンダーウェア、Tシャツの特徴である速乾性や防臭性の解説と、おすすめの登山ウェアを紹介したいと思います。

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登山でのアンダーウェア・Tシャツの役割と選び方

「NHK にっぽん百名山 富士山」(2013年)に出演された
富士登山ガイドのエキスパートの野中径隆さんによる
”登山用アンダーウェア”の講義

 

今までに何度も夏の富士山に登ってきましたが、晴れで五合目から山頂までアンダーウェア1枚で事足りたこともあれば、山頂付近が寒くてダウンジャケット着たことや、雨と強風でずっとレインウェアを着ていたこともありました。天候によって、レイヤリング(重ね着するウェア)は変わりますが、肌の上に直接着るアンダーウェアやTシャツは、一度着たら登山中はほとんど脱ぐことがありません。

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管理人

ある天候・ある場所でしか使わない装備と違い、アンダーウェア・Tシャツは、実際の使用時間が長い装備となります。

そして、登山においてアンダーウェア・Tシャツに求められる性能は、

  • 吸汗速乾性能
  • 防臭性能

です。

吸汗速乾性能

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吸汗速乾性能とは、肌から滲みでた汗を吸い上げて蒸発させる性能です。 特に多くの発汗が伴う夏の登山では、この性能が高ければ高いほど良い、とされています。

繊維と速乾性能

木綿100%のシャツなどは、繊維の特性で繊維内に保水するため、乾きにくく登山には不向きです。

繊維の乾きの早さは、

化学繊維(ポリエステル) > ウール(メリノウール) > 木綿

となり、一般的に化学繊維(ポリエステル)の繊維表面に汗が拡散して蒸発しやすくする特殊加工したものが最も乾きが早く、次いでウール、木綿と続きます。

安全に登山するためにも、夏は吸汗速乾性能の高い化繊のアンダーウェア・Tシャツか、ウールを着るのおすすめです。

汗による濡れを防ぐ

もし、この吸汗速乾性能が低い場合・・・汗でべちゃべちゃに濡れてしまった場合は、汗が蒸発することによる気化熱と、水分の熱伝導の早さの影響で体温が著しく奪われる可能性があります。

この状況は、天候が晴れで気温が温かい場合は特に気になりませんが、富士登山のように標高が高く、山頂付近の気温が低く、風も強くなりやすい環境では汗冷えを起こします。吸汗速乾性能が高いウェアの着用で、汗冷えしにくくなります。

突然の雨濡れの影響を低減させる

登山途中で突然雨が降って衣類が濡れてしまうことがありますが、吸汗速乾性能の高いものを着ていると体温で徐々に乾いていくため、雨濡れによる冷えの影響を軽減することができます。

ただ、あまりにウェアが濡れてしまった場合は乾くまで時間がかかり身体が冷え切ってしまうため、雨風が避けられ場所で乾いた衣類に着替える、雨具を着るなどで対処します。

防水透湿性レインウェアの性能を最大限活かす

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効率よく汗を水蒸気化する吸汗速乾性能アンダーウェア・Tシャツが防水透湿レインウェアの性能を引き出します。

登山用の高性能の防水透湿性レインウェアは”液体の水は通さず、水蒸気は通る”という性能により、雨の侵入を防ぎつつレインウェア内の蒸れを外に放出しますが、汗を効率よく水蒸気に変える吸汗速乾性能アンダーウェア・Tシャツの存在によりその性能を最大限活かすことができます。(綿素材のシャツは保水するため、レインウェアの透湿性能が十分に発揮されない)

以上のように、吸汗速乾性能の高いウェアを着用することが、安全に登山する基本となります。

 

防臭性能と繊維素材

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速乾性と防臭性を両立したものがおすすめです。

一般的なスポーツは、運動が終わると着ている服も脱いで着替えます。しかし、登山の場合はそうとも限りません。数日間に及ぶ登山になると同じ服を数日間着続けるのはごく普通のことです。もちろん、山にお風呂やシャワーもありません。毎日のようにお風呂やシャワーを浴びる日本人にとっては、稀な体験になります。

富士登山の場合は、多くの方は日帰りか1泊2日の行程になります。日帰り登山の場合は下山後に着替えれば良いです(車で来た方は車に着替えおいて置けばよいですが、遠方から電車・バスで来た方は着替えをどうするのでしょうか?)が、山小屋泊の方は山小屋に到着して着替えるか、もしくは登山中に着ていた服を着続けるかのどちらかになります。

友人の富士登山ガイドに確認したところ、雨や汗でよほど服が濡れていないかぎり、同じ服を着続けている方が多いようです。そして、登山中の大量に汗を乾かした服をそのまま着用し続けた場合、気になってくるのが”汗臭さ”です。

登山中にこの汗臭さがきになることはありませんが、山小屋など屋内に入った時には気になることがあります。特に、就寝時に布団や寝袋に入った時は、この匂いと直面することになります。

私はいままでの登山で感じたことは、せっかく空気の綺麗な自然の中で過ごすのに、あまりにも服が汗臭いと、どこにいてもその臭いがずーっと付きまとってくるため、できるだけ汗臭くならない衣類を着るのに越したことはない、ということです。

臭いの原因はバクテリアの繁殖

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汗は無臭、臭いの原因は繁殖するバクテリアです!

肌の上に着用するアンダーウェアやTシャツは、発汗量や着用時間に比例して臭いを発するようになります。その臭いの原因は、バクテリアの繁殖です。汗そのものは無臭ですが、汗そのものではなく、肌表面に存在するバクテリアが汗や皮脂をエサに繁殖し、ニオイ物質を作り出す構図となっています。実はこの臭いの出やすさは、衣類の素材によって差があります。

私の個人的な経験では、臭いの出にくい繊維は

ウール > 木綿 > 化繊(ポリエステル)

です。

防臭性能は最強のメリノウール

肌触りがチクチクしがちなウールですが、最近は繊維の細いメリノウールが一般的で、あまりチクチクしません。(多少はあります、またメーカーの加工により肌触りは異なります)

メリノウールは防臭性が非常に高い繊維です。(アイベックスのホームページより抜粋。2019年現在はページが無くなっています)

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出典:The structure of a Merino Wool Fibre 
by CSIRO(オーストラリア連邦科学産業研究機構)

  • 汗自体は無臭性であり、体臭は、温かく湿った環境において(例えば、ある一定時間皮膚に汗が付着した状態)増殖するバクテリアの副産物として発生する。
  • メリノウール繊維は、その複雑な科学的かつ物理的構造によって、バクテリアの増殖、それに伴う体臭の発生を抑制する。
  • ニオイ分子は、メリノウール繊維に吸収され、水分だけが外気に蒸発する事で効果的に繊維内に拘束され、バクテリアによるニオイの増殖が抑制されるので人間の嗅覚には認知されない。一方で洗濯をするとニオイ分子は素早く洗い流されるので衣類にも残らない。
  • メリノウール繊維の非常に複雑な内部科学的構造により体臭の構成物質である酸性分子、塩基性分子、亜硫酸性分子の多くを拘束する働きがあり、臭覚では認知されないようにする働きがあります。

 

経験談

化繊で防臭加工されたものもありますが、メリノウールの防臭性はそれ以上だと感じます。登山で数日間着用していても、ほとんど臭いがしません。ただ、保温力があり、速乾性が化繊よりも劣るため、登山では夏の場合は気温の低い高所、春・秋・冬が適しています。汗濡れしても汗冷えしにくく、繊維が-40℃くらいまで凍結しないため、雪山登山者は肌着はすべてウールにするの方が多い(私の山仲間は厳冬期は全員肌着がほぼウール)です。

夏の富士登山で肌着がメリノウールはどうなの?というところですが、個人的経験では結構微妙なラインで、その保温性能高さゆえ、晴れの日は暑いと思います。メリノウールの薄手のTシャツも販売されていますが、肌がうっすら透ける程度に薄くないと暑いと思います。タイツで肌が透けても問題ないですが、上着で肌が透けるとちょっと…です。そのため、私の場合は下半身は薄手のメリノウールのタイツ+半ズボン、上半身は化繊アンダーウェアを着用することが多いです。

化繊アンダーウェアで高機能なものは、生地が薄くて小さな穴も空いたようなメッシュ構造になっていますが、立体的な編み方により、肌が透けない構造になっていて、涼しさと着やすさを両立しています。

木綿(コットン)は登山の肌着には不適

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登山に綿はNG!は昔も今も変わりません。化繊と綿の混紡も避けるのが無難です。

肌触りも優しく、普段着に最適な木綿は、ウールほどではないものの、ほどほどの防臭性能を持っています。しかし、速乾性に関しては、木綿内部のセルロースが保水しやすく、汗を貯めこんで肌に張り付いてしまいます。また、他の繊維に比べ乾きも遅いです。気化熱の冷えに加え、熱伝導(水は空気の約20倍の熱伝導率)により体温が冷たい外気に奪われ、低体温症の原因となります。

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管理人

晴天で暖かな気候のときは、特に問題になりませが、一変、雨や強風になると、ベシャベシャになって猛烈に体温を奪う可能性があり、それが原因の遭難例もあります。

そのため、登山においては木綿の肌着を避けるのが鉄則です。

化繊(ポリエステル)は速乾性に優れるが防臭性はバラつきあり

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登山用のアンダーウェア・Tシャツで使われる繊維はポリエステルが主流です。防臭性能は、メーカーにより明確な差があります。

ポリエステル自体は吸水しないため、特殊な繊維加工や形状により、肌の汗を吸い上げて繊維表面に広げ乾きやすくするよう、各メーカーで工夫しています。

速乾性能は非常に優れていますが、反面、そのままだと着用時間に比例してバクテリアが繁殖し、独特の強い臭いを発しやすいです。

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管理人

登山用の化繊のアンダーウェア・Tシャツは、ほとんどが防臭するような加工(抗菌加工or制菌加工)が施されています。私はいろいろ試してましたが、その防臭性能は、メーカーにより明確な差があります。

その他スポーツ用の吸汗速乾シャツでも問題なし

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吸汗速乾性能に関しては市販されているスポーツ用Tシャツでも大丈夫だと思います。

ここでは登山向けの解説をしていますが、さまざまなスポーツ(ランニング等)で着用するポリエステルを使用した吸汗速乾Tシャツを富士登山で着用しても、性能的にはおそらく問題ないと思います。

今まで何度も富士山に登ってきて、さまざまな登山者の服装を見てきましたが、登山メーカーではないものを着用している方も多数います。ただ、防臭性に関しては、運動中にだけ着用するのが前提のスポーツ用と、ずっと登山中から就寝時まで着続ける登山用とでは、差がある可能性があります。

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管理人

すでに手持ちのスポーツ用のTシャツを富士山で着ていく予定で、防臭性能を確かめたい方は、一度、夏の暑い日に一日中着てみたら、そのウェアの実力を確認できます。

富士登山には長袖 or 半袖+アームカバーがおすすめ

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2015/07/11 富士宮ルート 九合五尺付近

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富士山は紫外線が強く多量の発汗を伴うため、肌を覆う長袖、もしくは半袖+アームカバーがおすすめです。

富士山は標高が高いために非常に紫外線が強く、どのルートでも六合目以上は日差しを遮る木々がほとんどありません。紫外線対策として、半袖のTシャツを着て、露出した腕には日焼け止めクリームを塗るのも一つの方法ですが、登山中の多量の汗で落ちる可能性があるため、最初から極力肌を露出しないのがおすすです。

参考ツイート

 

POINT

速乾の長袖をお持ちの方はそれを登山時に着用すればOKですが、速乾Tシャツは半袖しかない、という方も多いと思います。その場合は別途、アームカバーを着用するだけで腕の紫外線対策が可能です。

アームカバーと一言で言っても、

  • ①素材が綿の日常用
  • ②汗の吸汗・速乾機能のついた化繊(手首まで)
  • ③汗の吸汗・速乾機能のついた化繊(手の甲まで)

の3種類あります。登山向きなのは②、③です。

登山で使えそうなアームカバーは非常に沢山あり、価格も1~2千円程度です。私もいくつかお店で見てみましたが素材感や伸縮性が商品により異なりました。腕の付け根部分がずり落ちないように、シリコンのずれ落ち防止加工など工夫がほどこされているものもありました。

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管理人

富士登山は登山時間が長く、ずり落ちてこないだけでなく、装着感がキツすぎないのもポイントだと思います。

アームカバーのサイズの選び方

アームカバーは自分の上腕の最大周囲を基準に選びます。

[出典:ザムスト]

参考商品

その他

私は長年、長袖Tシャツを使ってきましたが、半袖+アームカバーの試してみたいと、最近、ザムストのアームカバーを購入しました。ザムストを選んだ理由は、近くのスポーツショップで試着して非常に伸びが良く見るからに耐久性がありそうだったこと、紺色があったこと(黒は蜂との遭遇を考えて極力避けたい)、HeiQ「SMART TEMP」(スイスの企業の技術)が採用されている、ネットのレビュー評価も高く、価格もそれほど高くなかったためです。

【HeiQ「SMART TEMP」による“体温コントロール”機能】皮膚温や気温により、生地が汗を乾かす量を調節し体温をコントロール。暑いときほど、吸汗速乾機能が働き、それによる気化熱で皮膚温を下げ、寒いときには、汗の蒸散を抑え、汗冷えを防ぎます。[出典:ザムスト]

お店で試着用にSS,S,M,Lが出ていたので、全て着けてみましたが、Sでも腕が入るほどに生地が伸びました。主に登山・日常用として使うため一番楽なLサイズを購入しました。(後で上腕の最大周囲を測ったら29.5cmでLサイズが適正でした)

 

できれば予備を1枚用意する

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一泊登山の場合でも日帰り登山でも、万が一に備えて予備のアンダーウェア・Tシャツを用意するのをおすすめします。

経験談

私の経験では、山の気候の変化は予想しにくいです。例えば、多量の発汗を伴う登り途中で、天気の徐々に霧→小雨に変わって、レインウェアを着る判断が遅れて、ウェアが雨で濡れしてしまう場合があります。

経験上、レインウェアを着ると暑い・足を止めて着用するのが面倒などの理由で、判断を悩むときがあります。北海道の大雪山での出来事ですが、最初パラパラと雨粒が降ったのですが、まもなくドバーッと大雨になり、その判断が少し遅くなったために、ベチャベチャに濡れたこともあります。富士山でも同様の天候になることはあります。そんな時、着替えを持っていないと、体温が猛烈に奪われるため、快・不快の領域を超えて危険です。そのため、少し荷物になりますが、予備のアンダーウェアを持っていくようにしています。

また、予備ウェアは登山中に乾燥が追いつかないほど汗をかきすぎてしまった場合としても役立ちます。もちろん、予備ウェアも化繊かウールのものをおすすめします。

 

登山用におすすめ・人気のアンダーウェア・Tシャツ

登山時に着用するアンダーウェア・Tシャツには、化繊(ポリエステル)やメリノーウールがおすすめです。

私はどちらも持っていますが、夏の富士登山では、吸汗速乾性能に優れた化繊を選ぶことが多いです。防臭性能はメーカーにより差があり、着用する人によって臭う臭わないなどの個人差もあります。(個人差は、その昔、山仲間にアンケートをとった結果明らかになりました)

オススメの防臭加工 ポリジン

ポリジン スウェーデン発の抗菌防臭加工技術

私なりに真夏の時期や登山で化学繊維100%の吸汗速乾素材を使ってきていますが、非常に防臭性能が高い加工として、ポリジン加工が挙げられます。

ポリジン防臭加工とは?

Polygiene(ポリジン)はスウェーデンで生まれた、環境にやさしい再生銀から作られる銀イオン(Ag+)による抗菌防臭加工技術です。

[3つの特徴]
  • 抗菌防臭:銀イオン(塩化銀)による抗菌防臭
  • 効果の持続:素材そのものに施されているので、効果が長年持続。
  • 環境配慮:優れた抗菌防臭性により、洗濯やクリーニング回数を減らせ、環境負荷を抑えられます。

ポリジンは防臭性能が非常に高いです。類似の銀イオンによる防臭加工・・・は他メーカーでも様々ありますが、効果が違うように感じます。

ポリジン加工とパートナー企業

一流メーカーで採用されていることが、その実力を証明しています。(※世界中のパートナー企業一覧

ポリジン タグ

ポリジン加工は、「ポリジン加工」と商品にタグが付いたり、Webサイトで表記されている場合だけでなく、表示が伏せられていることがあるようで、知らずにポリジン加工のウェアを使っていることもありえます。

アウトドアメーカーでは、

  • ザ・ノースフェイス
  • ミレー
  • マムート
  • サレワ

等でも採用されています。

ポリジン防臭加工の効果

私自身がポリジン加工のウェアを実際に使ってきています。パタゴニアのロングスリーブシャツを購入(2019年6月)し、日帰り登山(4~5時間程度)で着用していますが、下山して着替えて、着ていたウェアを鼻に付けて「汗かいた臭いするかな」程度です。

「これ、すごいぞ!」と妻にも確認してもらったら、ほとんど臭いないことに驚いていました。

私自身、化繊100%ウェアを着ると、ものによっては臭いがでやすい体質のようで、防臭加工の登山用ウェアをいくつか試してきましたが、今の所、皆さんに自信を持ってお伝えできるのは、

「ポリジンすごい!ぜひ、試してみてください☆」

以下、ポリジン加工の登山用ウェアのご紹介です。

ザ・ノースフェイス フラッシュドライ 

リサイクルポリエステルを採用しています。水分を保持しないポリエステルはっ水糸を肌面に使用することで、汗によるべたつきや冷えを抑えます。表面は、なめらかで速乾性も備えたポリエステルニット。かいた汗を素早く吸い上げて拡散し、汗戻りを軽減します。静電気の発生を抑える静電ケア設計を採用。UVガード(UPF30-50+、紫外線カット率90%以上)機能付き。 繊維に付着したバクテリアの繁殖を抑えて、汗によるにおいの発生を軽減するポリジン加工を施し、長期の縦走登山や夏のキャンプなどに適しています。

  • 【Fabric】 FLASHDRY 3D Light Recycled Polyester(ポリエステル100%)

 

POINT

フラッシュドライ・ライト シリーズには、半袖、長袖、ジップアップモデルがあります。表側(外側)はさらさらした生地ですが、裏地は格子状の立体構造になっていて、肌との付着面積が減って汗濡れのペタ付きを軽減する構造になっています。

立体構造で、透ける感じもありません。通気性、速乾性、防臭性、ストレッチ性など登山の快適性を追求した、テクニカルウェアです。

形状は、メンズとウィメンズ共に、

  • クルーネック 長袖 or 半袖
  • ジップアップ 長袖 or 半袖

用意されています。

以下、ネットショップ上のレビューです。

  • 汗の吸収早い!(2021年2月10日):汗の吸収は想像以上に早く、使えます。登山用に買いましたが、ランニングにも使っています。使い勝手かなり良いです。
  • ジムでもダウンユースにも(2021年12月10日):生地が薄くて軽く、ノンストレスです。お洗濯してもすぐ乾き、シワにもなりません。少々お高めでも納得の逸品です。
  • 最強の一枚(2022年2月13日):速乾性最強です。
 
ザ ノースフェイス ショートスリーブ フラッシュドライ ライト ジップアップ
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管理人

類似の構造のTシャツはその他メーカーからも販売されています。最寄りのアウトドアショップ・スポーツショップへ足を運んで見てください☆

次世代の防臭加工 HeiQ Viroblock

2019年頃まで、アウトドア系の世界的メーカーで最小されている防臭加工といえばポリジンが多かったですが、最近ではHeiQ(ハイキュー)という防臭加工に移行してきているようです。

HeiQ(ハイキュー)とは?

「HeiQ(ハイキュー)」はスイス・マテリアルAG社が開発した耐久性抗菌防臭加工技術です。

HeiQ Viroblockの迅速な作用機序により、このテクノロジーは、有害なエンベロープウイルスを破壊する独自のテクノロジーになっています。これは、HeiQの高度なシルバーテクノロジーとブースターとしてのベシクルテクノロジーのユニークな組み合わせです。銀は銀イオンを放出して、布地表面のバクテリアを抑制します。小胞技術はウイルス膜を枯渇させるので、銀はウイルスのコアを攻撃するためにより効率的かつ迅速に働くことができます。


SARS-COV-2 *に対して効果的にテスト済み

COVID-19の原因となるウイルスを99.99%削減

HeiQ Viroblock NPJ03は、独立機関*によってSARS-CoV-2に対して有効であることが証明された世界初の繊維技術の1つです。SARS-CoV-2は、COVID-19を引き起こすコロナウイルスファミリーのエンベロープウイルスです。[出典:HeiQ ]

以前はポリジンを採用していたパタゴニア、マムートは2021年時点でHeiQも採用しているようです。

ポリジンでも防臭効果が非常に高かったので、一流企業が採用しているHeiQがどの程度なのか、いつか試してみたいと思います。(HeiQのパートナー企業一覧

その他

少し情報が古くなりましたが、数年前に 各社の登山用アンダーウェア・Tシャツ性能を比較する実験をしました。

興味のある方は、読んでみてください。

>> 登山用アンダーウェア・Tシャツ性能比較実験 モンベルvsパタゴニアvsファイントラックvsフェニックス

 

まとめ

  • 登山においてアンダーウェア・Tシャツに求められる性能は吸汗速乾性能と防臭性能。
  • 化繊(ポリエステル)と薄手のメリノウールがおすすめ。(木綿は避ける)
  • 富士登山には長袖 or 半袖+アームカバーがおすすめ
  • できれば予備を1枚用意する

 

装備・持ち物リスト

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管理人

10年以上の登山経験を元に作成しました。安全・快適な登山の参考になれば幸いです。

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