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- 登山用でなくても問題ありません。運動用のパンツでも大丈夫
- ひざを曲げやすくて、ちょっと長めの丈の化学繊維のパンツ(ズボン)がおすすめ
- 半ズボン+タイツが最も登りやすい
- ジーパンのような綿でできたパンツは使わない。(濡れると山ではなかなか乾かない)
- 何時間も足を曲げ伸ばしする富士登山には、薄くて軽い登山用パンツが快適
以下、詳しく解説しています。
富士登山では、登山用パンツ・ズボンが必要なの?

富士山に登る時、登山用パンツではなく運動用のパンツでも大丈夫です。ただ、登山用パンツの方が快適です。

富士登山者の服装を見ていると、日常の運動着で登られている方も多数います。注意点として、ジーパンや綿パンなどの綿素材のものは、汗で濡れると肌に張り付き、上りで膝を曲げるときに大きな抵抗になりますので、避けましょう。できるだけ速乾性と伸縮性のあるものが良いです。
私は過去、ジーパンや綿パンでも登山したことあります。以下、それぞれの感想です。
- ジーパン・・・夏の高尾山を登るときに着用。標高が低い高尾山を甘く見ていたためにジーパンで登ったが、ジーパンが汗濡れで足の皮膚にはりつき、ひざを曲げにくいことこの上なし。このとき、もう二度とジーパンで山は登るまいと心に誓った。
- ジャージ・・・伸縮性があるのでひざを曲げやすい。ただ、登山用ズボンに比べると明らかに生地が重い。通気性が良すぎて風が強いと寒い。
- 綿パン・・・綿パンといってもサイズがでかめの作業用ズボンみたいなものだったので、さほど悪くはなかった。ただ、その日は天気が最高に良かった。ただ、綿は雨濡れで低体温リスクあり、避けるのが無難。
- 登山用パンツ・・・ストレッチ性があり動きやすく、生地も非常に軽くて、乾きも早い。そして生地の編みこみが密なので、防風性も高い。実際に登山用パンツを使って、「やっぱ登山には登山用のパンツだよな~」と心底実感。
- 短パン・・・短パンはひざの曲げやすさや動きやすさは最強。ただ、富士山のように標高の高く、夏でも寒い場所は、日焼け防止と防寒対策含めアンダーウェアやサポートタイツとの組み合わせが欠かせない。

いろいろ試してきた結論、断然、登山用パンツ・短パンがとっても快適に登山できます。
登山用のパンツの特徴

登山用パンツには、伸縮性、軽量性、速乾性、防風性、耐久性、撥水性が備わっています。名の通ったアウトドアメーカー製のものは防臭性もあり多量の汗吸ってもほとんど臭いません。
一般のスポーツ用パンツと登山用パンツはいくつか点で異なります。私は登山を始めた頃はスポーツ用で代用していましたが、その後、登山用パンツを購入して使ってみて「こんなに違うのか!」と感動した記憶があります。登山にはやっぱり登山用が快適です。
- 伸縮性
- 軽量性
- 速乾性
- 防風性
- 耐久性
- 撥水性
- 防臭性
それぞれの特徴について解説します。
伸縮性
登山用パンツのほとんどが生地が伸縮するため、膝を曲げ伸ばしが楽です。この効果は、登山時間が長くなればなるほど、上りの傾斜が強ければ強いほど、その恩恵を受けます。様々なタイプの登山パンツを履いてきましたが、膝を覆わない短パンが最も曲げ伸ばしが楽で、次に「ストレッチ生地+膝の立体裁断」が楽です。
軽量性

何時間も振り子のように足を前後させているため、軽ければ軽いほど足を前後する負担が軽減され、楽に登れます。
主に3シーズン向けの登山用のパンツは生地が薄く軽くできています。あまり動かさない上半身と違い、下半身は登山中にひっきりなしに動いていますので、より軽量なパンツがおすすめです。
速乾性

登山用パンツは汗を吸収し、速やかに乾かす機能を持っています。
速乾性に優れた化学繊維(ナイロンorポリエステル)を使用しています。生地が濡れてくると、肌に張り付いて足の動きの妨げになるため、この機能は重要です。多少、汗や小雨で濡れても山小屋に入ればそのうち乾くという安心感があります。
防風性

一般のスポーツウェアと登山用との大きな違いはこの防風性です。登山用パンツの生地は風を遮断できるよう織り目が詰まっています。
一般スポーツ用のパンツと大きく違うのが、この「防風性」だと思います。特に風が強くなる森林限界(標高2500m)を超えるような山では、この防風性が威力を発揮します。ジャージのような風抜けのよいパンツは風が強くなると急に冷えてしまい疲労に繋がります。富士山のような森林限界を超えた独立峰は、基本的に風が強く、天候だけでなく、山の中腹では風が穏やかでもや山頂は強風ということはよくあることで、パンツの防風性が弱いとあっという間に体温が奪われます。登山用パンツは風の影響を軽減してくれます。
耐久性

岩と擦れたり、転倒しても、裂けにくく、繊維が飛び出しにくい(引っ掛かりにくい)生地が使われています。
3シーズン用の登山用パンツは、薄手の生地が多いですが、ある一定の摩耗耐性ももっていて、よほど激しく転倒するとかじゃない限り生地が裂けないと思います。
富士山の岩や石は、磨かれた河原の石と大きく違い、溶岩石で表面が鋭いため(登ったら一度触ってみてください)です。登山用のパンツは万が一の時でも、足の皮膚を守ります。
撥水性

登山用のパンツは撥水性があります。特に新品ほど撥水性が強く、水を弾きます。
雨に耐えられる程ではないですが、短い時間霧の中を歩く程度ならその撥水効果で濡れません。登山途中に突然雨が降り出すと、レインウェアの着用までに時間かかりますが、撥水機能があるとある程度雨粒を弾いてくれて、時間稼ぎできます。ただし、その効果も使用回数と経年により徐々に落ちます。
防臭性

登山では山に入っている間中、同じパンツを履き続けることが一般的です。上半身用の肌着(Tシャツ・アンダーウェア)は替えを1枚持っていくことはあっても、パンツの替えは持ち歩きません。登山用パンツは化繊100%がほとんどですが、防臭加工が施されているため、大汗かいた登山でもパンツからの臭いはそれほどしません。
登山パンツに限ったことではないのですが、安価な登山ウェアの中にはこの防臭機能をが著しく低いものもあります。名の通ったアウトドアメーカー製では、たとえ防臭機能をそこまで謳っていなくても防臭性能が高く、逆に安価で防臭性能付きと札付いていても、実際はびっくりするほど臭ってきたということも経験上あります。この防臭性は新品購入時には全くわからない性能です。今まで登山パンツとして、アウトドアメーカー製~モンベル、マムート、パタゴニア、ザ・ノースフェイス、フォックスファイヤー等使ってきていますが、モンベルは少し臭いました(約10年前なので最近はわかりません)が、それ以外のメーカーは防臭の最先端技術(ポリジン等)が採用されいるからか大汗かいた登山後でも汗の匂いがほぼ気にならなかったです。(さまざまな経験を得て、ほぼほぼ値段通りの性能ということで理解してます。防臭性が気になる方は、肌に付く衣類(Tシャツ・登山パンツ)はメーカー製買っておけば間違いないです。個人的経験では安価な製品で高確率で削減されるのがこの防臭性能では?と思います、購入して使うまでわからない性能ですので。。。)
- 【参考】大手のアウトドア&スポーツウェアブランドが採用するポリジン防臭|パートナー企業一覧(大手企業ではポリジン防臭加工の採用率が多い印象です)
まとめ

登山用のパンツは一見地味で、なんでこんなに値段するのかな?なんて疑問に思うかもしれませんが、上記のような様々な機能が盛り込まれています。

デザインが落ち着いていて、非常に高性能で快適なため、初めて登山用パンツを購入後に”登山以外の日常生活でも着用するようになった方”が私の周りにけっこういます。
登山用パンツ・ズボンの選び方

パンツの選び方は、メーカーや種類によって多少変わってくるのですが、ここでは基本的な内容について解説します。
生地の厚さ
登山用パンツは生地の厚さによって、薄手、厚手があります。夏の富士登山では、涼しく軽い薄手がおすすめです。厚手は主に冬季用です。薄手と厚手の中間の中厚手というのもありますが、これは夏でも冬でも対応可能です。
ウエスト
ウエストは、普段のパンツ選びとほぼ同じサイズ感で問題ありません。伸縮性のあるパンツは、ウエストもある程度伸縮します。また、最初からベルトが付いているモデルもあり、少し大きくても調整できます。
着丈

靴を脱いでパンツを履いた時、裾が床に付くか付かないかくらいの少し長めの丈が登山で使いやすいです。短すぎると、靴の中に小石が入りやすくなります。長すぎると足元で生地がダブつき、歩行の妨げになります。
お店で購入する場合で、裾が長すぎた場合は基本的に裾上げで長さを調整してくれると思います。通販等で購入して、裾が長すぎた場合は、最寄りの洋服お直し店等で調節(費用は1000円程度)してことも可能です。
立体裁断

どれほどストレッチする生地でもひざ部分が立体裁断になっているものが足上げ(膝曲げ)しやすく、発汗量が多ければ多いほど、登山時間がながければ長いほど、傾斜がきついほど、その違いがでます。
登山用パンツにおける立体裁断は、膝の動きに追従するので、屈伸運動や足上げをスムーズに行え歩行時のつっぱりを軽減させる裁断です。
登山用に販売されているパンツのほとんどは、生地が伸縮する(ストレッチする)生地ですが、膝部分が立体裁断になっているものと、そうでないものがあります。
膝が立体裁断になっている登山用パンツ
そのパンツが立体裁断になっているかは、膝部分にダーツ(平面的な布を立体化する技法)とよばれる独特の切替やつまみ縫いでわかり、店頭でハンガーで吊られている状態で明らかに膝の生地がダブついているか、膝部分が曲がっている状態になっています。
この立体裁断にするために、裁断と縫製の手間が増えるため、同じメーカー内の登山パンツでも廉価版には採用されない場合があります。
いままで何本も登山用パンツを使ってきていますが、どれほどストレッチする生地でもひざ部分が立体裁断になっているものが足上げ(膝曲げ)しやすく、発汗量が多ければ多いほど、登山時間がながければ長いほど、傾斜がきついほど、その違いがでます。
ひざが立体裁断になっていないものでも生地はよく伸びるので試着時点ではそれほど違いが感じられないかもしれませんが、実際の登山では汗かきます(特に夏山)から発汗量が多いと生地が足に張り付いた感じになり、立体裁断になっていないものは膝曲げしにくくなります。
富士山の人気ルートである吉田ルートや富士宮ルートは、手で岩を掴み膝を強く屈曲させる程度の岩場がいくつもあります。
吉田ルート 七合目~八合目
富士宮ルート 七合目~八合目

富士山は最も短い富士宮ルートでも登りだけでも5時間以上(下り合わせると約8時間、休憩含まず)の登山なので、可能な限り膝曲げしやすいパンツがよく、ストレッチ素材+立体裁断がおすすめで、より快適に登山することができます。
人気・おすすめの登山用ジップオフパンツ

一般的に登山用パンツというとロングパンツになりますが、ここでは私が非常に気に入って使っているショートパンツにもロングパンツにもなるジップオフ(コンバーチブル)パンツについても紹介したいと思います。
ジップオフパンツ(コンバーチブル)って何?

ジップオフパンツは、ジッパーによる着脱でショートパンツにも、ロングパンツにもなるため、天候や気温や風の状況に合わせて、下半身の温度調節ができるので非常に便利です。ジップオフパンツは、ジッパーによる着脱でショートパンツにも、ロングパンツにもなるため、夏の登山・・・特に天候の変わりやすい標高の高い山の登山で状況に合わせて調整できます。
普通の状態(12月八ヶ岳厳冬期登山で)
切り離した状態(8月の富士登山で)
富士山は登山口から山頂までの標高差が大きく、温度変化も大きい山です。
例えば、富士山の場合、「五合目から登るときはタイツとショートパンツ」⇒「標高が上がって気温が下がり、さらに風が強くなったら下のズボンをつけてロングパンツに」と状況によって切り替えることが多々あります。また山小屋1泊の場合は、夜からご来光を見る早朝は非常に冷えるためロングパンツにします。天候や気温や風の状況に合わせて、下半身の温度調節ができるので非常に便利です。
ジップオフパンツ(コンバーチブル)の難しさ
私は複数のジップオフパンツ履いてきたので、ジップオフパンツの作りの難しさはある程度わかってきました。普通の登山用ロングパンツなら、生地全体が伸縮するため、非常に動きやすいく、強く膝を曲げても、ストレスなく生地が伸びます。
ところが、ジップオフパンツは連結部分のジッパーが伸びないため、強く膝を曲げた時にジッパー部分が足に食い込んできたりして、引っかかりやすいのです。
ストレッチ生地でもジッパー部分は伸びない
何本も試着し、実際に使ってきて、この引っ掛かりが全く無い製品があることがわかりました。そういうジップオフパンツは、生地の伸縮率を上げ、ジッパー部分の周径を絶妙に調節し、さらには膝部分を立体裁断にするなど工夫されています。

今までモンベル、パタゴニア、マムートのジップオフパンツを使ってきましたが、今現在気に入って使っているのが「フォックスファイヤー ドライスプリットZIPオフパンツ」です。(様々なメーカーのジップオフパンツは結構すぐ廃盤になることも多いですが、フォックスファイヤーは結構長年作ってます。)
フォックスファイヤー ドライスプリットZIPオフパンツ
フォックスファイヤー ドライスプリットZIPオフパンツ メンズ
ファスナーを外すと膝上丈のショートパンツになるジップオフ仕様のサイドカーゴパンツ。ストレッチ性、撥水性、速乾性に優れ、引き裂きにも強くハードユースにも対応します。前4個、後ろ1個のポケットの内、サイドと後ろはファスナー付き。ウエストベルト付属。
- 素材:ツーウェイストレッチ(ナイロン85%・ポリウレタン15%)
- 重量:360g
- カラー:カーキ/ブラック/チャコール
- サイズ:S ・M ・L ・XL

このドライスプリットZIPオフパンツは非常によく出来たジップオフパンツです。ここ数年、富士登山ではこのパンツで登ってます。
2016年に初購入し、3年間登山で使用してきました。非常に良く出来た完成度の高いジップオフパンツです。富士登山はもちろんのこと、その他登山や普段使いでくたびれてきたため、2019年6月に新たに購入しました。
強く膝曲げした時に、全くジッパーが食い込んで来ない、引っ掛かりがない
この基準をクリアできるジップオフパンツは結構少ないです。メーカーによっては多少感じる程度残りますが、これは全くありませんでした。その後何度も登山で使いましたが、一度も引っかかる感じがありません。(ただ、これはその人の太ももと太さによるので個人差はあります。因みに私は細い方では無いと思います。)
これは、ジップオフする位置が膝よりも上で曲げ伸ばしの邪魔になりにくい位置なのと、膝を立体裁断にしているのと、ポリウレタンを15%入れることにより生地の伸縮率を上げていることが理由と思われます。
ウエストがよく伸びる、かなり伸びる、フィット感も非常に良い
ウエスト全体が伸縮するゴムが入っているようで、かなり伸びます。食後にお腹がでてきてウエストがかなりキツくなることもありますが、このパンツなら心配無用です。この伸び率は、今まで購入したパンツの中でもTOPレベルです。
手間暇かかる裁断は、高額な登山用パンツではたまに見られる作りなのですが、この価格でやってるとは驚きました。
ナイロンベルトが付属
ウエストでしっかり締めれるナイロンベルトが付いています。
2019年モデルは、バックルが旧モデルより非常に使いやすくなっています。
2016年購入の旧モデルより、連結、取り外しが容易にできるように、改良されています。
ジッパーで連結するときにすぐに左右がわかる
短パンからロングパンツにするときに、切り離していたズボンをジッパーで連結するのですが、右足なのか左足のなのかどっちだ?となるのですが、ドライスプリットZIPオフパンツは、R、Lとタグが付いているので、どちらか迷うこともありません。
ただ、他メーカー製の中には、ジッパー自体が色分け(右側が赤いジッパー、左側が青ジッパー)など視覚ですぐ判別できるものもあるため、これも同じように改良してくれたら、なおGOODなのですが。
もちろん撥水、防風性も問題なし
上の写真は購入後2回登山で使用し、洗濯してますが、写真のように強く撥水してます。蛇口の水を注いでも水がコロコロと生地の上を転がります。短時間の小雨程度なら、この撥水機能でしのげます。天候の変わりやすい山はありがたい機能です。
ポケットも作りが良い(メッシュも細かく滑りが良い)
ポケットは全部で5箇所あります。ポケットのメッシュ生地が非常に滑りがよいです。日本のメーカーなので縫製もいいと思います。
意外と細身?ダボッとしない
ジップオフパンツは、メーカーによってはシルエットがけっこうダボッとしているものもあるのですが、これは適度にスッとしています。
パンツが太いとそれだけジッパー部分のひっかかりが生じにくいのですが、ほどほど細身で引っ掛かりがでないよう作られています。
ポリウレタン15%
ポリウレタンを入れれば、伸縮性は上がります。
パンツの伸縮幅、伸縮しやすさは申し分いです。
ただし、ポリウレタン繊維の特性上、少し乾きにくくなり、経年劣化も早い素材です。多くの登山用パンツでは、ポリウレタン5~6%程度が多いようですが、このパンツは多めの15%です。

ポリウレタンは水に濡れると生地が伸びるため、沢登り等の水濡れリスクの高いアクティビティにはあまり向きません。販売員の方から「速乾性が少し劣ります」と聞きましたが、実際登山で使っても気になるレベルではないな、と感じています。
総評
2016年モデル(左) 2019年購入モデル(右)

2016年、2017年、2018年、2019年、2022年の富士登山もこのパンツを履いて登りました。標高差が大きく、その標高ゆえ気温も低い富士山では、温度調節できるZIPオフパンツは理にかなっています。その日の天候によりますが、日中の登山は、タイツの上にハーフパンツ。早朝のご来光時と下山はロングパンツで、という感じです。
私はフォックスファイヤー ドライスプリットZIPオフパンツを2016年に購入してから、様々な登山で使ってきました。温度調節できるジップオフである使いやすさ、伸縮性の高さから、夏山はほぼこれを履いています。
2016年モデルより、2019年購入モデルは、生地が軽量なって軽くなり(380g→360g)、使い勝手も良くなっています。旧モデルでは気になった歩行時の生地のスレ音もほぼ気にならない程度に変更されています。
ポリウレタンが多いので、数年使うとクタッとした感じがでるのが気になる点でしょうか。それ以外は合格点です。
私は夏はジップオフパンツで登山することが多いので、ほぼ毎年のように大手の登山ショップへ行っては様々なメーカーのジップオフパンツをだいたい試着してきています(他にいいのないかなーと)。体型にもよると思いますが、他メーカー性は膝の切り離し部分のジッパーの引っかかりが発生しているものが多かったり、海外ブランドだとそもそも太もものサイズ(直径)が細すぎ(日本人体型仕様になってない)たり、など「ドライスプリットZIPオフパンツ」に比べると見劣りします。定員さんのお話を聞いても、どうやら多くのトップブランドがジップオフパンツ制作にあまり力を入れていないようで、結局、ドライスプリットが一番履きやすい、となりました。
登山用のパンツをお探しの方、ぜひ試してみてください。
- 良品のコンバーチブルパンツ(2022年6月13日);汗かき暑がりです。登山用にコンバーチブルパンツが欲しくて購入しました。満足している点:生地は柔らかめ、ストレッチ素材で大変履き心地良いです。、裾取り外し部分のチャックも、履いていて違和感ないです。 取り外しもスムースです。 靴を履いたままでも、裾部分着脱可能です。今時のスリムフィットではないですが、(容易に裾を取り外しできるように) それでも形は綺麗です。シルエットはレギュラーフィット
- 軽量(2022年6月22日):Mを購入。まだ一度だけの着用でハーフパンツの状態で初の山登りに使用しました。とても軽量サラッとしてるので暑い日でも動きやすかったです。ロングパンツの状態ではまだ使ってないですが、下にタイツ等を穿いてないと脚を上げた時ジップの繋ぎの部分が若干気になるかもです。これひとつでロングでもハーフでも使えるので使い勝手が良いです。
- 足が長い(2022年10月10日):特に問題のなし。ストレッチも切り離しもよい。少し薄いような気もするが、大丈夫だろう。ただ足が長い。162センチで Sで裾踏む為ロールアップが必要。ノースフェイスの Sはジャストなので残念です。改善してほしい
- サイズ感は普通だよ(2023年5月9日):とても気に入ってもう一度注文した。細いとのレビューが多いがそんなことはない。でもあえて夏用だからワンサイズ大きなサイズで注文した
☆管理人一押し☆


人気・おすすめの登山用ロングパンツ
ロングパンツタイプは、体型によらず相性が良く、作りもシンプルで登山用パンツとして一般的です。
ザ・ノース・フェイス ドーローライト パンツ
脚がすっきりと見え、脚さばきの良いテーパードシルエットのパンツ。 撥水性があり、復元力が高く型崩れしにくい軽量・ストレッチ素材・SOLOTEX®を使用しています。ウエストは調整のしやすいスピンドル仕様。ポリエステル100%ながら、コットンのような ナチュラルな風合いで、ハイキングや縦走登山のみならず日常からトラベルまで幅広く使いこなせるパンツです。
- 【Fabric】 4way Stretch Chino Light Cloth(ポリエステル100%)
- 【Function】 ポリエステル100%のメカニカルストレッチ素材/ウエストスピンドル仕様
- 【原産国】 ベトナム
- 【Size】 S、M、L、XL
- 【Weight】 255g(Lサイズ)

ドーローライトパンツは、軽量で生地の伸縮性も非常に高い薄手のメンズ用パンツです。重量が255gと軽量のため、履いていても軽さを感じます。
足が綺麗に見える形状なので、スタイル重視の方におすすめです。ウエストのゴムは伸び幅はあるものの、結構締まり具合がしっかりしているため、細身&通常体型の方向きのパンツです。もちろん、膝は立体裁断です。普段遣いできるデザインです。
2021年春に購入し、その後登山で使っています。生地は薄手のため3シーズン登山用としては使い勝手が良く履きやすいです。生地の質感も落ち着いていて、普段用にも向いています(ただ、膝のノースフェースのロゴが目立ちます)。ただ、夏の低山(筑波山)で着用して登ったら、生地が薄手でも暑かったです。

富士山の場合は五合目登山からでも、天候によってはやはり暑い日もあるかな、と思います。富士登山用という視点から考えると、やはりジップオフパンツの方が使い勝手が良いと思います。ただ、ジップオフパンツに抵抗感のある方で、長ズボンを探している方にはこのパンツはおすすめです。ノースフェースの人気パンツですが、実際履くとその理由も納得です。
- 履き心地もデザインも最高!(2021年7月13日):最近登山にハマりだした父に、父の日のプレゼントとして購入しました。70歳の父が履いても違和感なく、履き心地も良いようで普段着としても使用しています。お腹が手でいるのでお腹周りがきつくないか心配でしたが、ゴムなので問題なく履くことができました。
- 軽くて着やすい(2021年8月5日):この写真だとややもたつきがあるみたいですが、スッキリはけます。カシャカシャしないけど軽くてすぐ乾く。着心地もイイです。リピート買いです。
「ザ・ノース・フェイス ドーローライトパンツ」の購入者レビューと実売価格
※amazon、楽天でも非常に多くのレビュー数がありますので、ご参考に。
ラドウェザー トレッキングパンツ
JIS規格を取得した、はっ水・防汚・防油・耐久・速乾機能付きのトレッキングパンツが新登場!
登山やキャンプといったアウトドアの活動はもちろん、バイクでのツーリングや釣り、農作業や工場での作業にも使えるチノパンです。ストレッチ素材だから飛び出したくなる履き心地!
- 素材構成: ナイロン 95%、スパンデックス 5%

近年、大手通販サイトで上位にランキングしている登山用パンツです。価格が約3800円(送料込)と低価格なのが、大きな魅力です。
ネット流通品のため、実物を見たことありませんが、多数の購入者レビューあり、なかなか好評のようです。
メンズ、レディースあり、ロングパンツの他に、コンバーチブル(ジップオフ)パンツもあります。
- 値段相応(2020年6月13日): 登山用に購入。値段相応の商品。付属のウェブベルトは不要だと思う。でも外せないので正直邪魔。この安さではこんなものかと思って使うしかない。
- 軽い(2021年7月22日):登山に使用しての感想 軽くて穿きやすい ベンチレーターが両サイドに付いているがもう少し大きさがほしい。伸縮性は無いが穿きやすくて良い 布地は撥水加工されているとのことで通気性は少ないと思う。ポケットの生地は丈夫な布にして欲しい。
「ラドウェザー トレッキングパンツ」の購入者レビューと実売価格
その他人気のパンツ
上記以外にも人気のパンツがあります。
ネットブランド品の中には3000円程度で人気の登山用パンツ・ズボンもあります。
amazon「メンズ アウトドア パンツ」の人気・売れ筋ランキング
amazon「レディース アウトドア パンツ」の人気・売れ筋ランキング
楽天「アウトドア メンズ ロングパンツ」の人気・売れ筋ランキング
まとめ
- 登山用でなくても問題ありません。運動用のパンツでも大丈夫
- ひざを曲げやすくて、ちょっと長めの丈の化学繊維のパンツ(ズボン)がおすすめ
- 半ズボン+タイツが最も登りやすい
- ジーパンのような綿でできたパンツは使わない。(濡れると山ではなかなか乾かない)
- 何時間も足を曲げ伸ばしする富士登山には、薄くて軽い登山用パンツが快適
装備・持ち物リスト

10年以上の登山経験を元に作成しました。安全・快適な登山の参考になれば幸いです。
富士登山では、汗をかきながらひざを曲げたり伸ばしたりするような動きを数時間も繰り返すことになりますので、動きやすいパンツを着用することで、疲労を軽減され、楽しむ余裕もでてきます。登山用でなくても問題ありません。運動用のパンツでも大丈夫です。例えば、ジャージとかでも問題ありません。