- 【装備リスト一覧】2023年版 富士登山の装備リスト&解説(日帰り、山小屋泊対応)
- 【厳選】高コスパ&高評価の富士登山向け装備一覧
- 【装備レンタル】費用が約1/3 装備レンタル情報(1泊2日 ¥2,500円~)

このページでは、安価で、富士登山で十分に快適に使える性能を持ちながら、使用者の評価の高い製品を厳選して紹介しています。

元登山ショップ店員(約4年勤務)&登山歴10年以上の当サイト管理人が初心者向けに富士登山におすすめの登山装備を選んでみました。選考の基準で最も大切にしていることは、コストパフォーマンスです。
雨具・レインウェア[雨天時必須・高性能防寒着としても活用]

もし富士登山に1回行ったらその後は雨具を使う予定がそれほど無い、登山にはあまり行かないかな、という方は、初心者・入門者モデルのレインウェアがおすすめです。
ミズノ ベルグテックEX ストームセイバー Ⅵレインスーツ
ミズノ ベルグテック EX・ストームセイバーVレインスーツ(メンズ&レディース)

ミズノはスポーツメーカーですが、登山用のレインウェアも作っています。 この価格帯で透湿性(約16,000g/m2/24h)や耐水圧(耐水圧約30,000mm以上)と他メーカーに比べて高いのが特長です。
ミズノ独自の防水透湿素材「ベルグテックEX」採用。高い撥水・防水・透湿力を備えたワンランク上のレインウエアです。
- 平均重量:550g(メンズ), 520g(レディース)
- 耐水圧30,000mm以上(傘の約60倍)
- 透湿性約16,000g/平方メートル-24hの40dナイロンリップ素材(フルシーム仕様)で、ムレを抑え快適に保つ。
- 100回洗濯しても水を弾き続ける耐久撥水性。環境に配慮した新撥水処方。
- 収納袋付き。便利なフード内収納機能付き。
関連動画
100回洗濯しても 水をはじく、耐久撥水加工。【耐久性】
新しい撥水処方で糸の1本1本まで均一に撥水性が行き渡るような細かい加工を施しています。雨がウエアについても水玉になって生地表面を飛び跳ね、飛び散ってしまうような強い撥水加工です。
水の浸入を低減する、 驚きの耐水性。 耐水圧約30,000mm以上。【耐水性】
独自の3層構造で、長時間にわたり水圧がかかった条件下でも、水の浸入に耐えることが可能です。伸縮性にも優れ、激しい動きのなかでも雨をガード。
雨や水滴を シャットアウトしながら、ウエア内の湿気を放出。 透湿性約16,000g/m2/24h【透湿性】
分子構造による科学的原理を最大限に生かし、雨や水滴をシャットアウトしながら、ウエア内の湿気を外側に発散して、ムレを抑えます。
ミズノのWebサイトに
- いくら機能性が高いといっても、もし一着数万円もしたら、それが登山を始めるためのハードルになり得るでしょう。 だとすれば、我々がめざすべき方向性は、安全登山のために必要充分な機能性を維持しつつも、ユーザーが求めやすい価格帯で提供すること
- 登山に必要充分以上の機能性を保ちながら、他社には追随できない価格を実現しているのが、ベルグテックの大きな強み
など記載されていて、実際に多くの登山入門者・エントリーユーザーに支持されているようです。
2019年の富士登山で、ベルグテックVIをレンタルして、実際に使いました。ここ数年の富士登山ではゴアテックスのレインウェアを使っていて、久々にそれ以外のウェアの利用になりました。
2019/07/25 吉田ルート 八合目~九合目
富士登山で1泊2日使用しました。レンタル品のため、ある程度使い込まれた感がありました。1日目は五合目から山頂まで登りましたが、天候が曇りである程度の風があり、防寒のため7合目付近から着用しました。
2019/07/26 山頂の浅間大社奥宮
2日目は山頂のお鉢めぐりして下山。曇り、晴れ、雨もあり、様々な天候化である程度テストできたと思います。富士山では、雨が降っていなくても防寒用として八合目付近から着用することが多々あるため、レインウェアの透湿性は重要な性能ですが、ベルグテックを2日間着用して「これだけ透湿性があれば十分」と感じました。ムレ感がそれほど無くメーカーが高い透湿性を謳っているだけあるな、と思いました。
小雨が降ったときもキレイに撥水していました。
2019/07/26 下山途中に雨
確かに登山用のレインウェアとしては必要十分ですが、温度調節のためのフロントファスナーの開け締め、ポケットの開け締めは、もどかしい感じがありました。
ファスナー部やポケット口は、雨が衣服内に侵入を防ぐフラップ構造
ベルクロによるフラップ構造は、開ける度に、[ベルクロをベリベリ剥がす→ベルクロ剥がしフラップ開ける→ファスナーのつまみを掴んで開け締めする]の流れは、ベルクロを使用しない防水ジッパー(ミドル、ハイエンドレインウェアに採用される)に慣れた私には手間でポケットを見ての開け締めが必要でした(防水ジッパーは見なくても開け締めできる)。また、ベルクロに手袋が引っ付くのも手間取る原因となりました。
上下セットで約3万円以上になるゴアテックス等のハイエンドレインウェアと比較すると、ベルグテックVIは細部が簡素な構造(コストが抑えられた作り)ですが、それにより実売価格1万円程度を実現している、というところでしょうか。登山用としての基本は抑えられていますので、できるだけ価格を抑えてレインウェアを購入したい、という方には有力な選択肢の1つと言えるかもしれません。
※レンタルは、やまどうぐレンタル屋を利用しました。1泊2日であればベルグテックレインウェア上下セットで税込 2,500円でレンタルできます。詳しくは「【富士山向け】登山道具・装備レンタルの総合案内」をご覧ください。
サイズ感はある程度にゆったりしています。様々な体型の方でも着用できる、ある程度ふくよかな体型でも難なく着用できるサイズ感になっています。ベルグテックは、日本の大手登山用品レンタル会社のレンタル装備品として採用されていますので、使用耐久性も兼ね備えていると思います。

登山用レインウェアとして完成度の高い製品は他に多数ありますが、この性能でこの価格はなかなか見当たらず、非常にコストパフォーマンスの高いレインウェアと言えます。
以下、amazonカスタマーレビュー(メンズ、レディース)を抜粋しました。
メンズ
- 富士ご来光登山に行ってきました(2022年7月20日):夏の富士山御来光登山では富士九合目~山頂にかけて深夜3時頃に行動し、真冬並の気温と、地上ではなかなか無い強さの強風に晒されながら2時間ほど耐えることになります。時には雨も風も強く、気圧も低いので装備の不十分な人から体力がなくなっていきます。九合目をこえると下山道に入りづらいので、引き返すのはとても難しいんですよね・・・富士山着用率No.1はダテじゃないです。ストームセイバーVI、Vあわせて全色知ってると、富士吉田ルートでは常に目に付きます。
- 富士山実着(2022年7月20日):土砂降りの富士山で着用しました。雨漏りもなく、蒸れも気にならなかったです。しかし、気温が高くなるとどうかはわかりません。ポケットの中がメッシュになっているので、暑い時は通気出来るかも。
- コスパ‼(2022年10月15日):ピスタチオ Mをトレッキング、ハイキング、そして軽登山用に購入。耐水30,000mm、透湿性16,000gとあり機能性は十分。糸の太さも40デニールのナイロンリップストップ、そして3レイヤーで耐久性もありそう。100洗耐久とあり高齢者の私が雨天時の使用頻度を考えれば一生物(?)。脇ではなくポケットがベンチレーションとなっている。富士山、屋久島で使用者が多いそうだが、使用目的を考えれば納得できる。また、上下でこの価格が素晴らしい。
メンズはレビュー数895件、★4.3(2023/05/25時点)と高評価。レディース用もあります。
※ベルグテックのレインウェアは半額以下でレンタル可能。価格はページ下部に記載
レディース
- 夏山で快適!(2021年9月3日):女性、155cm、56KgでLを購入。薄着だったのでちょっとゆるかった。薄着でしか着ないのなら。Mでもよかったと思った。厚着をするようになったら、ちょうどいいかも。一日中、雨に降られたハイキングだったけど、袖口がマジックテープで、調節できるので、傘を持ってても雨が袖口から入らずよかった。フードもちょうどよかった。
- 軽くていい。(2022年6月5日):155㎝,55㎏ 着用は軽くて、らく。ナップサックで携帯する時、少しがさばるが軽くて、良い。サイズをM、MB悩んだが、MBでよかった。少し大きいが、下に厚手の上着も着られる。袖丈は手首のマジックテープで調整、ズボンの裾は紐で調整し、少し裾がふくらむが気にするほどでない。大雨では使用してないが普通の雨の時は雨粒がコロコロして反水力がある。雨で肌寒い時に防寒にもよかった。
レディースはレビュー数254件・★4.1(2023/05/25時点)。
※ベルグテックのレインウェアは半額以下でレンタル可能。価格はページ下部に記載
より詳しい解説は下記ページに掲載しています。
トレッキングポール・ストック[バランスを取りやすく膝への負担を軽減]
用意するならI字型(2本)が断然オススメです。
最近は、登山ショップに置いてあるメーカー品に比べ、ネットブランド(実店舗で置いていない、ネット専門ブランド)がコストパフォマンスに優れて、購入者の満足度も高いようです。
以下、アルミ製、カーボン製のコストパフォーマンスに優れた製品を紹介します。低価格重視の方にはアルミ製、体力に自信のない方には軽量なカーボン製をおすすめします。

用意するならI字型(2本)が断然オススメです。最近は、登山ショップに置いてあるメーカー品に比べ、ネットブランド(実店舗で置いていない、ネット専門ブランド)がコストパフォマンスに優れて、購入者の満足度も高いようです。
以下、アルミ製、カーボン製のコストパフォーマンスに優れた製品を紹介します。低価格重視の方にはアルミ製、体力に自信のない方には軽量なカーボン製をおすすめします。
DABADA 軽量アルミ製 トレッキングポール 2本セット アンチショック機能付(220g/本)

登山系の通販ランキングで長年上位にいるトレッキングポールです。2本セットで3千円程度と低価格で450,000本の販売実績があります。
- 原産国:中国
- 製品安全協会承認品(SGマーク取得)
- 新品、2本で1セットです。
- サイズ:収納時56.5cm 使用時 最長120cm
- 重量:約220g(1本)
- 素材:アルミニウム合金7075
- 付属品:取扱説明書・トレッキングキャップ, バスケット
DABADA という、登山ショップではほとんど見ることの無いメーカーですが、楽天やamazonでは、トレッキングポールランキングで数年に渡って上位に位置しています。
ある程度の製品信頼性を確保しながら、2本セットで3千円程度と非常に高いコストパフォーマンスであることが人気の背景にあるようです。ネット限定商品ですが、非常に普及しているため登山中に使っている方を見かけたことがあります。グリップがコルク製で、フィット感がよく握りやすいと思います。
ポールの長さは 最長 120cm なので、長身の方以外は大丈夫だと思います。身長の大きな方は130cm程度まで伸びるものを使ったほうが良いでしょう。(私は身長176cmで最大130cmまで伸びるトレッキングポールを使っていますが特に長さ不足を感じたことがありません。過去に120cmのを使った時は下山するときに少し短いなと感じました)
さらに、アンチショック付きなので、肘への負担も軽減されます。
近年、トレッキングポールの普及に伴い登山中にポール先端のキャップが外れ、登山道のあちこちに散乱してしまっているのが問題になっていますが、スクリューキャップで外れにくくなっているのもポイントが高いです。(ただし、このタイプはキャップなしで使い続けると岩などに当たりスクリューが徐々に削れてキャップが付きにくくなります)
約220g(1本)、2本で440gは、多数あるアルミ製トレッキングポールの中でも軽量な部類に入ります。普通の登山ショップで販売されているトレッキングポールは、同程度のものでも2倍以上の価格になるため、コストパフォーマンスに優れています。同社製品で、より軽量なカーボン製のトレッキンポールもあります(カーボンポールは1本175g/¥5,000)ので可能な限り軽量化したい方はそちらもぜひ検討されてみてください。
amazonのカスタマーレビューの中に、実際に富士山で使われた方のレビューが多数ありますので、一部掲載します。
- 短くできる(2022年8月1日):息子が富士登山に行くために購入しました。持ち運びは、折り畳みと違いリュックから出ていましたが、使用時は、二か所で長さ調整できるため、とても短く使うことができ満足だったと言っていました。
- 富士登山には必須で十分(2022年8月29日):効果について半信半疑でしたが、これがあるかないかで疲労度が全然違います。高いやつに比べると重いとかあるとおもいますが、1回で元取れるくらいのコスパだと思います。
- 良かった!(2022年9月20日):富士登山が初の山登りでしたが、何の問題も無く使用出来て良かったです!オプションの替えも付いて居て格安で良かったです!
- 富士登山用に(2022年10月10日):富士登山用に購入しました。2本入っているので、1本ずつ2人で持ってあがりました。色がスカイブルーで可愛いです。調節しやすいので、荷物がいっぱいでも、苦労はすくなかった解く時にも思います
- 4年ぶりリピート購入しました(2023年3月8日):富士登山のため購入して以来、4年間使用。その間、石鎚山や岩木山などの百名山もこのストックで無事に登頂。手入れしなかったためか、僅かに白錆が出たので、今回同じ商品を夫婦で色違いで購入。丈夫です。何度も岩の隙間にグッサリ差し込んでしまってもびくともせず。今年もダバダさんに支えられて登山を楽しみます!
DABADA 軽量カーボン製 トレッキングポール 2本セット アンチショック機能付(175g/本)
- 原産国:中国
- 新品、2本で1セットです。
- サイズ:収納時61cm 使用時 最長125cm
- 重量:約175g(1本)
- 素材:カーボン製(軽くて丈夫! 炭素繊維なので錆びる心配はありません)
- 付属品:トレッキングキャップ・バスケット(各2個)・取扱説明書
ABADAのカーボン製トレッキンポールです。アルミ製は220g/本でしたが、カーボン製は175g/本と1本あたり45g、2本持ちでは90gも軽量化できます。またポールの長さが最大125cmとアルミ製より5cm長くなり長身の方でも使いやすくなっています。ただ収納時の長さがアルミ製56cmだったのがカーボン製では61cmとデイバックだと長さが気になるサイズです。価格がアルミ製は3000円程度、カーボンは6000円程度と多少価格あがりますが、カーボン製は軽い錆びないで扱いやすいため、予算に余裕があるのならこちらがおすすめです。
レビューの中には「折れてしまった」等も散見されます、気になる方はアルミ製がおすすめです。
- こだわりが無ければアルミ製で十分(2022年7月17日):この製品を買う前に同社のアルミ製トレッキングポールを3年使用しました。正直コスパを考えたらアルミの方が圧倒的に良いです。不意の転倒により先端の樹脂ネジ部分が割れてしまい買い換えしました。商品到着後、持ってみましたが、もはやアルミとの差は感じられず普通の4時間前後のトレッキングではアルミ製で十分です。しかし10時間を超えるような登山では、数十gの差が疲労度に表れて来ますので今回カーボンにした次第です。使用後にまたレビューしたいと思います。
- 軽く、楽々登山(2022年11月17日):アルミと比べると軽さがわかります。価格も安く満足してます。
- アルミ製T字型ポールからの乗り換え(2022年12月30):10数年前に購入したT字型ポールを使っていましたが、今どきのI型ポールの2本使いを試してみたくてお試しのつもりで購入しました。これを購入する前に、レンタルでレバーロック式アルミ2本を試そうとした時は、家でパッキングしてる時点で、既に重くて山に持って行く気になれず…こちらは本数が増えても苦にならない重量なので、低山のちょっとしたハイクでも持っていくことに抵抗はありません。山での使用感は過度な力をかけたり、引っ掛けたりしないように使っている分には問題ないです。スクリューロックも事前に試したり調整しておけば使いこなせます。これで1泊2日縦走登山をしました。自分の感想としては、ポールは1本使いで十分で、高級品ではないので、もう一本は同行者に気軽に貸してあげらるのもよい点です。
より詳しい解説は下記ページに掲載しています。
サポートタイツ[筋肉痛や膝痛を軽減]
登山でサポートタイツ普及の背景

ここ数年、登山でサポートタイツの着用者をよく見かけます。体の故障を緩和する目的、体力・筋力不足を補う目的が多いようです。
私は富士山に限らずさまざまな山々を登っているのですが、ここ10年で非常に大きな変化を感じるようになりました。
まず、一つ目にI型のダブルストックの普及。
富士山には、登山初心者が毎年多く登りますが、富士登山に耐えうる体づくり(筋力)や技術(膝に負担が軽減される山の歩き方)を持ち合わせていない方が多数おられます。膝への負担や山慣れないバランス感覚を補うのにダブルストックは非常に有効であることが、様々なメディアで認知されるようになったため普及してます。(ダブルストックの安全な使い方も一緒に普及してほしいと思っています。)
そして、二つ目は、サポートタイツの普及です。
様々な山の登山でもよく見かけるようになりましたが、ここ数年、富士山でもよく見かけるようになりました。
2013/07/23 吉田ルート 五合目登山口
2013/07/23 吉田ルート 登山道で
2015/07/11 富士宮ルート 兄です、C3fit使ってます
2015/07/11 富士宮ルート九合目 女性
2015/07/11 富士山山頂 着用している女性も散見されます
サポートタイツを着用しているかは、ハーフパンツや山スカートを着ていて、膝から下はサポートタイツが露出しているのですぐに見てわかります。筋力的な理由で女性が多いかと思っていたのですが、意外に若い男性も多く、世代問わず老若男女問わず着ているように感じます。
今までにサポートタイツに関する様々な記事を読んできましたが、
- 長年登山をしてきたが膝を故障し痛みが出るが、山を登りたいのでサポートタイツを使うようになった
- 運動不足で体作りができていないのに突然登山することになり、サポートタイツを購入した
というような、体の故障を緩和する目的、体力・筋力不足を補う目的が多いようです。

富士山の登山難易度は中級以上ですが、「富士山に登りたい!」という強い想いを携え、初心者から上級者まで毎年多くの登山者が訪れます。目標達成に求められる健康・体力・筋力と、自らの身体の状態のギャップを埋めるための有効な手段として、サポートタイツが普及しているようです。
サポートタイツとは?
メリット

メーカーやモデルによって性能は異なるりますが、各種サポートタイツに共通する基本機能を調べてみました。
着圧(コンプレッション)機能
適切な着圧で加圧することで、血液やリンパの流れをスムーズにする
筋肉の動きをサポートする
運動時の余分なブレを抑制し、足のスムーズな動きを補助する。
疲労を軽減する
脚や股関節、ヒザなどの疲労や痛みを軽減してくれる
吸汗速乾
生地が汗を吸い上げ、乾かします
デメリット
加圧するので当然圧迫感がある
そもそもきつめにできているので、着たり脱いだりするのがけっこう大変
どのサポートタイツが良いのか?
現在販売されているサポートタイツで有名どころは、
- CW-X(シーダブリューエックス)
- C3fit(シースリーフィット)
- SKINS(スキンズ)
というところでしょうか。

上記3つは、山仲間が使っていたり、著名な方が登山で使っている、とかで私の耳に入ってくるブランドです。各ブランドでさまざま特徴があるようなので、インターネットでいろいろ調べてみましたが、登山用のサポートタイツとして歴史と実績があり評価が高いのは、CW-X(シーダブリューエックス)かな?と思われます。
CW-Xを登山で使った方の感想も非常に高く、ここではCW-Xについて紹介したいとおもいます。
CW-X(シーダブリューエックス)のラインナップ

CW-Xは、下着で有名なワコールの商品です。テーピングの効果を得られるウェアとして開発されました。
一人の女性社員がスキーで膝を痛め、テーピングの効果を知ったこと。関節の負担を軽減するテーピングには専門知識が必要なことから、誰でもテーピングの効果を得られるウェアをつくれないか、という発想のもと商品が生まれた。
【公式動画】CW-X|身にまとうテーピング
2023年時点で、CW-Xのタイツはサポート力の違いで4モデル展開になっています。
- ジェネレーターモデル(下半身フルサポート)
サポート部位⇒腰・股関節・おしり・ふともも・ひざ・ふくらはぎ・段階着圧 - エキスパートモデル(股関節・ひざサポート)
サポート部位⇒股関節・ふともも・ひざ・ふくらはぎ・段階着圧 - スピードモデル(骨盤前傾サポート)
サポート部位⇒腰・股関節 - コアモデル(股関節サポート)
サポート部位⇒股関節
機能的(サポート部位の数)は、
ジェネレーター > エキスパートモデル> スピードモデル > コアモデル
となっていて、価格も機能に比例しています。登山用となると、
- ジェネレーターモデル(カラダへかかる負荷を軽減したい方)
- エキスパートモデル(ひざの負荷を軽減したい方)
が該当します。メーカー公式サイトでも登山・トレッキング用途は上記モデルを推奨しています。
(※各モデルの中でも丈の長さによって、ハーフ、セミロング、ロングがありますが、登山用としては日焼け対策・求められるサポートを考慮するとロングタイプが最適で、明らかに利用者の口コミも多いですので、ロングタイプのみ紹介します。)
CW-X ジェネレーターモデル(ロングタイプ)

「ジェネレーターモデル」は、サポート機能が腰・股関節・おしり・ふともも・ひざ・ふくらはぎ・段階着圧で、下半身を守るCW-Xのハイサポートモデルです。
ハイサポートモデルだけあって、総じて、非常に効果が体感できている方が多いようですね。メンズ、レディース共に登山利用者の評価が非常に高く、みなさんほぼ五つ星です。
ジェネレーターモデルには、セミロング丈とロング丈がありますが、登山用途ではロング丈が普及しています。(登山でセミロング丈を来ている方はほとんど見たことありません)
以下、登山に使った方のメンズ用とレディース用のレビューになります。
[メンズ用のレビュー]- フィット感と密着性(2022年8月8日):登山時に使用しましたが、フィット感と密着性が抜群で非常に安心感がありました。しっかりしているが故に装着時は少々時間が掛かりますが非常に満足しています
- 登山で使いました(2022年9月27日):身長168cmサイズM。中央アルプス山行に使用。ここ10年下山すると左膝の後ろが痛み力が入りにくくなり、普段サポーターとストックを使う様になり、半信半疑で購入しました。1000m超の下りにストックと別の膝サポーターは必要ありませんでした。キツすぎず快適でした。
- 登山に使いました(2022年10月22日):いつも膝が痛くなるのですが 着用したら
ならなかったですが、腱とくるぶしの間に裾が当たった痛くなりました!裾を薄く作って頂きたいです。
※amazonには1,700件以上のレビュー付いてます。
[レディース用のレビュー]
- サポート力に感動!(2022年5月5日):腰痛、膝痛があるため少しでも楽に登山したくて購入しました。サポート力は最高です。下山が苦手でしたがこれを履いてみたらとても足腰が楽でした。
- 登山の際の膝のサポートに(2022年7月25日):山道を下る際、膝に痛みを感じる事が多かったので、購入しました。まだ使用は一度ですが、登山の当日、翌日共に痛みを感じる事はありませんでした。サイズ表ではLが合うようですが、少しサポートが緩めでしたので、Mを購入。着脱に少し時間はかかりますが、良いサポート力です。
- 足の疲れは軽減された(2022年10月19日):足首の内側縫い目がハイカットの登山靴で肌に圧着された状態が長く続いた為、紅くミミズ腫れになりました。1ヶ月経っても痕が残っています。2回目は、靴下を内側にしてタイツを外側に被せて、直接肌に触れない様に着用すると大丈夫でした。肌の弱い人は注意が必要です。
CW-X エキスパートモデル(ロングタイプ)

エキスパートモデルは、着地時の衝撃からひざを守り、サポートラインが筋肉のムダな動きを抑え、運動時の筋肉の疲労軽減が期待できます。「ジェネレーターモデル」より機能が少ない分、価格も手頃になっています。
予算を抑えて本格的なサポートタイツを試したい方は「エキスパートモデル」でも十分かもしれません。
WEARABLE TAPING TECHNOLOGY
運動時のカラダをサポートする
ウェアラブルテーピングテクノロジー。独自のテーピング原理をウェアに応用。
筋肉に沿ってウェアに組み込まれた
テーピングが筋肉のムダな動きを抑え、
運動時の疲労軽減が期待できます。エキスパートモデル3.0https://t.co/NpY3r5dmum pic.twitter.com/rwTN2Dvo3E
— CW-X (@cwx_jp) November 22, 2022
以下、登山に使った方のメンズ用とレディース用のレビューになります。
[メンズ用のレビュー]- 練習用としてジェネレーターと併用で使用。(2022年3月21日):主に登山での使用を目的として購入。
低山やトレッキング、普段の練習ハイク用にこちらを購入、サポート感や使用感はジェネレーターより軽く感じます。脱いだ後の開放感はあまり無い(ジェネレーターと比べて)と言った方が伝わるかもしれません、膝周りのサポート感もそれ程強く感じませんでした。
登山下りでヒザのサポートを目的とするならジェネレーター一択です。
アルプス縦走など1日何時間も重い荷物を持つ想定であればこちらよりジェネレーターの方が翌日の疲労感が軽減されると実感します。(南アルプス一泊2日テント泊縦走で使用)
個人的にこの薄さや手軽さが魅力だと感じている為、本番ならジェネレーター、練習ならエキスパートといった感じで使い分けています。 - 素晴らしい(2022年8月30日):登山で使用。下半身が保護されている感じです!
次にレディース用のレビューより。
- 高級なタイツ(2022年9月9日):登山用に購入しました。チビデブなので、LかMと迷ったけど…テーピングの位置がMでピッタリでした!履くときはいつも苦労しますね!でもこれを履いて登ると,足の疲労がまったく違います。換えにもう一足購入予定してます。
- 筋肉痛軽減(2022年10月18日):初めて着用して登山をしましたが、心配していた膝痛もなく、翌日の筋肉痛も軽減されていました!サポートタイツがある、無しでこんなにも違いがあるのに驚きました。ディスカウントされて格安に購入出来たのも良かったです。
- 2枚目として(2022年12月29日):登山に使用です。低身長でふくよかサイズです。10年前に購入していたものをずっと着用していましたが、さすがに伸びてきているので再購入です。型はちょっと違うようですけどこちらも満足です。どうやら、ウエストのゴムの部分が細くなり縫い方が変わったのか着脱した後の足に残る縫い目がほとんどありませんでした。私は足が太いですがあまりきついと感じられず履きずらさは感じられませんでした。こちらのいい所はテーピング機能のあるためもちろん疲れなどなくサポート機能は素晴らしいのですが肌に優しいことです。私はウエストや膝の後ろなど素材によっては皮膚かぶれを起こしやすいですがこちらは汗をそうなることがありません。
より詳しい解説は下記ページに掲載しています。
ヘッドライト[山小屋泊の方は必須]
ヘッドライトの選び方
目覚ましく進化するヘッドライト

科学技術の進化により、最近販売されているヘッドライトは高効率・高光量・高効率のLEDのものがほとんどです。
直視できないほど猛烈に明るいものも多数あり、新品の電池をセットしたら最も明るいモードでも十時間程度も光り続けるくらい高効率です。10年程度前に購入したヘッドライトをお持ちの方は、一度、最寄りのアウトドアショップで最新のヘッドライトに触れてみると、その変貌ぶりに驚くことでしょう。

約10年前のハイエンドモデルより、近年モデルの低価格版の方が数倍も明るくなってます。
登山用ヘッドライトの老舗のブラックダイヤモンド社の同じ名前のモデルで比較してみました。
- コズモ:55ルーメン(2012年) ⇒ 350ルーメン(2023年)
- スポット:90ルーメン(2012年) ⇒ 400ルーメン(2023年)












光源から全ての方向に照射される光の量を表す単位で、数値が高いほど光の量が多くなるため明るくなります。登山ではどの程度のルーメンが必要なのか?と疑問に思う方も少なくないと思いますが、私は数年に渡って最大230ルーメン(製品名:dpx-533h,2014年購入)のヘッドライトを富士登山含め使ってきていますが、これでも十分に明るいです。
富士山の山頂ご来光に伴う夜行登山においては、
- ほとんどが足元を照らすのに使う
- 周囲にはヘッドライトをつけた多数の登山者がいて拡散した光で登山道が少し照らされている
といった特殊な状況です。最大光量のハイモードではなく、少し光量を落としたミッドモードで登ったこともあります。正直、この230ルーメンのヘッドライトを使っていても十分に足元を明るく照らせます。昨今販売されているヘッドライトはこれよりもルーメンが多く明るさは十分です。それ以上に光の質・価格・機能性・軽量性などに注目して選ばれたらいいのでは、と感じます。
「NHK にっぽん百名山 富士山」(2013年)に出演された
富士登山ガイドのエキスパートの野中径隆さんによる
”登山・トレッキング用のヘッドライトの選び方”の講義
登山用のヘッドライトを選ぶときのポイントは
- LEDを使用したものを選ぶ
- 点灯時間
- 雨が降っても動作する防滴のもを選ぶ
- 照射距離、照射範囲
- 電源(乾電池 or 専用リチウム電池)
- サブLED
です。

最近販売されているヘッドライトはほとんどがLEDで点灯時間も長いため、雨が降っても動作する防滴のもを選ぶ、明るさ(照射距離)と照射範囲、電源(電池 or バッテリー)について解説したいとおもいます。
雨が降っても動作する防滴

登山の場合、雨が降る中でも使用することがあるため防滴は大切な性能です。
野外で使うことが想定されて販売されているヘッドライトのほとんどがこの防滴ですが、どの程度の雨や水没に耐えられるかは製品によって異なりますが、雨に耐えられるよう設計されているのが一般的です。
照射距離と照射範囲

登山時にはるか遠方を照らすことはあまり多くありません。大事なのは足元の照射範囲です。
昨今のヘッドライトは非常に明るく、照射距離も長いです。中には100m以上先まで光が届くものまであります。明るいに越したことはないのですが、登山時にはるか遠方を照らすことはあまり多くありません。それよりも、登山で使うときに重要になるのが足元の照射範囲です。
上の写真は、私が所有する2つのヘッドライトを比較したものです。暗くてわかりませんが、私が立って1つを頭に装着し、もう一つを手で持って頭と同じ高さに腕を上げて、下を照らしています。
左側のヘッドライトは、照射距離が100m以上あるもので明るいですが、照射範囲が局所的です。実際に登山で使ったのですが、明るいので照らした登山道の状況を鮮明に認識することができますが、どうしても次にどこに足を置けばよいのか、予測しにくく、何度も数メートル先を照らすために頭を動かさなければなりませんでした。
右側のヘッドライトは、中心部が遠望照射もできるよう光が強く、近距離の照射範囲を広げたヘッドライトです。このヘッドライトだと、足元の登山道の状況を広範囲で確認できるため、歩きやすいです。
電源(乾電池 or 専用リチウム電池)

ヘッドライトの電源が、乾電池式と充電式リチウム電池式の2種類あります。乾電池式に比べ、充電式リチウム電池式はサイズも少しコンパクトになり、軽量になります。
充電式リチウム電池式の場合は、それ専用の電池で軽量・高出力にありますが、長期間使用して電池の蓄電量が劣化した場合に買い替えの可能性がでること、登山中の電池切れ対策で同じリチウム電池を予備で準備する、長年使用してバッテリーが劣化したとき同じバッテリーをメーカーが用意しているか?など、考えさせられます。一方、乾電池式はどこでも入手できる気軽さ、交換用としてすでに持っている電池が使える、など購入後も何かと扱いやすいです。
最近では、登山用品の世界的な老舗メーカー製のヘッドライト(ブラックダイヤモンド、ペツルなど)ではリスク管理に優れた専用リチウム電池とアルカリ乾電池のどちらにも対応する「ハイブリッド型」も増えています。

使用頻度や使用環境にもよりますが、ヘッドライトは長年使えたりします。自分のスタイルにあった電源のヘッドライトを選ぶことをおすすめします。
電池式の場合、安価な電池(100均電池など)は液漏れしやすく要注意、ヘッドライトの故障の原因になります。長期保管のときは電池を抜くのが基本ですが、抜き忘れのことを考えてもメーカー製(patasonic等)の電池を推奨します。(100均アルカリ電池は液漏れ多発で私は買わなくなりました)
サブLEDは暖色がおすすめ

山小屋での夜間使用を考えると、暖色のサブLED付きがおすすめです。
メインの白色LEDの他にサブLEDといって夜中に手元をやわらかく照らすためのLEDが付いているものがあります。サブLEDが付いているもヘッドライトの方が何かと便利です。

今までにさんざん登山やキャンプや車中泊などアウトドアシーンで使ってきて、青白系は一見、鮮明で綺麗に感じられるかもしれないが、長時間つかっていると少し疲れてきます。
山小屋の消灯後はサブLEDの出番になりますが、就寝前に青白い光は、体が眠いのに照明で起こされてる感じがあります。また、テントを出るときや山小屋消灯後にヘッドライトをつけるときに、青白い光は目に刺さる感じまします。暖色系は自身にも周囲の人にも優しい色なので、サブLEDは暖色系のヘッドライトがおすすめです。
人気・おすすめのヘッドライト

登山用のヘッドライトは多数ありますが、ここではコストパフォーマンスの優れたもの、登山者から高い評価を得ているものをご紹介します。

ヘッドライトは明るさが増し、機能が増えるほど、価格も上がりる傾向にあります。ただ、高性能化に伴い安価なモデルでも昔のハイエンドモデルの性能を超えており、よほど特殊な用途でないかぎり低価格モデルでも十分すぎる性能があります。
Lepro 300ルーメン 防水 ヘッドライト(2個セット)
- スポットビーム:300ルーメン
- ワイドビーム:80ルーメン
- 色温度:6500-7500k
- バッテリー:USB充電
- 点灯時間:4~30時間
- 本体サイズ(1個入):6.3*4.5*3.5cm;本体質量(1個入):75g
- ヘッドバンドの寸法:幅2.5cm×長さ60cm
- パッケージ商品数:2個入

Amazonで売れているヘッドライト[2023年5月時点]です。富士登山に費用十分な機能と明るさ、レビュー数2600以上で星4.3評価。格安です!
Leproというメーカーは、アメリカを本拠地とした照明機器を企画販売している会社(英語の公式HPはこちら)です。ヘッドライトの性能自体は必要十分で、登山に必要な広範囲照射(ワイドビーム)、赤色ライトも付いています。バッテリー内蔵のUSB充電式なので、別途電池を用意する必要もなく、75gと非常に軽量です。
メーカー公式動画

正直、この性能でこの価格だとは圧倒的なコスパで、他のヘッドライトがなかなか太刀打ちできないですね。なぜかこのヘッドライトは、2個セット販売のみですが、それでも2200円程度(1個あたり約1100円)なので、登山メンバーとシェアしてもいいと思います。
amazonにレビューが2,625件(2023/05/19時点)あり、登山使用のレビューも複数掲載されています。
- あかるい!(2021年9月10日):タイムセールで購入、会社の夜間作業で使用前にフル充電し3時間ほど使用。highモードで4時間使用できるようですが、3時間では当然(笑)問題なく使えました。充電式を2個セットで購入したので、富士登山で、予備も考えて2個持って行ったのですが残念ながら悪天候で暗くなる前に下山使用できませんでした。が、持ち運びは、軽く小さめなので気になりませんでした。
- コスパいいのでは(2022年3月18日):値段を考えるとかなりいいと思います。バンドもしっかりしていて固定しやすい。登山で使いますが、十分な明るさがあります。バッテリーの持ちは一流登山ブランド(そもそも値段が違うので別物と言えるかと思います)のものに劣りますが、私は1-2時間持てばよいので十分です。耐久性は今のところ不明なので評価なしですが、機能については満足しています。
- とても明るいし富士登山で使いやすかった(2022年7月16日):富士山登山の夜道で使用しましたが、とても役に立ちました。とくに角度が変えられるので、角度をたまに変えて照らす範囲を前方に変更する事で、登山で下を向きがちな私の首を守ってくれました。災害対策としても役に立つと思い、充電後に災害時用のバッグにも入れています。2個セットなのも良いポイントでした。

1個だけでいい、という方は、少し光量が150ルーメンに落ち、機能も少なく(ワイドビームが無い)なりますが、類似のヘッドライトもあります。
Energizer ヴィジョンHDフォーカス HDD323
- 材質:ABS
- 電源:電池式
- 防水性能:IPX4
- 商品重量:53 グラム
- 取り付けタイプ:ハンドルバーマウント
- 商品寸法 (長さx幅x高さ):5.9 x 3.6 x 4.9 cm
- 輝度(ルーメン):400

ライト・電池のグローバルメーカーEnergizer(エナジャイザー) の400ルーメンヘッドライト。富士登山に必要な機能あり、電池式とバッテリー式の2タイプある。
メーカー公式動画
電池式は単4乾電池3本必要(お試し用電池付属)で53g(本体重量)+40g(単4電池3本)で総重量は93g程度になります。USB充電式は総重量80gです。ただ、実売価格が1000円程度差があり、電池式でも十分に感じます。

より高光度な電池式好きな方におすすめです。登山時はデジタルフォーカスで照射範囲を広く調整した方が良いですね。
- 富士山に登るときに使った(2022年5月31日):弾丸登山なので、急いでこっちの商品を購入しました。夜の登山道では明るさは十分だと、電池なので、交換になっても予備電池があれば困らないです。
- 夜の登山でも見やすく疲れない(2022年8月18日):夜の登山という、ライトの性能と信頼が求めらる環境においての使用です。程良い拡散照射と白色の色味は長時間使用でも目が疲れません。角度調節が絶妙で登りと下り、どちらも重要な足元から5mまでをキチンと狙えます。光量は必要最低限を確保しています。もうちょっと欲しいですが。価格を考えると良い製品に出会えました。尚、別の500円で買ったノンブランドは、一点集中で目が疲れますし光量不足でした。
電池式
USB充電式
より詳しい解説は下記ページに掲載しています。
ザック・リュックサック[肩への負担を軽減・背中蒸れにくい]
厳選おすすめのザック

今まで様々なザックを背負ってきた経験を元にレビューします☆
今までにいろんなザックを背負ってきました。以下、実際に登山で使ったことあるザック(自己所有&友人から借用)です。
- モンベル キトラパック40 (日帰り・1泊小屋泊まり登山)
- ドイター エアコンタクト75+10 (4シーズンの縦走登山・アイスクライミング)
- グレゴリー トリコニ60 (友人から借りた)
- バーグハウス アリート45 (友人から借りた)
- アウトドアリサーチ ドライコンプリッジサック 31L (アイスクライミング・沢&水遊び用)
- パタゴニア ブラックホールパック32L (日帰り登山・普段使い)
- オスプレー バリアント37 (日帰り・雪山・アイスクライミング向け)
- ミステリーランチ スクリー32(1泊&日帰り登山・普段使い)
それ以外にも、実際に買う前に背負ったザック(ミレー、マムート、マウンテンダックス、カリマー、オスプレーなど)は数知れず。それだけ背負うと、背負っただけでいいザックかいまいちのザックか少しわかってきた気が?します。

自宅近くのアウトドアショップ・スポーツショップで富士登山向けのザックを実際見てきました。メーカー品のザックは2万円代のものも多く、全体的に価格上がっていて驚きました。
ハイシェラ コルツ30(おすすめ!)
雨蓋式のアウトドア用バッグCOLTS。ウェストベルトの大きなポケットはスマートフォンやデジタルカメラの収納にも便利です。別売りのマルチケースやパデッドスクエアケースを取り付けることが可能で利便性を向上させることも可能となっており、フロントポケットにはレインカバーも内蔵されています。High Sierra(ハイシェラ)は、良質かつ手頃な価格で製品を提供することをモットーとするアウトドアアドベンチャー/ライフスタイルブランドです。壮大なシェラ・ネバダ山脈からインスピレーションを受け、製品をデザイン・開発しています。
- 重量:1300g
- 容量: 30L
- 35W×65H×23Dcm
High Sierra(ハイシエラ)はサムソナイトが展開するアウトドアブランドです。アウトドアショップで見慣れないこのザックを発見。ハイシェラ?どこのブランド?ショップのPB商品?と思いタグ見るとサムソナイトのブランドと記載あり。また他メーカーが2万円代の中で目を引く低価格だったので、ちょっと大丈夫か?まあ、試しに背負ってみるかと5キロの重り入れて背負ってみたところ・・・なんだこれは、ちゃんとした背負い心地も良好なザックじゃないか!と驚きました。 他メーカーの2万円台のザックに比べると、1~2世代前の部材使ってますが、シンプルな1気室で背負い心地もしっかりしていて癖もありません(カリマーリッジに近いかも)。
ザック自体は非常にシンプルな作りで、細かな部品もそれほどお金かけてない感じです。(2万とかのザックはメーカーこだわりの部材が使われていますが、このザックは一般の汎用部品・部材を組み合わせて使っている感じです)
ザック底部は、上の写真のように少し細くなっていて、ザックを地面においても自立しませんが、この形状のほうが荷物の重さが体に近くなり、最近のザックでもよく見られる形状です。
全体的に見た目も良く、背負った感じもビシッ!としていて、カッコイイです。
それで実売価格は他メーカーの約半額。驚きました!
しかも、ザックカバーも付いてます(ただ、底の水抜き、飛び防止のベルトは付いてませんでした、まあこの価格ですので)
- 値段以上(2021年12月2日):安かったのでそこまで期待してませんでしたが、値段を超える物だと私は思います。背面の骨が割としっかりしており、少ない荷物でもしっかりと形を保て、腰と肩ベルトも長さ調節のほかに引きつけ用の調節も付いており、同価格帯の物の中では大当たりかと思います。このクラスの容量は3個目ですが今ではこいつしか使ってませんし、ダメになるまでこのクラスは買う事は無いです。
- 服に色移りが!(2021年12月20日):とても素敵なザックで重宝しています。汗をかくと服に色移りするので気をつけてください。
- 低価格でも使えるザック(2022年10月26日):登山用のバックを1万円以下で探してる方には、かなりオススメ。2万円前後の商品と比べると流石に生地、性能は劣りますが、ハイドレーションが使えてレインカバー付き。トレッキングポールも装着出来て普通に使える。登山用のザックとしての機能は必要最低限押さえているし、雨蓋タイプなのも使い易い。デザインもグレゴリー の傘下だけあってシンプルで変に安っぽくないのが良い◎ 4時間前後の日帰り登山とかなら、これで充分。
- ハイシェラ??(2023年1月19日):手頃な値段だし、商品画像を見て良さそうではあるけど、「ハイシェラ」って聞いたことないなというのが第一印象。ところが調べてみると米国では名が知れて、スーツケースでも有名なサムソナイトのグループでもあることが分かり、ならば大丈夫だろうとポチってみました。(本来は試着してから買うべきですが・・) 山歩き歴は10年以上、日帰りハイク用のザックを新調したくて購入に至りました。まだ山では使っていませんが、少し離れたスーパー(片道30分)から米10㎏を担いでみた感想は以下の通り。
・30ℓのザック単体としては少し重い部類だと思いますが、ウェストベルトがしっかりしており腰で担げてあまり荷物の重さは感じませんでした。(ちなみ身長180㎝で標準体型です)
・手頃な価格ですが作りはとてもしっかりしており、質実剛健という表現が合うのでは。
・一気室なので荷物の出し入れはし難いかも。とはいえ考えてパッキングすれば問題はないかと。
・底面が平ではないので何かに立てかけないと自立せず、それも荷物の出し入れのし難さに繋がっています。
・長時間担ぐと背中が蒸れるかも!? ですが、日帰り用なら許容できる範囲かな。
・容量は30ℓとのことですが、それより少なく感じました。

久々に掘り出しものザックを見つけたと感じました。amazonに複数のレビューあり、評価も高いです。この背負い心地でこの価格はちょっと驚きです。手頃な価格でちゃんとしたザックが欲しい方におすすめです☆ 細かな不満レビューもありますが、大手メーカーザックの半額以下の価格ですので、それも踏まえて検討されると良いと思います。









ミステリーランチ スクリー32(安くはないけど、おすすめ!)
- 重量:1.3kg
- 容量:32L
- 3辺サイズ:56cmx29cmx23cm
- ハーネススタイル:フレーム搭載

ウエストベルトが(慣れれば)簡単に取り外せるので、登山とタウンユースを兼用したい方におすすめです☆ 重量1.3kgとタウンユース用としては少し重いですが、背負心地は抜群で、非常に使い勝手が良いです。最近はこのザックばかり使ってます♬
10通りの使い方ができる多目的パック。アウトドアから旅行、タウンユースまで幅広く便利に使いたいユーザーの期待に応えるミドルサイズのデイパックです。スクリーは、日帰りのトリップから限られた装備で挑戦する数日のミッションにまで対応するリュックサックです。ミステリーランチ独自のヨークは、ユーザーに最も快適なフィットへ素早く簡単に調整できます。
ミステリーランチ独自の3ジップデザインを採用したスクリーは、ハイキング中も装備を簡単に出し入れできる中型のテクニカルデイパック。ほとんどのアウトドアアドベンチャーに対応できる理想的なキャパシティを備えた多目的なパックです。長い1日に十分な水を運べるようハイドレーションシステム対応で、ウォーターボトルにアクセスしやすいポケットも付いています。トップリッドとウエストベルトに配された大きめのジッパーポケットには、細々とした必需品をまとめることができます。
近年の富士登山では、オスプレー バリアント37(日帰り・雪山・アイスクライミング向け)を使っていて、日帰り登山でもたまに使っていましたが、雪山対応のザックのため作りがガッチリしていて日帰り登山にはオーバースペックでした。でも背面フレームなしのデイバックだと軽登山でも肩に重さが乗って疲れるので、「背面フレーム入りでもっと気軽に軽登山と日常使いを兼用できるザックはないだろうか?」と探して購入したのが、この「ミステリーランチ スクリー32」です。(ミステリーランチはアメリカのザックメーカーで、米軍の特殊部隊用も制作しているようで、機能性と背負心地は非常に良いです)
「スクリー32」の特徴としては、
- 容量が日帰り~1泊山小屋泊の登山に対応可能な32リットル
- 背面にフレームが入っていて腰で背負える
- 背面長を簡単に微調整でき、背中とフレームのフィット感を実現できる
- 背面フレームが屈曲する構造で前傾時にもフィット感(身体との一体感)がある
- 開け締めが簡単なジーパー式
- ウエストベルト(ヒップベルト)が容易に取り外し可能
- 軽登山とタウンユースを兼用できる
というところでしょうか。今回始めてミステリーランチのザックを購入しましたが、前評判どおり(ミステリーランチ背負いやすいよ、という話は数年前から耳にしていた)よく考えられた高機能ザックです。
ジッパー式でかなり大きく開くので、荷物の出し入れがかなり楽でした。
詳細な説明は下記動画をご参照。
実際使って気になった点もいくつかあります。
- ①登山でレインウェアをちょっと入れておけるような外側のポケットが無い
- ②タウンユースにはちょっとゴツい?
- ③荷物の重量が増えると、屈曲する背面フレームの影響で肩に重さがかかってくる
①は富士登山で使って感じたのですが、このザック外側にレインウェアや防寒着を一時的に入れておけるポケット(挟み込む場所)が無いです。
雨が降ったり止んだりの天候の場合、気温が高いとレインウェアを着ていると暑いので、脱いだりするのですが濡れたレインウェアを一時的に挟み込むようなポケットがなくて、どうしようかとなりました。しょうがなくザック内にしまいましたが濡れているものはできるだけ入れたくないので、外側にポケットが欲しかったです。別売品で後付け可能のようですが、どうしようか検討中。
②「タウンユースにはちょっとゴツい?」は、背面フレームとショルダーベルト(肩にかかるベルト)がガチッとしているため、ウエストベルトを取り外しても普段用で使うにはオーバスペック感あります。
③「荷物の重量が増えると、屈曲する背面フレームの影響で肩に重さがかかってくる」は、このザックの背面プレートは真ん中付近で屈曲する構造なのですが、背中へのフィット感が良い反面、ザックの荷物が重いとその重さでザック自体が少し屈曲して重さが逃げて徐々に肩重さが乗ってきてしまいます。一般的な日帰り&山小屋泊装備だけなら問題ないですが、一眼レフカメラなど重いのが入るとちょっと背負心地が悪化してきます。
amazon等にレビューも複数付いていますので、ご参考に☆
- 細かいところでアーバンアサルトより良くなっている(2022年8月30日):トップカバーのポケットが2つになって使いやすい。フレームが背中に沿う様に湾曲しているのでぴったりとフィットする分疲労感が軽減される(代わりに夏場はやや熱が籠る)。ウエストベルトは分割式になっているので必要がない時は外しておける。両サイドにあるインナーポケットのファスナーが無くなっているのが少し残念。キャリアーをつけたくないバイクに乗るときはこれしか無いと思う。控えめに言って最高。
- 1day登山によい。(2023年1月8日):もっぱら低山のハイキングが趣味で、オスプレイの22Lを愛用しています。冬場は登りでアウターもミドルレイヤーも脱ぐことが多く、ザックが窮屈なので32Lの本製品を購入。担ぎやすく気に入りました。オスプレイは背部がメッシュになっているので本製品で夏場がどうなるかはこれから確認です。細部の作りも良くいい製品だと思います。
カリマー リッジ30プラス Medium
様々なトレッキングスタイルに対応するカリマーの定番中型リュックサック。背面システムには、3Dバックパネルを内蔵し、フィット感と安定性を高めています。
- Volume 30L+
- Weight 1,490g
- フロントポケット、ハイドレーション対応、ワンドポケット、ポールキャリア付き、レインカバー付き
カリマーはイギリスのザックの老舗メーカーで、リッジは日本でも人気のザックになります。このザックを一文で表現するなら「バランスの良い万能ザック」というところでしょうか。背負心地、機能性、デザイン性のバランスが良く、「登山用のザックを探しているなら、まずこれを試着してみては?」と言いたくなるようなザックです。
5Kgの重りを入れて背負ってみました。2022年に発売された現行モデルもカリマーのザックだなー、といった感じで、背負心地に癖がなく、背負ったときのバランス、フィット感も優れていて、万能選手といった印象です。フロントにあるオープンポケットが便利そうです。ただ、ザック内部へのアクセスが上部のみで、サイドなどからジッパーでアクセスできたらもっと使い勝手が良さそうと感じました。

サイズは、女性向けのSmall、平均男性の身長向けのMidiumあります。人気製品なので、スポーツショップ等でも置いてる可能性高いです。背負い心地がニュートラルで癖がないので、お店で試着する場合はまずこれからがおすすめです☆ また、ネットでは旧モデル(カリマー リッジ30、名前に”プラス”が付いていない)が値引きされてい販売されています。
グレゴリー ズール30&ジェイド28
- ショルダーハーネスのサングラス収納用クイックストウ。パックを背負ったまま、すばやく安全かつ傷をつけずに、サングラスの取り扱いができます。
- フロントのメイン開口部は上から下まで開くU字ジッパー式で、キャンプでは荷物の出し入れが容易にできる専用設計のレインカバー付き。雨蓋の裏のジッパー式ポケットに収納され、すばやくアクセスができます。
- 携帯電話やコンパクトカメラを収納できる特大ヒップベルト・ポケット。
- 両サイドに伸縮性のメッシュサイドポケット
- トレッキングポールやアイスアックスを固定する調整可能なアタッチメント・ループとフックアタッチチェストストラップは、ホイッスルを兼ねています。
-
[重量]
ズールSM/MD 28L 1.19kg
ズールMD/LG 30L 1.21kgジェイドXS/SM 26L 1.16kg
ジェイドSM/MD 28L 1.16kg
2019年に、グレゴリーのズール(メンズ用)&ジェイド(ウィメンズ用)がリニューアルされました。特に”フリー・フロート・サスペンション”と呼ばれる背面の作りが秀逸です。
新しいフリー・フロート・サスペンションは、背面長を調節可能にし、しかも、フレームにテンションをかけることで通気性を高めたバックパネルを使用しています。これは、フィット感と通気性を両立する革命的な手法です。
詳しくは、下の公式動画を御覧ください↓
5Kgの重りを入れて背負ってみました。体へのフィット感が柔らかく抜群です。気になるのはサイズ感。最近流行りのザック全般に言えることですが、軽量化のためにショルダーストラップが短めになっていて、ズール、ジェイド共に、体格(背面長)に合わせて、SM/MD、MD/LGの2サイズありますが、これを選ぶならサイズ感の確認が必要です。
ドイター フォーチュラ30
ハイキングに新たな快適性をもたらすライトウェイトで機能的なトップローダー式パックです。行程の長めのデイハイクやトレッキングに適しています。エアコンフォートセンシックの背面メッシュは通気性が高いだけではなく、ヒップフィンと組み合わされ従来以上の快適性をもたらします。二気室構造ですが、ジッパー式の仕切りのため、一気室のように使うこともできます。
- メイン素材: 210D ナイロン RECYCLED, 600D ポリエステル
- 収納可能サイズ: 31~40L
- 留め具の種類: ドローコード
- 容量: 32L
- 重量: 1440g
ドイターは100年以上リュックを作っているドイツの老舗メーカーで、フューチュラは長年リニューアルされていて、最近では2021年に新しくなりました。
5Kgの重りを入れて背負ってみました。ドイターのフォーチュラはカッチリした背負い心地で、グリゴリーのズールよりは硬めで、カリマーのリッジに近いかもしれません。特に腰のハーネスを装着した時に背面パッドが当たっている感じがあります。結構これは好みですね。

フォーチュラ32はザック下部のジッパーからも内部にアクセスできるので使い勝手は良いです。背負い心地が気に入れば機能性は高く、おすすめのザックです。amazonには結構レビューが書かれていますので参考になると思います。
(amazonの方が価格が安かったです。)
より詳しい解説は下記ページに掲載しています。
帽子・ハット[紫外線対策]
各メーカーの登山用ハットとおすすめの紹介
登山用で販売されているハットは、どれもある程度の機能性を持っています。デザインで選ぶ方も多いので、各メーカーごとに紹介したいと思います。
ザ・ノース・フェイス ホライズンハット(男女兼用)
アウトドアシーンにマッチする日よけアイテムとして、THE NORTH FACEで高い人気を誇るホライズンハットです。UVケア(UPF15-30、紫外線カット率85%以上)機能をもち、頭囲にぐるりと配置したベンチレーションメッシュパネルで通気性を確保。取り外し可能なあごストラップ付き。薄くて軽く、持ち運びも便利です。
- 【Fabric】<本体>NORTHTECH Cloth Eco(ナイロン100%)<メッシュ部>ポリエステル100%
- 【Function】 ベンチレーションメッシュパネル/サイズ調整機能付き/取り外し可能なあご紐
- 【原産国】 ベトナム
- 【Size】 S、M、L、XL
- 【備考】 適合サイズ(頭周り):S(54~56cm)、M(56~58cm)、L(58~60cm)、XL(60~62cm)
つば長さ:(前後)7cm、(左右)7.5cm
ホライズンハットは、色の使い方が上品でデザインが優れていて、ノースフェイスのハットをかぶると不思議と若々しくみえます。今までに様々なメーカーのハットを試着しましたが、非常に良く出来ています。ノースフェイスのハットはデザイン性、かぶりやすさ、機能性すべてが優れています。見た目が似ているハットは多数ありますが、他メーカーに比べてかぶったときに違和感が少ないです。ノースのハット作りの縫製技術が高いように感じます。ホライズンハットは、発売からノースフェイスでも人気商品のようです。発売から数年経過していますが、登山を含めたアウトドアで活躍する定番ハットと言えるでしょう。
2016年6月に、このホライズンハットを妻が買いました。関東の登山ショップ店で、さまざまなメーカーのハットを試着し、最終的にこれになりました。決めては「かぶったときにかわいいから」。
色はバーントオリーブです。
頭囲にぐるりと配置したベンチレーション。内側はメッシュで、通気性を確保しつつ、虫が入らないように工夫されています。
後ろで締め具合を調節できます。
購入前に、「少しきついピッタリのサイズか、ワンサイズ上の少しゆったり目のサイズのどちらがいいかな?」と聞かれたので、「長時間つけ続ける帽子は少しゆったり目がおすすめ。きついとかぶるのが嫌になる。キャップはあご紐が無いため強風時のことを考えるとできるだけジャストサイズが良いが、ハットはあご紐で固定できるので、飛ばされる心配もない。」と回答しました。
その後、登山や日常で使っていますが、頭心地が良く、デザインも良く、満足しているようです。「内側のメッシュの通気性(群れにくさ)はそれほどでもない」(あれだけ内側にメッシュ使ってるが見た目ほどではない)と言っました。妻の購入後、子供用の帽子も探していて様々検討しましたが、ホライズンハット キッズの構造&デザイン共に優れていて購入しました。
ツバが大きく、重宝しています。子供も嫌がらずにかぶっていました。
購入して数年経過してますが、まだ現役で使ってます。因みに、2016年に購入した構造と2023年販売モデルではカタログスペックもほぼ一緒ですし、実物も店舗に確認しましたが同じ作りになってると思います。
ホライズンハットは複数の種類がある
2023年時点で、ホライズンハットには、
の4種類あるようです。
2023年は通常のホライズンハットは8色展開になっていますが、すべてユニセックス(男女兼用)です。サイズ展開がSからXLまでと広いのも魅力です。(XLが無いハットも多いので貴重です。ホライズンハットはスポーツショップ等でも置いていることが多いですが、XLサイズはあまり置いていないかもしれません)
- 概ね満足(2021年9月5日):富士山へ登山のため買いました。風が強く、帽子が飛ばされると思いましたが全然そんなことはありませんでした。通気性もよく、程よいツバの長さで非常に良かったです。残念というか、使い方の問題ですがヘッドライトと併用はできないと思います。私はこの帽子一つしから持って行かなかったのですが、風が吹くたびにヘッドライトにかかって別の帽子をもっていけばよかったと思いました。
- 登山に(2022年6月23日):登山の日よけに購入、しっかりして日よけも折りたたみにも便利です。
- やっぱり王道、無難です(2022年6月3日):ブリマーハットとホライズンハットで悩み店舗で比較してホライゾンハットに落ち着きました。・・・同様な商品は他ブランドではもっと高いことも珍しくないこともあるので満足度は高いです。
- 通気性が良い(2022年12月3日):これまで、化繊のペラペラの物(襟ネット付き)を使用していましたが、通気メッシュが入っているこちらの商品に変えました。登山で使用していますが、蒸れないので快適です。骨格ストレートなので、本当はキャップの方が似合うけど、日焼け対策を考えたら、やはりハットがベターですね。ストラップの留め具が、やや扱いづらいです。あと、もう少し軽量化して頂けたら嬉しいです。

amazonではホライズンハットのレビュー数が 2,400以上あり、在庫のある旧カラーも値下げして販売されているようです。
(モデル、色やサイズ、旧カラーなどで価格変わります。amazon、楽天共にレビュー数多いです)
ザ・ノース・フェイス ブリマーハット
ザ・ノース・フェイス ブリマーハット
- 【Fabric】 <本体>NORTHTECH Cloth Eco(ナイロン100%)<メッシュ部>ポリエステル100%
- 【Function】 通気性に優れたメッシュパネル採用/変形自在のワイヤー入りバイザー/両サイドにバイザー留め用スナップボタン/取り外し可能なあご紐
- 【原産国】 インドネシア
- 【Size】 S、M、L、XL
- 【備考】 つば長さ:6cm
2018年夏、登山(もちろん富士登山も)と日常使い用を兼ねられる通気性の優れ蒸れにくいハットを求め、都内の主要登山用品店を歩き回りました。ホライズンハットは適度なツバの硬さとデザイン性に優れ、コンパクトに収納できる非常に良くできたハットで、他メーカーも同様の構造のハットを発売するほど人気商品ですが、もう我が家に2個あるので、なにか違うハットは無いかな?と雑誌やネットで調べて探していました。様々メーカーのハットを被りましたが、自分の頭のサイズがXLで合うハットが限られていること、デザインがいまいちだったり、デザインに優れていてもツバの強度が弱すぎたりで、なかなか納得できる製品が見つかりませんでした。そして、ぐるっと一周して最初から候補だったブリマーハット(アーバンネイビー、XL)を購入しました。
ツバ全体がある程度のコシがあります。(ホライズンハットより硬い)
カウボーイ風にもできます。(登山で使う場面は?ですが)
ハット上部グルーっと一周メッシュになっているため、通気性が高いです。
しかも、このメッシュは2重になっていて、中が透けにくくなっています。坊主の人は透ける程度のメッシュだと頭が日焼けしてしまうというレビューを読んだことがありますが、ブリマーハットは2重になっているので通気性は1枚より落ちるかおしれませんが、頭部焼けしにくそうです。
頭と密着する内側部分がタオル生地のようになっているため、かぶった時の肌当たりも優しいです。
あご紐も着脱可能です。
ブリマーハットの優れた点は、上記の黄緑色の部分に細いワイヤーが入っていることです。このワイヤーのおかげでハットをかぶったときの細かくツバの形状を整えることができます。また、ワイヤーは適度に柔らかくハットを4つ折りなど小さく折りたたのも阻害しません。
実は最終選考まで残った他メーカーのハットはこれが無くて落選になりました。ある程度ツバの硬さがあると、折りたたんだときの癖が付きやすく、ワイヤー等が入ってないとその癖が取れません。ブリマーハットはこの適度な硬さのワイヤーのおかげで折り癖があっても、手で簡単に修正できるので、ツバが視界を阻害しません。
様々なメーカーのハットを見ると、改めてノースフェースのハットが本当によくできているな、と実感しました。
2018~2022年の富士登山で使用しました。
この日は天気が良く、風もそこまで強くなかったため、メッシュによる風抜けはそれほど体感ありませんでしたが、確かに蒸れてこもった感じがそれほど強くなかったと思います。個人的には、メッシュによる蒸れにくさより、ツバのワイヤーが秀逸で、視界の確保の調整がしやすかったです。
以上、2018年に購入したモデルのレビューですが、2023年モデルもメーカー記載のスペックが一緒と思います(カラーのラインナップが変わったくらいかと。もし少し違っていたらごめんなさい。)ハット選びで迷っている方、ぜひブリマーハット試してみてください☆ 普段遣いにも秀逸で、よほどの雨でない限り、メッシュからの雨の侵入も気になりません。
ブリマーハットもユニセックス(男女兼用)です。
- 通気性よし、日陰もよし(2021年6月24日):以前購入した外国製の少し安いものは自転車に乗るとつばが目にかかって運転できない、なんか浅くて頭に合ってない、ということで悩んだ結果これを購入しました。自転車にのってもつばはバサバサせず運転に支障ありません。つばの上にあるメッシュのせいか登山途中でも脱ぎたいような暑さは感じません。大雨の登山でもつばのおかげで顔がびしょぬれになることもありませんでした。毎回汗をかくので手洗いしていますが全く支障なく使えています。お値段はやはり嘘をつかないと思います。
より詳しい解説は下記ページに掲載しています。
靴下・ソックス[吸汗・防臭・靴ずれ防止]
登山用の靴下選びは、登山靴とのバランスが重要です。
登山用の靴下は、
- 登山靴と足との空間を埋めて靴擦れを起こりにくくする
- 歩行時の衝撃をやわらげる
- 吸汗発散する
といった役割・機能があります。
千代治のくつ下 ドラロンウールト レッキングソックス【おすすめ!】
- 国産の本格的なトレッキングソックス(登山用靴下)。綿以上の吸湿・速乾性を持つドラロンウール(アクリル90%・ウール10%)を95%使用。
- 足の蒸れと冷え・寒さを防ぎます。汗を素早く乾かしてサラサラと気持ちいい履き心地。ハードな山歩きにも対応します。
- 底が厚手でクッションがあるので、足への衝撃を吸収します。パイル構造で破れにくく、パイルが脛まであり登山靴と当たる所をカバーします。
- 登山やハイキング等のアウトドアだけでなく、冬の寒い職場や外仕事など冷え対策にも使えます。足の甲の部分に「CHIYOJI」の刺繍が入っています。
- 【素材構成】: 90% アクリル, 10% ウール
私は肌寒い季節には、登山用のソックスを普段履きするのですが、普段履きにウールの登山ソックス使うのは少しもったいないな、もう少し手頃な物はないだろうか、と探していた所、通販サイトでみつけたのが、日本メーカーの千代治のトレッキングソックスです。
2017年4月に初めて購入し、寒い時期はほぼ毎日履いているため傷んできたため、2019年1月に2度目、2021年に3度目の購入しています。普段履き&日帰りの登山で何度も使用しています。
繊維がドラロンウール(アクリル90%・ウール10%)95%・ポリエステルポリウレタン5%と、ほぼ化繊割合が多いため耐久性はかなりあります。
パイルもかなりしっかりしています。何度も洗濯してますが、徐々に毛羽立ちますがそれほどでもありません。クッションのパイルもほとんど潰れません。日本メーカーなので製造技術が高いのかもしれません。気になる防臭性も日帰り登山ではほぼ臭いしません(防臭性はウール混紡割合の多いスマートウールには劣ります)。
主に日帰り登山でこの靴下を履くことが多いです。日帰りは千代治の登山靴下、1泊以上&雪山はメリノウールの混紡割合の多いソックス、というように使い分けています。千代治の登山用靴下を使い始めて5年以上になりますが、非常に履き心地良く耐久性があり、寒い時期は普段履きとしても使っています。何度も使うと毛玉が付くので、毛玉取り機でメンテンナスしています。登山用靴下として価格が手頃ながら完成度が高く、amazonや楽天で高評価なのも納得です(^^)
価格は2足で¥2,420、1足あたりは約1,210円と手頃ですが、1足のバラ売り無く、2足単位の購入になってしまいます。メンズ用、レディース用共にamazon・楽天のカスタマーレビューが非常高いです。

富士登山や頻繁に日帰り登山する方、秋冬春用の普段使いできる暖かい靴下をお探しの方に非常におすすめです。カラーバリエーションも豊富です。人気で生産が追いついていないのか、度々在庫切れになります。
- リピート購入!(2022年8月26日):登山用に購入しました。汗を吸ってくれて、とても快適でした。生地も分厚くて、明日疲れにくいです。とても暖かいので、冬は足が冷えないように毎日家で履いてました。本当に快適。履きすぎてボロボロになったので、リピート購入しました。とても良い商品をありがとうございます!!!
- 買ってよかった(2022年9月17日):富士登山用に購入。生地もしっかりしていて温かく、デザインもかわいいし、お値段もお手頃なので買ってよかったです。
- 蒸れにくく乾きやすい(2023年4月13日):これまで評価の高い FITS ヘビーラグドブーツを利用してきたのですが,いったん濡れると乾きにくいという欠点がありました。そこで,試しにこの靴下を購入。GWに100 km 近くのロングトレイルを楽しみましたが蒸れはなく快適でした。この間,激しい大雨で登山靴が完全浸水しましたが,この靴下は乾きやすいです。また,化繊はマメができやすいという欠点がありますが,ロングトレイルの5日間で足に違和感を覚えたことはありませんでした。厳冬期は試しておりませんが,それ以外の季節は千代治の靴下です。
(※「千代治 トレッキング ソックス」はネット販売のみで、登山用品店では置いてません。)
より詳しい解説は下記ページに掲載しています。
登山靴[防水・転倒防止・足首の捻挫防止]

富士登山にも適していると思われる各メーカーの代表的な登山靴・トレッキングシューズをご紹介します。
登山靴はお店で試着して購入するのが基本です。しかし、首都圏なら登山専門店が多数ありますが、地方になると限られるか、品揃えも限られるかもしれません。(購入者レビューがある程度あることから、意外と登山靴を通販で購入している方もいるようです)そこで、私自身が試着してこれは、というおすすめも掲載しておきますので、登山靴選びの参考にしてみてください。
登山靴を通販で購入する前に大切なこと
サイズは普段の+1cmを選ぶ。例えば足が26.0cmなら27.0cmを選ぶ
理由:下山時に傾斜を下るとき多少足先が前にずれるのですが+1cm程度の余裕を持つことにより、つま先が靴の先端に当たることによる痛み、爪割れ・内出血を防ぐ。
普通の靴が合わない人は要注意です!
理由:スニーカーなど普通の靴を履いて、なかなか足が合わない方は要注意です。多くのメーカーが日本人の足型で作っていますが、それから大きく違っている可能性が高いです。店舗で試着して購入するのが無難です。
シリオ(管理人一押し)

シリオは日本人の足型にあった靴を作っている登山靴専門メーカーです。基本的な作りが良く、値段は少々しますがぜひ試してみて欲しい靴です。
シリオ(SIRIO) P.F.302 (メンズ&レディース) 片足 580g(26.0cm)
ハイキング入門者のみならず、尾瀬等の日帰りハイキングや軽装備の山行等のライトトレッキングの信頼できるロングセラーの登山靴です。ゴアテックスのライナーを装備し、ナイロンメッシュ・タングで通気性、マルチダイレクション・アンクルフレックスで足首の動きやすさと適度なサポートを両立しています。日本ブランド「シリオ」が開発した幅広の「3E+」のラストが採用されています。
この価格帯で、完成度の高い登山靴です。もちろん、富士山にも最適です。平均的な日本人の足型の方にぜひ試着してみてほしい一足です。幅広3Eで作っていますが、足先まで紐がありフィット感を調整できます。
確か2013年に私の兄と登山ショップへ靴買いにいったとき、いろいろなメーカー試着して最終的にこれを選びました。その後もこの登山靴で足が痛くなることもなく絶好調でした。
- (2022-11-13)4000円くらいの安価なものしか使ったことがなく、初めて本格的なシューズを履きました。やはりチープなものと比較すると歩きやすいですね。
- (2022/12/10)sirioは甲高幅広の自分にはピッタリでした。また購入したいです。
- (2023-05-06)早速、足慣らしに近場の山を歩きました。5時間ほど歩きましたが、靴擦れも無く、快適に歩けました。いい買い物が出来ました。
(楽天の方がレビュー数が多いです)
キャラバン(人気&定番)

キャラバンは創業65年の登山靴メーカーです。足型の守備範囲が広く、足型がバッチリ合うというよりは、それとなく誰でも合うような作りになっているのが特徴です。
C1_02s (メンズ&レディース) 重量: 約590g(26.0㎝片足標準)
履き口まわりに柔らかな生地やクッション材を採用し、足首を優しくホールド。 指先まわりはゆとりを持たせ、アキレス腱部分は足首が動きやすいように浅めにカットするなど、つま先部分にはTPU樹脂カップを採用し、指先をしっかりと保護。 さらに、悪路でもグリップ力を発揮するキャラバントレックソールや、着地時の衝撃を吸収するインソールクッションシステムなどで歩行性能を高めた、キャラバンシューズの顔とも呼べる人気モデル。
登山入門者が使いやすいように設計された、キャラバンシューズの代表的なモデルです。このモデルは登山ショップなら必ず置いてある、といってもいい登山靴です。指先がゆったりしています。ただ、足先まで靴紐がないため、ゆったり加減は調節できませんが、それだけに足入れしやすくなっています。あらゆる形状の足でも包有できる万人のための初心者向け登山靴というところでしょうか。価格も控えめで手ごろです。低予算でそれなりにしっかりした登山靴をお探しの方におすすめです。

ロングセラーモデルのため、amazon、楽天、共にレビュー数が多く評価も高いです。amazonでは2,000以上のレビューがあり、富士登山使用者のレビューも複数あります。
- 本格登山には必要(2022年8月12日):以前安い登山靴で登って爪先が痛かったですが、この靴で富士山に登った際痛みも無く砂も入らずとても良かったです。雨が降ってもGORE-TEXで心配なかったと思います。ほとんどの日本人は、日本のメーカーの幅広シューズが足に合って良いと思います。
- 富士登山に最適(2022年8月22日):毎年富士登山をしていて、これで2足目です。これとは別のローカットの登山シューズで登った時は、ゲイターやスパッツを付けなかったので、バンバン小石がシューズ内に入って酷い目に遭いました。今年既にこれで一度富士山に登りましたが、ハイカットなので砂走りも快適でした。富士登山には最適です!
- 軽い、足にフィット。(2022年11月13日):富士登山用に購入。ハイカットの割には軽い。足首までしっかりホールドしてくれて安定感有り。富士山下山時も足にフィットして、疲れも感じ難い。
より詳しい解説は下記ページに掲載しています。
装備・持ち物リスト

10年以上の登山経験を元に作成しました。安全・快適な登山の参考になれば幸いです。
服装・装備・持ち物の準備リスト一覧(簡易リスト)
- -遭難、怪我のリスクを防ぐ最重要装備
- ◎-登山の安全性・快適性が向上する装備
- ○-登山の安全性・快適性が多少向上する装備
- △-あれば便利な装備
- ザック(リュックサック・バックパック)
- ○ ザックカバー
- ◎ ヘッドライト・ヘッドランプ
- ◎ 予備電池
- 登山靴・トレッキングシューズ
- ◎ フットスパッツ
- △ 水筒
- △ 防水スタッフバック
- △ カメラ・デジカメ
- ◎ トレッキングポール
- ◎ サングラス
- ○ 腕時計
- ◎ 富士登山ルート地図・マップ
- ○ ビニール袋
- △ トイレットペーパー
- ◎ 洗面用具
- ◎ 携帯電話
- お金(100円玉など)
- ○ 耳栓or携帯ミュージックプレイヤー
- △ 使い捨てカイロ
- ○ メガネ、コンタクト
- ○ 酸素缶
- △ サバイバルシート
- △ 履き替える靴やサンダル
新しく何かを始めるとなると、必要となる装備や持ち物の購入でそれ相応のコスト(費用)がかかりますが、過剰な性能に伴う無駄な出費は避け、心地よく支払える範囲内に収めたいところです。それとともにパフォーマンス(性能)も大切になっています。ここで求められるパフォーマンスは、近隣の低山用でも、ヒマラヤなどの過酷な高所登山用でもなく、富士山を登るのに耐え・快適に登るための性能です。
また、登山用品店に並んでいるブランド品だけでなく、安価なネットブランド(店舗で販売されておらずネット販売のみ)の中でも使用者の評価が高く、富士登山用に必要十分な製品も積極的に紹介しています。
ぜひ、参考にしてみてください。