富士登山@2023年(令和5年度)2022年(令和4年)度 富士山の開山期間は、2022/07/01(金)~09/10(土)でした。
現在は主要な登山道は閉鎖されています(詳細は富士登山オフィシャルサイトでご確認ください)
2023年度の夏の開山時期の登山情報は公開され次第、順次掲載する予定です。
このページでは、安価で、富士登山で十分に快適に使える性能を持ちながら、使用者の評価の高い製品を厳選して紹介しています。
登山用品といえど、星の数どあります。すべてのアイテムをすべて使って試すことは、ほぼ不可能です。また、知れば知るほど奥深く、好みもあるためこれが絶対に良いとはいえないもの。これだけの登山アイテムがあると、登山初心者の人は、何選んだら良いのか、わからない方も多いのではないかと思います。
”アウトドアショップへ来たが、たくさん並んだ商品の前で何を選んだらよいのか、何を基準に選んだらいいのかわからない”と思われる困ってそうな人々をよく見かけます。そのような方の役にたてばと思い、初心者向けに富士登山におすすめの登山装備を選んでみました。

選考の基準で最も大切にしていることは、コストパフォーマンスです。
新しく何かを始めるとなると、必要となる装備や持ち物の購入でそれ相応のコスト(費用)がかかりますが、過剰な性能に伴う無駄な出費は避け、心地よく支払える範囲内に収めたいところです。それとともにパフォーマンス(性能)も大切になっています。ここで求められるパフォーマンスは、近隣の低山用でも、ヒマラヤなどの過酷な高所登山用でもなく、富士山を登るのに耐え・快適に登るための性能です。
また、登山用品店に並んでいるブランド品だけでなく、安価なネットブランド(店舗で販売されておらずネット販売のみ)の中でも使用者の評価が高く、富士登山用に必要十分な製品も積極的に紹介しています。
ぜひ、参考にしてみてください。
雨具・レインウェア[雨天時必須・高性能防寒着としても活用]
市場に出回っている登山用レインウェアはメーカーにより価格設定が大きく異なりますが、大きく分けると
- ジャケット&パンツ合わせて1~2万円程度の初心者・入門者用モデル
- ジャケット&パンツ合わせて3~5万円程度の中級者・上級者用モデル
の2種類に分類できます。
初心者用と中・上級者用では、使われている防水透湿素材、ファスナー素材、その他細部の作りが明らかに違います。また、重量においても中上級者モデルは高性能素材の利用により可能な限り軽量化されているものがほとんどです。
肝心の防水透湿性能を比較すると、新品の初心者用モデルと中・上級者用モデルではそれほど差がありません。しかし、使用頻度や経年による劣化スピードには大きな差があり、初心者用モデルは数年で水がしみて買い替えることになるのに対し、中・上級者用モデルで使われるゴアテックスなどの防水透湿素材を使用したものはもっと長く使えます。
富士登山の利用においては初心者用で必要十分ですが、今後何度も何年も登山で使う予定の方は多少価格が高くても中・上級者モデルの方が満足度が高いかもしれません。
もし富士登山に1回行ったらその後は雨具を使う予定が無い、登山にはあまり行かないかな、という方は、初心者・入門者モデルのレインウェアがおすすめです。
ミズノ ベルグテックEX ストームセイバー Ⅵレインスーツ
ミズノ ベルグテック EX・ストームセイバーVレインスーツ(メンズ&レディース)
誕生から15年、ベルグテックEX ストームセイバ レインスーツ、は日本の雨を知り尽くしたミズノ独自の防水透湿素材「ベルグテックEX」採用。高い撥水・防水・透湿力を備えたワンランク上のレインウエア。
- 平均重量:550g(メンズ), 520g(レディース)
- 耐水圧30,000mm以上(傘の約60倍)
- 透湿性約16,000g/平方メートル-24hの40dナイロンリップ素材(フルシーム仕様)で、ムレを抑え快適に保つ。
- 100回洗濯しても水を弾き続ける耐久撥水性。環境に配慮した新撥水処方。
- 収納袋付き。便利なフード内収納機能付き。
100回洗濯しても 水をはじく、耐久撥水加工。【耐久性】
新しい撥水処方で糸の1本1本まで均一に撥水性が行き渡るような細かい加工を施しています。雨がウエアについても水玉になって生地表面を飛び跳ね、飛び散ってしまうような強い撥水加工です。
水の浸入を低減する、 驚きの耐水性。 耐水圧約30,000mm以上。【耐水性】
独自の3層構造で、長時間にわたり水圧がかかった条件下でも、水の浸入に耐えることが可能です。伸縮性にも優れ、激しい動きのなかでも雨をガード。
雨や水滴を シャットアウトしながら、ウエア内の湿気を放出。 透湿性約16,000g/m2/24h【透湿性】
分子構造による科学的原理を最大限に生かし、雨や水滴をシャットアウトしながら、ウエア内の湿気を外側に発散して、ムレを抑えます。
ミズノはスポーツメーカーですが、登山用のレインウェアも作っています。 この価格帯で透湿性(約16,000g/m2/24h)や耐水圧(耐水圧約30,000mm以上)と他メーカーに比べて高いのが特長です。
ミズノのWebサイトに
- いくら機能性が高いといっても、もし一着数万円もしたら、それが登山を始めるためのハードルになり得るでしょう。 だとすれば、我々がめざすべき方向性は、安全登山のために必要充分な機能性を維持しつつも、ユーザーが求めやすい価格帯で提供すること
- 登山に必要充分以上の機能性を保ちながら、他社には追随できない価格を実現しているのが、ベルグテックの大きな強み
など記載されていて、実際に多くの登山入門者・エントリーユーザーに支持されているようです。
2019年の富士登山で、ベルグテックVIをレンタルして、実際に使いました。ここ数年の富士登山ではゴアテックスのレインウェアを使っていて、久々にそれ以外のウェアの利用になりました。
2019/07/25 吉田ルート 八合目~九合目
富士登山で1泊2日使用しました。レンタル品のため、ある程度使い込まれた感がありました。1日目は五合目から山頂まで登りましたが、天候が曇りである程度の風があり、防寒のため7合目付近から着用しました。
2019/07/26 山頂の浅間大社奥宮
2日目は山頂のお鉢めぐりして下山。曇り、晴れ、雨もあり、様々な天候化である程度テストできたと思います。富士山では、雨が降っていなくても防寒用として八合目付近から着用することが多々あるため、レインウェアの透湿性は重要な性能ですが、ベルグテックを2日間着用して「これだけ透湿性があれば十分」と感じました。ムレ感がそれほど無くメーカーが高い透湿性を謳っているだけあるな、と思いました。
小雨が降ったときもキレイに撥水していました。
2019/07/26 下山途中に雨
確かに登山用のレインウェアとしては必要十分ですが、温度調節のためのフロントファスナーの開け締め、ポケットの開け締めは、もどかしい感じがありました。
ファスナー部やポケット口は、雨が衣服内に侵入を防ぐフラップ構造
ベルクロによるフラップ構造は、開ける度に、[ベルクロをベリベリ剥がす→ベルクロ剥がしフラップ開ける→ファスナーのつまみを掴んで開け締めする]の流れは、ベルクロを使用しない防水ジッパー(ミドル、ハイエンドレインウェアに採用される)に慣れた私には手間でポケットを見ての開け締めが必要でした(防水ジッパーは見なくても開け締めできる)。また、ベルクロに手袋が引っ付くのも手間取る原因となりました。
上下セットで約3万円以上になるゴアテックス等のハイエンドレインウェアと比較すると、ベルグテックVIは細部が簡素な構造(コストが抑えられた作り)ですが、それにより実売価格1万円程度を実現している、というところでしょうか。登山用としての基本は抑えられていますので、できるだけ価格を抑えてレインウェアを購入したい、という方には有力な選択肢の1つと言えるかもしれません。
※レンタルは、やまどうぐレンタル屋を利用しました。1泊2日であればベルグテックレインウェア上下セットで税込 2,500円でレンタルできます。詳しくは「【富士山向け】登山道具・装備レンタルの総合案内」をご覧ください。
サイズ感はある程度にゆったりしています。様々な体型の方でも着用できる、ある程度ふくよかな体型でも難なく着用できるサイズ感になっています。ベルグテックは、日本の大手登山用品レンタル会社のレンタル装備品として採用されています。
「2017年までの3年間以内に富士登山をした人の約38%がミズノレインウエア着用。インターネット調査調べ」とミズノのWebサイトに記載ありました。2019年7/25-26の富士登山で雨降って皆さんレインウェア着ていたので、気にかけて見てみましたが確かに何人か着ている方いましたが、そこまで多くなく、ちらほら着ている程度でした。
現状、大手通販サイトでは、ベルグテックEXストームセイバ-のⅤとⅥが並んで販売されています。Ⅴは2014年から発売されているため、多数の購入者レビューが付いています。Ⅵはまだ新しいのでそれほどレビュー数がありません。基本的にレインウェアは作られた瞬間から防水透湿性能が徐々に劣化していく製品のため、僅かな金額差であればできるだけ製造が新しいと思われる最新モデルがおすすめです。
登山用レインウェアとして完成度の高い製品は他に多数ありますが、この性能でこの価格はなかなか見当たらず、非常にコストパフォーマンスの高いレインウェアと言えます。
以下、amazonカスタマーレビュー(メンズ、レディース)を抜粋しました。
[メンズ]
- 初めての高性能レインウェアー(2018年8月11日):富士登山用で買いました。高性能レインウェアの中で一番安いじゃないかな、買って良かったと思います。パンツの方がもう少し幅があれば靴抜かなくでも穿けるでしょうけど、これでも満足です。追記:雨の中でツーリングして来ました。防水性に問題なし、蒸れも感じずに着心地が良かったです。染み込んだ様な痕があるのが気になるけど、中は濡れていないのでこんな物かな?
- 他のメーカーのものと比べて安い!(2020年10月29日):試しに買ってみたら、期待以上。登山関係ではメジャーではない(あくまで個人の印象)ミズノさんですが他のスポーツ領域で評価の高いメーカーだけのことはあるなあ。晩秋の日光白根山、強風と雨のなか防風・防水・透湿機能は満足すべきものでした。
- かなり優秀(2021年7月5日):大雨船釣りで使用。釣具メーカーのゴアテックスに匹敵すると実感。価格は半分。汗で濡れることもなく、後は耐久性がどうかです。撥水性の復活方法など詳細に記載されているので親切であり、雨合羽として個人的には久々のヒット商品です。
メンズはレビュー数248件、★4.3(2021/07/26時点)と高評価です。
「ミズノ ベルグテックEX ストームセイバーⅥ (メンズ)」の購入者レビューと実売価格
(2021/07/26時点でメンズ¥12,430~です。希望小売価格¥15,950)
[レディース]
- ちょうど良い大きさ、丈夫(2018年8月11日):富士登山に使用しました。生憎、天候が良く、レインスーツとしては使用しませんでしたが、防寒用として使用しました。他の口こみの評判通りで問題なく登頂できました。
- 通気性が良い(2018年9月8日):一日中雨登山で使用しましたが、普通のカッパのような蒸れる感じはしませんでした。新品のせいか雨が染みることもなかったです。ゴアテックスの雨合羽よりも生地はうすい気がするので、どのくらいの大雨まで大丈夫かわかりませんが、日帰り登山には十分な気がしました。収納して軽いのも良いです。前モデルよりデザインがシンプルになったので良かったです。
レディースはレビュー数78件・★4.3(2021/07/26時点)と高評価です。
「ミズノ ベルグテックEX ストームセイバーⅥ (レディース)」の購入者レビューと実売価格
(2021/07/26時点でレディース¥11,000~です。希望小売価格¥15,950)
より詳しい解説は下記ページに掲載しています。
トレッキングポール・ストック[バランスを取りやすく膝への負担を軽減]
用意するならI字型(2本)が断然オススメです。
最近は、登山ショップに置いてあるメーカー品に比べ、ネットブランド(実店舗で置いていない、ネット専門ブランド)がコストパフォマンスに優れて、購入者の満足度も高いようです。
以下、アルミ製、カーボン製のコストパフォーマンスに優れた製品を紹介します。低価格重視の方にはアルミ製、体力に自信のない方には軽量なカーボン製をおすすめします。
DABADA 軽量アルミ製 トレッキングポール 2本セット アンチショック機能付(220g/本)
登山系の通販ランキングで長年上位に入っている、トレッキングポールです。
- 原産国:中国
- 製品安全協会承認品(SGマーク取得)
- 新品、2本で1セットです。
- サイズ:収納時56.5cm 使用時 最長120cm
- 重量:約220g(1本)
- 素材:アルミニウム合金7075
- 付属品:取扱説明書・トレッキングキャップ×2 バスケット×2
DABADA という、登山ショップではほとんど見ることの無いメーカーですが、楽天やamazonでは、トレッキングポールランキングで数年に渡って上位に位置しています。
ある程度の製品信頼性を確保しながら、2本セットで3千円程度と非常に高いコストパフォーマンスであることが人気の背景にあるようです。ネット限定商品ですが、非常に普及しているため登山中に使っている方を見かけたことがあります。グリップがコルク製で、フィット感がよく握りやすいと思います。
ポールの長さは 最長 120cm なので、長身の方以外は大丈夫だと思います。身長の大きな方は130cm程度まで伸びるものを使ったほうが良いでしょう。(私は身長176cmで最大130cmまで伸びるトレッキングポールを使っていますが特に長さ不足を感じたことがありません。過去に120cmのを使った時は下山するときに少し短いなと感じました)
さらに、アンチショック付きなので、肘への負担も軽減されます。
近年、トレッキングポールの普及に伴い登山中にポール先端のキャップが外れ、登山道のあちこちに散乱してしまっているのが問題になっていますが、スクリューキャップで外れにくくなっているのもポイントが高いです。(ただしこのタイプはキャップなしで使い続けると岩などに当たりスクリューが徐々に削れてキャップが付きにくくなります)
約220g(1本)、2本で440gは、多数あるアルミ製トレッキングポールの中でも軽量な部類に入ります。普通の登山ショップで販売されているトレッキングポールは、同程度のものでも2倍以上の価格になるため、コストパフォーマンスに優れています。ただ、まだ軽量なカーボン製のトレッキンポールもあります(同社のカーボンポールが1本175g/¥5,000)ので可能な限り軽量化したい方はそちらもぜひ検討されてみてください。
amazonのカスタマーレビューの中に、実際に富士山で使われた方のレビューがありましたので、掲載します。
- 富士登山で使用。ガイドさんも使っていました。(2018年8月28日):お値段も安く、手軽に伸び縮みができます。富士山のガイドさんも使っていました。
- 夏の富士山に使用(2019年11月25日):夏の富士山で使いました。ボクの体重は90キロ近いのですが全く問題なく、体重を支えてくれました。富士宮ルートだったのですが早々に脚がダウン!笑 もう腕で登るしかありませんでした。両手でトレッキングポールで体を引き上げる・・・・ボクは富士山を脚ではなく手で登った感じです。なかったらと思うとゾッとします。初めて富士山に登る人は絶対に絶対にトレッキングポール、しかも両手で持っていくべきです。両手だとスマホさわれなーい、とか写真とれなーい、とか思うかもしれませんが登山道でそんな余裕ないです。山小屋で写真は撮れるので絶対に両手のポールを持っていくべきです。逆に下りのときは1本でいいかも 縮めてリュックに指しておきましょう 本当に便利。
- 初級レベルの登山なら問題なし!(2021年2月17日):登山用品は命に関わるので、ブランド品の方が確かに安心ですが、初めての登山で1回しか使わないかもしれないという人には良いと思います。あくまでも初級レベルの登山の話です。そもそも初級レベルの登山ならポール使わなくても大丈夫ですからね。他の人のレビューを見ると個体に当たりハズレがあるようです。私は富士山で3回を始め3年以上使ってますが、壊れません。先っぽは失くしてもAmazonで安く売ってますので問題なしです。基本的に性能は良いし、持ちやすいし見た目も安っぽくないのでコスパよしです。
「DABADA 軽量アルミ製 トレッキングポール 2本セット 」の購入者レビューと実売価格
(2021/08/06時点で¥ 3,000程度 でした。楽天とamazonでは少し価格差がありました。レビュー数は楽天で6,586件、amazonで3,281件と非常に多いです。商品説明が楽天の方がわかりやすいです。)
DABADA 軽量カーボン製 トレッキングポール 2本セット アンチショック機能付(175g/本)
- 原産国:中国
- 新品、2本で1セットです。
- サイズ:収納時61cm 使用時 最長125cm
- 重量:約175g(1本)
- 素材:カーボン製(軽くて丈夫! 炭素繊維なので錆びる心配はありません)
- 付属品:トレッキングキャップ・バスケット(各2個)・取扱説明書
DABADAのカーボン製トレッキンポールです。アルミ製は220g/本でしたが、カーボン製は175g/本と1本あたり45g、2本持ちでは90gも軽量化できます。またポールの長さが最大125cmとアルミ製より5cmながくなり長身の方でも使いやすい長さになっています。ただ収納時の長さがアルミ製56cmだったのがカーボン製では61cmとデイバックだと長さが気になるサイズです。価格がアルミ製は3000円程度、カーボンは5000円程度と多少価格あがりますが、カーボン製は軽い錆びないで扱いやすいため、予算に余裕があるのならこちらがおすすめです。
- 夫婦共用でも十分(2020年12月4日):昨年から近場の山をハイキングからちょっと毛が生えた位の登山に夫婦で行き始めました。登山用ストックを持たれている方も多かったので、夫婦別々に買うように検討していたのですが、これは丁度良い長さに調整できる仕様だったので、試しに購入しました。2回登山に使用してみましたが、軽くて、コンパクトに収納もでき、体重を掛けても十分な強度で気に入っています。
- とにかく軽い!(2021年7月5日):以前も登山にアルミのポールを使用していましたが、このカーボンのポールはそれよりもはるかに軽いです。林道になって要らなくなって、リュックにつけても、重さを感じません。
「DABADA カーボン製 トレッキングポール 2本セット 」の購入者レビューと実売価格
(2021/08/06時点で¥ 5,000 )
より詳しい解説は下記ページに掲載しています。
サポートタイツ[筋肉痛や膝痛を軽減]
最近、サポートタイツを登山で着用する姿をよく見かけるようになりました。そこで、その効果と人気の秘密に迫ってみたいと思います。
登山でサポートタイツ普及の背景
私は富士山に限らずさまざまな山々を登っているのですが、ここ数年前から非常に大きな変化を感じるようになりました。
まず、一つ目にI型のダブルストックの普及。
富士山には、登山初心者が毎年多く登りますが、富士登山に耐えうる体づくり(筋力)や技術(膝に負担が軽減される山の歩き方)を持ち合わせていない方が多数おられます。膝への負担や山慣れないバランス感覚を補うのにダブルストックは非常に有効であることが、様々なメディアで認知されるようになったため普及してます。(ダブルストックの安全な使い方も一緒に普及してほしいと思っています。)
そして、二つ目は、サポートタイツの普及です。
様々な山の登山でもよく見かけるようになりましたが、ここ数年、富士山でもよく見かけるようになりました。
2013/07/23 吉田ルート 五合目登山口
2013/07/23 吉田ルート 登山道で
2015/07/11 富士宮ルート 兄です、C3fit使ってます
2015/07/11 富士宮ルート九合目 女性
2015/07/11 富士山山頂 着用している女性も散見されます
サポートタイツを着用しているかは、ハーフパンツや山スカートを着ていて、膝から下はサポートタイツが露出しているのですぐに見てわかります。筋力的な理由で女性が多いかと思っていたのですが、意外に若い男性も多く、世代問わず老若男女問わず着ているように感じます。
今までにサポートタイツに関する様々な記事を読んできましたが、
- 長年登山をしてきたが膝を故障し痛みが出るが、山を登りたいのでサポートタイツを使うようになった
- 運動不足で体作りができていないのに突然登山することになり、サポートタイツを購入した
というような、体の故障を緩和する目的、体力・筋力不足を補う目的が多いようです。
富士山の登山難易度は中級以上ですが、「富士山に登りたい!」という強い想いを携え、初心者から上級者まで毎年多くの登山者が訪れます。目標達成に求められる健康・体力・筋力と、自らの身体の状態のギャップを埋めるための有効な手段として、サポートタイツが普及しているようです。
サポートタイツとは?
メリット
メーカーやモデルによって性能は異なるりますが、各種サポートタイツに共通する基本機能を調べてみました。
着圧(コンプレッション)機能
適切な着圧で加圧することで、血液やリンパの流れをスムーズにする
筋肉の動きをサポートする
運動時の余分なブレを抑制し、足のスムーズな動きを補助する。
疲労を軽減する
脚や股関節、ヒザなどの疲労や痛みを軽減してくれる
吸汗速乾
生地が汗を吸い上げ、乾かします
デメリット
加圧するので当然圧迫感がある
そもそもきつめにできているので、着たり脱いだりするのがけっこう大変
どのサポートタイツが良いのか?
現在販売されているサポートタイツで有名どころは、
- CW-X(シーダブリューエックス)
- C3fit(シースリーフィット)
- SKINS(スキンズ)
というところでしょうか。
上記3つは、山仲間が使っていたり、著名な方が登山で使っている、とかで私の耳に入ってくるブランドです。各ブランドでさまざま特徴があるようなので、インターネットでいろいろ調べてみましたが、登山用のサポートタイツとして評価が高いのは、CW-X(シーダブリューエックス)でした。
CW-Xを登山で使った方の感想も非常に高く、ここではCW-Xについて紹介したいとおもいます。
CW-X(シーダブリューエックス)のラインナップ
CW-Xは、下着で有名なワコールの商品です。
一人の女性社員がスキーで膝を痛め、テーピングの効果を知ったこと。関節の負担を軽減するテーピングには専門知識が必要なことから、誰でもテーピングの効果を得られるウェアをつくれないか、という発想のもと商品が生まれた。
現在、CW-Xはサポート力の違いで4モデル展開になっています。
出典:CW-X
- ジェネレーターモデル(下半身を守るCW-Xのハイスペックモデル、サポート機能:腰・股関節・おしり・ふともも・ひざ・ふくらはぎ・段階着圧)
- スタビライクスモデル(長時間走ったり歩いたりする際にふらつきやブレを軽減、サポート機能:腰・股関節・ふともも・ひざ・ふくらはぎ・段階着圧)
- エキスパートモデル(着地でのひざへの衝撃を緩和し、ふくらはぎもサポート、サポート機能:股関節・ふともも・ひざ・ふくらはぎ・段階着圧)
- スタイルフリーボトム(日常のライトな動き向け、サポート機能:段階着圧・皮膚伸縮)
機能的(サポート部位の数)は、
ジェネレーター > スタビライクス > エキスパート > スタイルフリーボトム
となっていて、価格も機能に比例しています。このようにCW-Xブランド一つみても、種類がいくつかあり、登山用としてどれが良いのか迷うところです。
登山時間が7時間以上(休憩含まず)になる富士登山は中-長距離トレッキングに相当しますので、上の図のメーカーが推奨に当てはめると
- ジェネレーターモデル(長距離トレッキング)
- スタビライクスモデル(短-中距離トレッキング)
が該当します。
ただ、amazonのカスタマーレビューを調べた所、ジェネレーターモデルとエキスパートモデルを登山で使った方のレビューが多数あり評価も高かったため、この2種類を紹介したいとおもいます。(各モデルの中でも丈の長さによって、ハーフ、セミロング、ロングがありますが、登山用としては日焼け対策・求められるサポートを考慮するとロングタイプが最適で、明らかに利用者の口コミも多いですので、ロングタイプのみ紹介します。)
CW-X ジェネレーターモデル(ロングタイプ)
ジェネレーターモデルは、サポート機能が腰・股関節・おしり・ふともも・ひざ・ふくらはぎ・段階着圧で、下半身を守るCW-Xのハイサポートモデルです。
このモデルは2012年秋ごろにリリースされ現在に至ります。ハイサポートモデルだけあって、総じて、非常に効果が体感できている方が多いようですね。メンズ、レディース共に登山利用者の評価が非常に高く、みなさんほぼ五つ星です。2019年も複数のデザインが用意されています。
ジェネレーターモデルには、セミロング丈とロング丈がありますが、登山用途ではロング丈が普及しています。(登山でセミロング丈を来ている方はほとんど見たことありません)
以下、登山に使った方のメンズ用とレディース用のレビューになります。
[メンズ用のレビュー]- 不便さはパフォーマンスの為と割りきれば最高(2018年4月10日):171cmでSサイズ(155~165cm)を使用しています。足首が少し寂しい感じがしますが、フィット感は良好です。着用してフルマラソン、スキー、スノボ、登山を行いました。紐を締めすぎると結び目がお腹に当たって痛くなってきます。あらかじめエアリズムのような薄いシャツをインしておくことをオススメします。ピッタリと着用するのでトイレが面倒です。ただし、しっかりとパフォーマンスを引き出してくれます。登山での負荷軽減が一番実感できます。着用した感じかなりスースーします。気温が低いときはこの上に何かを穿いたほうがいいでしょう。何度か転けて岩や砂利に膝を打っていますが、擦り後があるくらいでほつれや破れはありません。洗濯はよれやすいのでネットに入れています。月1~2回の使用で半年経ちますが性能に落ちはなく、長持ちしそうです。
- 今までの膝の痛みが消えた。(2019年11月23日):瑞牆山、金峰山の登山、テント泊で初めて利用しました!いつも下山時に膝がどうしようもない痛みでガクガクになっていましたが、明らかに膝の痛みは無く、翌日の筋肉痛もなく、このタイツの効果以外に考えられないので相当な効果があるのだと思いました。
- やっぱりCWX(2020年9月6日):身長172cm体重54kg 女性ですが背が高いので女性用だと膝位置股下が合わずメンズを使用中、(女性用背の高い人用のサイズも有りますが 黒しか有りません。) ずっと履いていたのはメンズMブラックだったのでカラーステッチのを今回新たに購入。膝靭帯を痛めた事が有るので以来CWXを愛用。元々トレッキング 登山用に使用していましたがジムに行くようになり トレーニング ボクササイズ ズンバで使用。履いているのといないのでは全く違います。特に登山時は膝の痛み 脚の疲れが違います。
また他社のを履いてみましたが やはりサポート力はCWXのこのタイプが良いです。女性用はヒップサイズに 男性用はウエストサイズに合わせますのでウエストがちょっと大きいので紐で調整しています。サイズが心配な場合は店頭で試着をしてフィット感を確認してからが良いです。履く時の注意点等きちんと聞いた方が良いです。Amazonのこのショップは割安で良かったです。
「CW-X ジェネレーターモデル (ロング) メンズ」の購入者レビューと実売価格
(2021/08/18時点でメンズ¥12,800 ~。複数のカラーあり)
[レディース用のレビュー]
- 富士山登頂に向けて購入しました!(2018年9月19日):少し前から膝の調子が良くなかったのですが富士山に登る予定だったのでサポートスパッツを探していたところCW-Xを見つけて、少し予算オーバーでしたが買いました。そして富士山に登ったのですが膝や腰の負担が少なく、翌日も普通に仕事ができました。ピッタリ加減もちょうど良かったです!
- サイズはちょうど良かった(2021年8月15日):登山用で買いました。凄く足の運びが良くなり膝やふくらはぎの痛みが軽減され腰も楽でした。
「CW-X ジェネレーターモデル (ロング) レディース」の購入者レビューと実売価格
(2021/08/18時点でレディース¥13,957~です。複数のカラーあり)
CW-X エキスパートモデル(ロングタイプ)
エキスパートモデルは、着地でのひざへの衝撃を緩和し、ふくらはぎのサポートに機能を絞った初心者向けモデルで、価格もサポート機能のあるモデルの中でも低価格です。
サポート機能は、股関節・ふともも・ひざ・ふくらはぎ・段階着圧です。2019年はメンズ・レディース共に複数のデザインが用意されています。
2010年夏に発売されて、現在に至るモデルです。購入者レビューを読むと、エキスパートモデル(サポート機能:股関節・ふともも・ひざ・ふくらはぎ・段階着圧)でも十分に登山に対応できるようです。
以下、登山に使った方のメンズ用とレディース用のレビューになります。
[メンズ用のレビュー]- かなり良いが。。。(2021年7月30日):自分は、これよりもっとサポート機能が最強のCW-Xのジェネレーターモデルを着用し、3000m級の山を数座登ってきました。
本当にサポート機能はワコールは素晴らしく、CW-Xには感謝しており、全部で4つCW-Xのタイツを買っています。それで、その中でこのエキスパートモデルは、膝まわりはジェネレーターモデルと同じでちゃんとサポートされ、腰のあたりはサポートを少なくして着用しやすくしており、バランスがいいモデルと思います。初心者にはまずこれがおススメとなります。
CW-Xは、非常に高いテーピング効果があり、長時間の登山、トレッキングなどで大活躍します。ただし、毎日の一日一時間のジョギングなどでは、過剰性能であり、着脱もちょっとしにくく、フィッティングのために少し時間を取られます。たまにの登山ならそれでOKですが、毎日のジョギングなどでは、やりすぎです。人間は本来、ロボットみたいに超クッションのシューズだとか、超テーピング効果の高いCW-Xなどで完全武装する必要はありません。軽いジョギング程度では、むしろCW-Xは動きにくくなります。そういう時はユニクロのエアリズムレギンスのほうがずっと値段も安く、薄く、動きやすいです。
それから、CW-Xに限った話じゃあないのですが、男性のブツをスマートに収める股付近の設計をもう一遍考えてもらえないかと願う。たとえば、フロントからリアのお尻にかけて、縫い目が縦に入っているのがわかるでしょうか?これは、邪魔です。おへそまわりのフィット感はいいのですが、そのすぐ付近に男性のブツがきます。これをおなかに押し付けるかっこうとなり、苦しいのがわかるでしょうか?その辺の研究をもうちょっと、お願いしたい。レギンスというものは女性ならそういう問題はなかろうが。。。
なんとかならないのか。。。それが良くなったらこの商品は完璧に☆5になるのに。
現状では、登山、テニスでたまに使用。日々のジョギングでは使いません。そういう感じです。高いのに使用頻度が低くてちょっと悲しい。
「CW-X エキスパート (ロング) メンズ」の購入者レビューと実売価格
(2021/08/18時点でメンズ¥9,680~です。希望小売価格¥10,584円)
次にレディース用のレビューより。
- 支えられる安心(2018年9月19日):走っている時にどうしても膝の痛みが気になっていたので購入しました!普段の練習には履かず、レースの試走に履いて見たところびっくり!山を登って降りて来たのに、全く膝の痛みが気にならなかったです!!脱いだ後またびっくり!膝がよれよれに!支えられていたことが良くわかりました!履き心地もフィットして全く走っている時に違和感なかったです!!
「CW-X エキスパート (ロング) レディース」の購入者レビューと実売価格
(2021/08/18時点でレディース¥9,196~)
より詳しい解説は下記ページに掲載しています。
ヘッドライト[山小屋泊の方は必須]
ヘッドライトは明るさが増し、機能が増えるほど、価格も上がりる傾向にあります。富士登山1回にしか使わないかたは、低価格なものが良いかもしれませんが、ある程度他の登山でも使う予定の方は、上位モデルを購入したほうが後々後悔しないと思います。
また、ヘッドライトに使われるLEDの電気エネルギーの変換効率は徐々に上昇してきているため、あまり設計の古いヘッドライトは最近のものより燃費が悪くなります。5年違うと明らかにスペックが変わるようなので、できるだけ設計の新しいモデルを選びましょう。
Litom(リットン) LEDヘッドライト 168ルーメン
- 防水レベル:IPX6
- 重量:約60g、(単四電池を3本入れると90g)
- 明るさ:168ルーメン
- 最大照射距離:約110メートル
- 白LED実用点灯モード:ハイ、ミドル、ロー、点滅
- 赤LED実用点灯モード:ミドル、SOS
- センサ機能:すべてのモード
- 使用電池:単4形乾電池×3本 (別売)
- 18ヶ月の保証(製品に問題があった場合)
リットンというネットブランド?のヘッドライトです。
168ルーメンという登山における十分な明るさがあり、使用者の動画を見る限り中心が明るく、周囲にも光が広がる特性を持たせているようです。
スイッチに触れずとも点灯/消灯できる機能も付いています(この機能は登山にはあまり出番なく、釣りなど手が汚れている場合に多用します)
防水性能がIPX6(φ12.5の放水ノズルから放出される100L/minの水流を、あらゆる方向から、外皮表面積1m2あたり1分間、延べ3分間以上の散水を行い、浸水がない)のため、激しい雨の登山にも耐えうる構造となっています。
状況に合わせて、さまざまなモードが用意されていて、暖色系サブLED付きです。
探せば、同程度のスペックのヘッドライトは多数あるのですが、このヘッドライトの優れている点はコストパフォーマンスです。このクラスのヘッドライトはアウトドアショップでは3000千円~4000円程度しますが、これはその半額程度の価格です。
明るい、軽い(電池込み約90g)、防水、安いで、amazonのヘッドライト売れ筋ランキング上位になっている人気商品です。
2017年の富士登山の時、登山初心者2名を連れて行ったのですが、その時に2人が用意したのもこのヘッドライトです。
上の写真は富士山頂でのご来光後に、貸してもらって撮影したものです。この時いろいろ触ってみましたが、この価格でこの性能と機能は、非常にコストパフォーマンスに優れていると感じました。
以下、amazonカスタマーレビューから富士登山に使った方のレビューを抜粋。
- 富士登山用に購入★活躍(2017年10月4日):富士登山用に購入しました。実際にこの夏に富士山に登りました。とても明るかったです。重宝しました。
最近は登山客が多く、登山列から外れなければ、周りの登山者のヘッドライトの明かりで足下が全く見えないという状況はないかもしれません。ですが、その他者の明かりからいったん外れると夜間の富士山は足下が真っ暗になります。岩場もあります。なので基本的に必須のアイテムだと思います。そして、周りの登山者のヘッドライトに比べると相当明るかったように思います。
実際は使いませんでしたが、点滅や赤モードなど照射の種類も豊富で満足のいく商品でした。とくに重さも感じませんでした。登山以外に野外のイベントや緊急時に重宝しそうです。 - 富士登山用(2018年8月28日):買って良かった。明るさも調整が可能で、角度調整が出来て便利。
- 30時間は持たない!(2018年12月3日):7月末に富士山の弾丸登山に使用しました。御殿場ルートを使ったので往復15時間程使いましたが、下山時には照明がとても弱くなっていきました。なので!!!実際は30時間も持ちません。真ん中くらいの明るさを使っていました。電池は100均の単4電池を使っていたのでそういった点も関係しているかもしれません。ですがコスパ的にも大満足です!
- 富士登山に(2019年6月2日):御来光目的で富士登山をするにあたり購入しました。ばっちり問題なく視線を確保してくれました。
- 明るい!軽い!(2021年1月9日):ご来光登山の為にに購入。明るさレベルも3段回ぐらいあり、2番目に明るいレベルで使用、明るさは問題なしでした。バッテリーも3時間使用、問題なし!ただ、手袋をしてスイッチを押せず、素手でしたので寒かったー。
「 Litom(リットン) LEDヘッドライト 168ルーメン」の購入者レビューと実売価格(amazon)
(2021/07/18時点で1,899円でした。)
より詳しい解説は下記ページに掲載しています。
ザック・リュックサック[肩への負担を軽減・背中蒸れにくい]
私も今までにいろんなザックを背負ってきました。実際に登山で使ったことあるザック(自己所有&友人から借りたり)は
- モンベル キトラパック40 (日帰り登山・1泊小屋泊まりで)
- ドイター エアコンタクト75+10 (冬山登山・テント泊で)
- グレゴリー トリコニ60 (縦走で)
- バーグハウス アリート45 (残雪残る6月の富士登山で)
- オスプレー バリアント37 (雪山・アイスクライミング向け)
それ以外にも、実際に買う前に背負ったザック(ミレー、マムート、マウンテンダックス、カリマー、オスプレーなど)は数知れず。それだけ背負うと、背負っただけでいいザックかいまいちのザックかだいたいわかってきた気が?します。
先日、アウトドアショップに行っていくつかのメーカーのザックを背負って比較してきたので、おすすめのザックを紹介したいと思います(^^)
カリマー リッジ30
- Volume 30L
- Weight 1,540g
- レインカバー付き、ワンドポケット、ハイドレーション対応、雨蓋モデル、フロントポケット、ポールキャリア付き
カリマーはイギリスのザックの老舗メーカーで、リッジは日本でも人気のザックになります。このザックを一文で表現するなら「バランスの良い万能ザック」というところでしょうか。背負心地、機能性、デザイン性のバランスが良く、「登山用のザックを探しているなら、まずこれを試着してみては?」と言いたくなるようなザックです。
5キロの重りを入れて背負いましたが、体とのフィット感が高く、背負っていても違和感が少ない(背負ってる感じがそれほどしない)印象でした。また、昨今欠かせないスマホの携行ですが、ヒップベルト(ウエストベルト)に大型のポケットが左右に付いていて、問題なく収納できました(手持ちのケース付きのGaraxy S20-まあまあ大きいスマホです-を入れてもスッと入りました)。これは結構ポイント高いです。レインカバーも最初から付属されています。
サイズは、女性向けのSmall、平均男性の身長向けのMidium、長身向けのLargeの3種あります。人気製品なので、スポーツショップ等でも置いてる可能性高いです。ぜひ、試着してみてください☆
こちらのYoutube動画もご参考に
「カリマー リッジ 30」の購入者レビューと実売価格
(2021/08/25時点で¥17,238 ~でした。)
より詳しい解説は下記ページに掲載しています。
帽子・ハット[紫外線対策]
登山用で販売されているハットは、どれもある程度の機能性を持っています。
ザ・ノース・フェイス ホライズンハット(男女兼用)
アウトドアシーンにマッチする日よけアイテムとして、高い人気を誇るホライズンハット。日差しの強い日に安心感が得られるUVケア(UPF15-30、紫外線カット率85%以上)機能と、頭囲にぐるりと配置したベンチレーションメッシュパネルが、気温の高いシーズンに快適さをもたらします。つば裏に個性的なプリント柄をデザイン。取り外し可能なあごストラップ付きで、風に飛ばされる心配もありません。
- 【Fabric】 <本体>NORTHTECH Cloth Eco(ナイロン100%)
- 【Function】 ベンチレーションメッシュパネル/取り外し可能なあご紐/サイズ調整機能付
- 【原産国】 ベトナム
- 【Size】 S、M、L、XL
- 【備考】 つばの長さ:前後7cm 左右7.5cm(ALLサイズ)
ホライズンハットは、色の使い方が上品でデザインが優れていて、ノースフェイスのハットをかぶると不思議と若々しくみえます。今までに様々なメーカーのハットを試着しましたが、非常に良く出来ています。ノースフェイスのハットはデザイン性、かぶりやすさ、機能性すべてが優れています。見た目が似ているハットは多数ありますが、他メーカーに比べてかぶったときに違和感が少ないです。ノースのハット作りの縫製技術が高いように感じます。ホライズンハットは、発売からノースフェイスでも人気商品のようです。発売から数年経過していますが、登山を含めたアウトドアで活躍する定番ハットと言えるでしょう。
2016年6月に、このホライズンハットを妻が買いました。関東の登山ショップ店で、さまざまなメーカーのハットを試着し、最終的にこれになりました。決めては「かぶったときにかわいいから」。
色はバーントオリーブ(2019年は無い)です。
頭囲にぐるりと配置したベンチレーション。内側はメッシュで、通気性を確保しつつ、虫が入らないように工夫されています。
後ろで締め具合を調節できます。
購入前に、「少しきついピッタリのサイズか、ワンサイズ上の少しゆったり目のサイズのどちらがいいかな?」と聞かれたので、「長時間つけ続ける帽子は少しゆったり目がおすすめ。きついとかぶるのが嫌になる。キャップはあご紐が無いため強風時のことを考えるとできるだけジャストサイズが良いが、ハットはあご紐で固定できるので、飛ばされる心配もない。」と回答しました。
その後、登山や日常で使っていますが、頭心地が良く、デザインも良く、満足しているようです。「内側のメッシュの通気性(群れにくさ)はそれほどでもない」(あれだけ内側にメッシュ使ってるが見た目ほどではない)と言っました。妻の購入後、子供用の帽子も探していて様々検討しましたが、ホライズンハット キッズの構造&デザイン共に優れていて購入しました。
ツバが大きく、重宝しています。子供も嫌がらずにかぶっていました。
ホライズンハットは複数の種類がある
2021年時点で、ホライズンハットには、
の4種類あるようです。
2021年は通常のホライズンハットは8色展開になっていますが、通販サイトでは、在庫のある旧カラーも販売されているようです。すべてユニセックス(男女兼用)です。サイズ展開がSからXLまでと広いのも魅力です。(XLが無いハットも多いので貴重です。ホライズンハットはスポーツショップ等でも置いていることが多いですが、XLサイズはあまり置いていないかもしれません)
- 強風にも耐えられる頭周りのフィット感が良い(2020年11月24日):登山に活用。Sサイズで女性の私には丁度良かったです。柄もそんなに派手でなく登山用のカラフルな服装に合います
- 本当によく出来た帽子です。(2020年6月30日):頭が大きめで選べる帽子がありませんでした、XLサイズが用意されていて、本当によかったです。頭デカの人にぴったりです。また、写真に裏面を映したのですが、側頭部が全面メッシュになっています。全周にメッシュの空気が逃げる隙間が空いており、非常に涼しいです。頭のところに輪っか状にタオル生地のような部分があります。最初は「暑いだろ」と思ったのですが、登山の際に本当に便利なんです。汗が落ちてこない。タオルを首にひっかけて、額の汗をぬぐいながら登る必要がなくなります。本当に良く考えられた帽子です。
「ザ・ノース・フェイス ホライズンハット(ノベルティ、キッズ含む)」の購入者レビューと実売価格
(2021/08/02時点¥4,643~。モデル、色やサイズ、旧カラーなどで価格変わります。amazon、楽天共にレビュー数多。)
より詳しい解説は下記ページに掲載しています。
靴下・ソックス[吸汗・防臭・靴ずれ防止]
登山用の靴下選びは、登山靴とのバランスが重要です。
登山用の靴下は、
- 登山靴と足との空間を埋めて靴擦れを起こりにくくする
- 歩行時の衝撃をやわらげる
- 吸汗発散する
といった役割・機能があります。
千代治のくつ下 ドラロンウールト レッキングソックス
- 国産の本格的なトレッキングソックス(登山用靴下)。綿以上の吸湿・速乾性を持つドラロンウールを使用。
- 足の蒸れと冷え・寒さを防ぎます。汗を素早く乾かしてサラサラと気持ちいい履き心地。ハードな山歩きにも対応します。
- 底が厚手でクッションがあるので、足への衝撃を吸収します。パイル構造で破れにくく、パイルが脛まであり登山靴と当たる所をカバーします。
- 登山やハイキング等のアウトドアだけでなく、冬の寒い職場や外仕事など冷え対策にも使えます。足の甲の部分に「CHIYOJI」の刺繍が入っています。
- 【素材】:アクリル、ウール
私は肌寒い季節には、登山用のソックスを普段履きするのですが、普段履きにウールの登山ソックス使うのは少しもったいないな、もう少し手頃な物はないだろうか、と探していた所、通販サイトでみつけたのが、日本メーカーの千代治のトレッキングソックスです。
2017年4月に初めて購入し、寒い時期はほぼ毎日履いているため傷んできたため、2019年1月に2度目の購入しています。普段履き&日帰りの登山で何度も使用しています。
繊維がドラロンウール(アクリル90%・ウール10%)95%・ポリエステルポリウレタン5%と、ほぼ化繊割合が多いため耐久性はかなりあります。
パイルもかなりしっかりしています。何度も洗濯してますが、徐々に毛羽立ちますがそれほどでもありません。クッションのパイルもほとんど潰れません。気になる防臭性も日帰り登山ではほぼ臭いしません(防臭性はウール混紡割合の多いスマートウールには劣ります)。日本メーカーなので製造技術が高いのかもしれません。
主に日帰り登山でこの靴下を履くことが多いです。日帰りは千代治の登山靴下、1泊以上&雪山はメリノウールの混紡割合の多いソックス、というように使い分けています。千代治の登山用靴下を使い始めて2年以上になりますが、非常に履き心地良く耐久性があり、寒い時期は普段履きとしても使っています。何度も使うと毛玉が付くので、毛玉取り機でメンテンナスしています。登山用靴下として価格が手頃ながら完成度が高く、amazonや楽天で高評価なのも納得です(^^)
価格は2足で¥2,200、3足で¥ 3,300になります。1足あたりは約1,100円と手頃ですが、1足のバラ売り無く、2or3足単位の購入になってしまいます。メンズ用、レディース用共にamazonのカスタマーレビューが非常高いです。
富士登山用途、頻繁に日帰り登山する方、秋冬春用の普段使いできる暖かい靴下をお探しの方に非常におすすめです。人気で生産が追いついていないのか、度々在庫切れになります。
[メンズ]
- 登山でお金けけるべきはここ!(2019年4月25日):もう3回目の購入です。この靴下前は3足セットしかなかったんだけど、今は2足セットでお安いんですね。自分はトレッキング、登山で使用していますが、この靴下は足の裏の部分が厚く作られているので歩いていて疲れにくく、靴もフィットしやすいです。たかだか靴下、、なんて思っていた自分が恥ずかしいくらいで、比べてみると全然違います。今まで、中国の安いトレッキング用の靴下。ワークマンで売ってる工事現場用の靴下、モンベルなんかの専門店の靴下。色々試してきましたが、この靴下が圧倒的に良かったです。
履き心地、保温、通気性、すべてこれ以上にないくらいのものでした。靴下の部類としてはまあちょっと高いか、、と思うかもしれませんが、、登山はどんな低い山でも命を落とすことがあります。そういう意味ではこういうちょっとした部分もちゃんとしたほうがいいと思います。
自分のアマゾンで買えるお勧め登山アイテムTOP3には絶対に入るアイテムです。 - いいものを見つけました。(2021年5月30日):程が長めの低山登山で利用するため購入しました。
早く届いたので、フィット感を確認のため履いてみたら、安心感がすごかったです。いいものを見つけたと感じました。実際に利用して梅雨時なので、むれでスレることも心配でしたが、全く問題ありません。フィット感もすばらしかったです。
「千代治のくつ下 ドラロンウール トレッキングソックス(メンズ)」の購入者レビューと実売価格
(2021/06/24時点、amazonでは2足セット¥2,200、3足セット¥3,300)
[レディース]
- 失敗しない千代治のトレッキング用靴下(2019年3月2日):2回目の購入です。1回目は、3足組を3人で分けました。ローズを選びました。シンプルで可愛く、トレッキングシューズで歩くのに足も痛くならず適度な厚みがありスゴく良かったので、他の色も欲しくなり追加で【ガーネット&インディゴ】を購入。ガーネットが欲しくて購入しましたが、インディゴもどの服にも合わせやすそうです。
- パイルが柔らかい(2020年3月10日):前から利用していますが、傷んできたので買い替えました。
パイルが柔らかくて、足が疲れにくく、履きやすいです。日本製なのも気に入っています。
「千代治のくつ下 ドラロンウール トレッキングソックス(レディース)」の購入者レビューと実売価格
(2019/06/24時点、amazonでは2足セット¥2,160、楽天3足セット¥3,240 )
より詳しい解説は下記ページに掲載しています。
登山靴[防水・転倒防止・足首の捻挫防止]
富士登山にも適していると思われる各メーカーの代表的な登山靴・トレッキングシューズをご紹介します。
登山靴はお店で試着して購入するのが基本です。しかし、首都圏なら登山専門店が多数ありますが、地方になると限られるか、品揃えも限られるかもしれません。(購入者レビューがある程度あることから、意外と登山靴を通販で購入している方もいるようです)そこで、私自身が試着してこれは、というおすすめも掲載しておきますので、登山靴選びの参考にしてみてください。
登山靴を通販で購入する前に大切なこと
サイズは普段の+1cmを選ぶ。例えば足が26.0cmなら27.0cmを選ぶ
理由:下山時に傾斜を下るとき多少足先が前にずれるのですが+1cm程度の余裕を持つことにより、つま先が靴の先端に当たることによる痛み、爪割れ・内出血を防ぐ。
普通の靴が合わない人は要注意です!
理由:スニーカーなど普通の靴を履いて、なかなか足が合わない方は要注意です。多くのメーカーが日本人の足型で作っていますが、それから大きく違っている可能性が高いです。店舗で試着して購入するのが無難です。
シリオ
シリオは日本人の足型にあった靴を作っている登山靴専門メーカーです。基本的な作りが良く、値段は少々しますがぜひ試してみて欲しい靴です。
シリオ(SIRIO) P.F.302 (メンズ&レディース) 片足 580g(26.0cm)
ハイキング入門者のみならず、尾瀬等の日帰りハイキングや軽装備の山行等のライトトレッキングの信頼できる登山靴です。ゴアテックスのライナーを装備し、ナイロンメッシュ・タングで通気性、マルチダイレクション・アンクルフレックスで足首の動きやすさと適度なサポートを両立しています。日本ブランド「シリオ」が開発した幅広の「3E+」のラストが採用されています。
この価格帯で、完成度の高い登山靴です。もちろん、富士山にも最適です。平均的な日本人の足型の方にぜひ試着してみてほしい一足です。幅広3Eで作っていますが、足先まで紐がありフィット感を調整できます。
確か2013年に私の兄と登山ショップへ靴買いにいったとき、いろいろなメーカー試着して最終的にこれを選びました。その後もこの登山靴で足が痛くなることもなく絶好調のようです。
- 日本人タイプの足の方にオススメです。(2018年11月14日):日本人の足(幅広、甲高)に合わせた3Eサイズの作りで、ジャストフィットでした。シリオは2足目ですが、どちらも、すごく履きやすく気に入っています。
- 待望のSIRIO(2018年7月7日):以前から欲しくて気になってました。とうとうポチッとやってしまいました(^^♪カラーはカフェを選択。到着して第1印象はデザインサイコー!1,5cm大きなサイズを購入しましたが、厚手の靴下使用なら丁度良い感じ!靴はジャパンオリジナルがしっくりきます!
「シリオ(SIRIO) P.F.302」 の購入者レビューと実売価格
(2019/07/08時点で¥ 15,400~でした。楽天の方がレビュー数が多いです)
キャラバン
キャラバンは創業65年の登山靴メーカーです。足型の守備範囲が広く、足型がバッチリ合うというよりは、それとなく誰でも合うような作りになっているのが特徴です。
C1_02s (メンズ&レディース) 重量: 約590g(26.0㎝片足標準)
履き口まわりに柔らかな生地やクッション材を採用し、足首を優しくホールド。 指先まわりはゆとりを持たせ、アキレス腱部分は足首が動きやすいように浅めにカットするなど、つま先部分にはTPU樹脂カップを採用し、指先をしっかりと保護。 さらに、悪路でもグリップ力を発揮するキャラバントレックソールや、着地時の衝撃を吸収するインソールクッションシステムなどで歩行性能を高めた、キャラバンシューズの顔とも呼べる人気モデル。
登山入門者が使いやすいように設計された、キャラバンシューズの代表的なモデルです。このモデルは登山ショップなら必ず置いてある、といってもいい登山靴です。指先がゆったりしています。ただ、足先まで靴紐がないため、ゆったり加減は調節できませんが、それだけに足入れしやすくなっています。あらゆる形状の足でも包有できる万人のための初心者向け登山靴というところでしょうか。価格も控えめで手ごろです。低予算でそれなりにしっかりした登山靴をお探しの方におすすめです。
ロングセラーモデルのため、amazon、楽天、共にレビュー数が多く評価も高いです。
- さすがキャラバン(2020年1月22日):やはり日本のメーカーです。足入れもよく軽くいいトレッキングシューズです。さすがにアルパインブーツと比べると酷なところがあり岩稜帯などでは不安定さもありますが(トレッキングシューズなので当然)やはり軽さと足型は抜群によく初登山靴としてはファーストチョイスでしょう。アルパインや冬靴などがメインになり出番が減ってしまいましたが森林限界以下がメインの日帰りや富士山などではベストチョイスではないでしょうか。
- レンタルで借りて登っただけですが非常に助けられたと感じたのでレビューします。アウトソールやつま先が頑丈に出来ていて、長い岩場でも足が痛くなることなく登ることができました。ハイカットなので下山道でも土や石が靴の中に入ることなく快適なままでした。また、非常に暑い日でしたが蒸れることもなかったです。サイズ感については、分厚いウールのソックスを用意していたためハーフサイズアップで予約していたのですが、若干大きすぎに感じたので普段通りのサイズで良いのかもしれません。登山靴には詳しくないのですがゴアテックスを使用して非常にがっしりした作りなのにこの価格なのはとてもお買い得なのではないでしょうか?(登山中は2〜3万円くらいするのかなと思っていましたが、帰宅後調べてみて1万円ちょっとでびっくりしました。) レンタル品として採用されているのも、安くて耐久性があって必要十分な機能性を満たしているからなのでしょうね。
「キャラバン C1_02s」 の購入者レビューと実売価格
(2021/08/16時点で¥11,900~。)
より詳しい解説は下記ページに掲載しています。
装備・持ち物リスト

10年以上の登山経験を元に作成しました。安全・快適な登山の参考になれば幸いです。
- ザック(リュックサック・バックパック)
- ザックカバー
- ヘッドライト・ヘッドランプ
- 予備電池
- 登山靴・トレッキングシューズ
- フットスパッツ
- 水筒
- 防水スタッフバック
- カメラ・デジカメ
- トレッキングポール
- サングラス
- 腕時計