今回の積雪期の富士登山は、予想外の遭難者救助だけでなく、いまだ発見されていないスロバキア人もいます。
すでに、遭難事故としてニュースになっています。
■行方不明:スロバキア人が富士山登山中に /静岡
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■ジーンズにスニーカー、富士でチェコ人男性保護 YOMIURI ONLINEより
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正直、このブログで、この遭難事故についてどこまで書いていいのか悩みました。・・・そして今も悩んでいます。
いまはまだ確定ではないですが、おそらく常識的な判断でいえば行方不明となっているスロバキア人は「生存の可能性は極めて低い」と思います。
救助されたチェコ人の方は、本当に運がよかった。
野中さんがいなければ、状況判断を誤って命を落としている可能性が非常に高かったです。
うーーん、気が重い。
やっぱり書くのやめようかな。。。
でも、このブログは夏の富士登山だけでなく、冬の富士登山の記事についても多数扱っていてます。
特に冬の富士登山については、魅力だけでなく、その厳しさ、過酷さをお伝えしているつもりです。
実際に遭難救助に関わった一登山者として、今回の遭難事故について事実をお伝えするのは富士登山のサイトの管理者としてなんだか使命のような気もします。
私が今回の登山を通じて感じたこと、伝えたいことは
- 軽装で積雪期の富士山に登るのは自殺行為!!!
- 遭難救助に携わったSさん、野中さんの献身的な姿勢に深く感動した
の2点です。
それでは、私たちが登山し、遭難者を発見し、救助するまでを書き綴ってみようと思います。
また遭難者救助については、雪山に登られる方々の参考になると思います。
・当サイトの「チェコ人・スロバキア人登山者の遭難・救助」関連ページ一覧
- 1ページ目 「チェコ人・スロバキア人の富士山遭難事故」
- 2ページ目 「真っ暗闇の積雪期夜行登山」
- 3ページ目 「日差しを浴びて快調に登る!」
- 4ページ目 「九合五尺付近で滑落しそうな遭難者を発見・救助」
- 5ページ目 「Sさんと富士宮の山頂へ」
- 6ページ目 「チェコ人遭難者と共に下山・救助隊と合流」
- 7ページ目 「予想外の悲しい結末」
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