富士登山に最適な
ザック・リュックの選び方
機能、容量とおすすめの紹介


お知らせ [2023/01/07更新]

富士登山@2023年(令和5年度)2022年(令和4年)度 富士山の開山期間は、2022/07/01(金)~09/10(土)でした。
現在は主要な登山道は閉鎖されています(詳細は富士登山オフィシャルサイトでご確認ください)
2023年度の夏の開山時期の登山情報は公開され次第、順次掲載する予定です。


まとめ
  • ザックの容量は日帰り20~25L、一泊小屋泊まりの場合30L程度が目安
  • 普段使いを考えるならジッパー式が便利だが、登山においては雨蓋式の方が都合が良い
  • 背負うタイプは腰タイプがおすすめ(特に下りで差が出る)
  • 男性用、女性用ザックがある。
  • 長時間背負っても違和感が無いものを

 

ザックは登山の三種の神器の一つ

富士登山のザックの選び方

出典:ドイター

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登山の三種の神器の一つであるザック(リュックサック・バックパック)。富士登山に最適なザック・リュックの選び方(機能、容量)とおすすめを紹介します。防寒着や飲み物や行動食などを入れるために、登山には欠かせない道具です。

ザック・リュックの選び方

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管理人

いままでに富士山に登る中で多くの登山者の方々を見てきましたが、他の山域と異なり、日ごろ使っているデイバック、年季の入った登山用ザック、最新の登山ザックなど様々なザックが見られるので、いつも面白いな、と感じます。

ここでは富士山をより快適に登るためのザックの機能や容量について解説します。

 

「NHK にっぽん百名山 富士山」(2013年)に出演された
富士登山ガイドのエキスパートの野中径隆さんによる
”登山・トレッキング用のザック、リュックの選び方”の講義

 

ザック(リュックサック・バックパック)を選ぶ上で重要なポイントは、

  • ザックのタイプ
  • 容量
  • 背負うタイプ
  • 開閉形式

になります。

ザックのタイプ

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荷物を持ち運ぶのに、手下げ式、肩がけ式、背負う式などさまざまありますが、数時間に及ぶ富士登山では背負うタイプがおすすめです。

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富士山は登山時間が数時間にもなり、ルートによっては所々手を付いて登る場所もあります。登山中は両手が空いている(もしくはトレッキングポールを持っている)状態が理想的です。

容量は日帰りは20~25L、山小屋泊は30L程度が目安

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日帰りの場合は20~25リットル程度、山小屋泊は30リットル程度を目安に用意すると良いでしょう。

ザックの容量(大きさ)の目安は、日帰り登山と山小屋泊で異なります。日帰りの場合は20~25リットル程度、山小屋泊は30リットル程度を目安に用意すると良いでしょう。日帰り登山の場合はそれほど荷物は増えませんが、山小屋泊の場合は行動食や嵩張る防寒着が増えます。

特に女性は寒がりで女性ならではの持ち物もあるため、何かと荷物が増えるようです。小さく収納できる登山用の防寒着ではなく普段着を持ってく方は、30リットルでもギリギリになる場合がありますので、35リットル程度でも良いのではないか、と思う方もいます。

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管理人

パンパンに荷物を入れると、中の行動食が潰れたり、荷物を取り出してまた中に入れる時に苦労するので、多少余裕サイズ選びおすすめです。

手持ちのザックの容量がわからない場合は、登山前にすべての荷物を入れて確認すると良いでしょう。

経験談

因みに、私は今までの富士登山で日帰りだと30リットル程度、1泊以上の場合は40リットル程度の容量に余裕のあるザックを使ってきています。私の装備の場合、日帰りで30リットルはかなり余裕あり、1泊以上で40リットルだと結構容量が余ります。

子供・高齢者連れの方へ

子供・高齢者と一緒に登る場合、疲労や高山病の発症(肺活量の小さい子どもは大人より発症率が高い)ため、登山途中で余力のある親や同伴者が代わりに背負うことになることも十分ありえますので、自分の荷物+アルファの容量のザックを選ぶのも一つの選択肢です。(1泊でも雨蓋式の40リットルザックであれば、なんとか2人分入れらると思います)

 

以上、容量の目安について記載しましたが『容量が30リットルと書かれていても、実際には30リットル分入らないザックも多い』と業界関係者から聞いています。(この内容は一般の方はほとんど知りません) 興味のある方は、下記内容もご参考になさってください。

【余談】え!?30リットルなのに30リットル入らない?ほとんど知られていないザック業界の裏事情

ザックの容量は、各社 〇〇30、〇〇40、などと、ザック名+数字でそのザック容量を示しています。2009年からアウトドア業界に関わるようになり、様々なザックを見てきたある時、陳列されているあるメーカーのザックを見た時「これ、60と書いているけど、なんか小さくないか?」と疑問に感じることがありました。その後、日本のザックメーカーであるセロトーレの社長とお話する機会があり、各メーカーのザック容量が実際と異なる現状を教えていただきました。以下、セロトーレのWebサイトにも記載されている内容ですが、一部抜粋して紹介させていただきたいと思います。

○どのザック(リュックサック)も同じ容量表示だけど、本当に同じ大きさ?並べてみると大きさが全然違うけど、本当に同じ容量が入るのだろうか?

表示されている容量より1割ほど小さい(表示より大きなザックはまず有りません)程度なら目安の範囲としても、2割どころか3割以上も小さかったとしたら、もはやその容量表示は優良誤認です。ですが残念ながら3割前後も小さいザックが普通のようです。だから思ったよりも荷物が入らないのです。 
 ネットや雑誌の写真などでは、実際のザックの大きさなど分かるはずありません。たとえば、本当は30ℓ の容量しかないザックを正しく「30ℓで1,500g」と表示するよりも、「40ℓ で1,500g」と表示した方が軽く見えます。また、「30ℓ で¥20,000」と表示するよりも「40ℓ で¥20,000」と表示した方が安く見えます。つまり、実際の容量よりも大きく表示した方が軽く安く見えるのです。最初からそれを狙ったとは言いませんが、結果としていい加減な容量表示が優良誤認となってしまっているのは事実です。・・・つまり、そのような表示よりも実際の容量が2割〜3割も小さいザックは、たとえ重量が軽くても価格が安くても、数字上はそう見えるだけの優良誤認と言えます。実は軽くも安くもない、ただいい加減な容量表示で軽い、安いと錯覚させられているだけです。・・・ちなみにセロトーレのザックは、表示通りの容量が確実に入るよう設計しています。つまり正しく容量表示をしています。[出典:セロトーレ 登山用ザック(リュックサック)の「あるあるネタ」]

私がセロトーレの代表の方から直接伺った時は、「その昔はどのメーカーも適正な容量表示だったが、ある世界的な会社が数値より小さい容量のザックを販売するようになり、その他メーカーも真似するようになった」と話さていました。

以上のように、同じ30リットル表記でも、メーカーにより実際容量が異なる可能性があるため、A製品とB製品で(堅田ログ上は)同じ30リットルだけど軽い・重い、といった精度のある比較ができない状況になっています。

因みに、このページ上で30リットルと書いている場合は、実際に30リットルの容量があるザックではなく、30リットルザックとして売られているザックの容量を基準に話をしています。

楽天ショップに僅かながらレビューが掲載されていて、「肩が痛くならないのは本当だった」「何年も前からこちらを愛用しています」等の高評価が付いてます。個人的には、デザインと機能性をもっとモダンにしたらもっと人気出るのかな、と思います。

 

肩で背負う?腰で背負う?

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腰で背負うタイプはザック背面にフレーム(アルミ合金など)が入っていて、正しく背負うと荷重が腰に乗り、肩の負担が軽減されるようになります。

ザック(リュック)には、肩で背負うタイプと腰で背負うタイプがあります。一般的に日常で使われているのは肩で背負うタイプです。

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このタイプは荷物が重ければ重いほど登山中に肩に食い込んできます。特に下山時はスピードが上がり上半身が前後上下に揺れやすいため肩へ食い込みやすくなります。

それに比べて、腰で背負うタイプはザック背面にフレーム(アルミ合金など)が入っていて、正しく背負うと荷重が腰に乗り、肩の負担が軽減されるようになります。

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背面フレームの形状や入れ方はメーカーにより様々

肩で背負うタイプに比べて背面フレームや部材が増えるためザック全体の重量が増えますが、あまり肩に重さがのらないため、体感的に軽く感じ、登山時間が長いほど楽に感じます

富士登山では

  • 日帰り登山 → 肩で背負うタイプ or  腰で背負うタイプ
  • 山小屋泊登山 →   腰で背負うタイプ

がおすすめです。

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管理人

山小屋泊はどうしても荷物が増えて重くなるため、腰で背負うタイプが良いです。山小屋泊で肩で背負うタイプを使う場合はできるだけ荷物を軽量化するのをおすすめします。

開閉はジッパー or 雨蓋

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最近は、雨蓋式とジッパー式を組み合わせた登山用ザックが一般的になってきています。

ザックを開け閉めする方式は大きくジッパー式か雨蓋式かで分類されます。

ジッパー式は、日頃多くの方が使っていると思います。開け閉めが楽なのが特徴です。雨蓋式は30リットル以上の登山用ザックに多く採用されている方式で、登山上部に雨蓋が付いています。この方式は、荷物をパンパンにつめても故障しにくく、雨蓋の収納が使えて、雨蓋と本体との間に衣類を挟んだり、多様の荷物の増加にも対応できます。

最近は、雨蓋式とジッパー式を組み合わせた登山用ザックが一般的になってきています。

登山用のザックがいいの?

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すでに代用できるリュックを持っているならに無理して新たに登山用を用意することもないと思います。特に年齢が若い方は多少登りにくかったり肩が痛くなっても元気でカバーできます。

富士登山に挑戦するのに、日頃使っているデイバッグを使うか、新たに登山用を用意しようか悩む方もいると思います。実際に富士山に登るときに他の登山者の装備を見るとさまざまです。

登山用のザックは、登山者の負担を軽減し、快適に登れるよう設計されています。しかし、すでに代用できるリュックを持っているならに無理して新たに登山用を用意することもないと思います。特に年齢が若い方は多少登りにくかったり肩が痛くなっても元気でカバーできます。

運動不足で体力に自信がない、富士登山をきっかけに登山を始めたい、という方はしっかりした登山用ザックを用意するのがおすすめです。

経験談

実は私も初めて富士山登った時はデイバッグでしたが、その後登山用(雨蓋式の腰で背負うタイプ)を購入して登って感じたのですが、歴然とした差があります。あれだけ食い込んできた肩の痛みがぜんぜんありません。登山時に便利なポケットや機能が多数付いていて快適です。また、数年使ってわかったのですが登山用のザックは丈夫にできているため、そう簡単には壊れません。(生地のポリウレタン防水加工は徐々に劣化し始めますが・・・使い方にもよるので一概にいえませんが耐用年数は5~10年程度です)

たまに低山(高尾山など)で普通のデイバッグで登ることもありますが、やっぱり肩にショルダーベルトが食い込んできて痛くなるため、最近は低山でも登山用ザックを使っています。

富士登山に良さそうなザックをいろいろ調べて見ましたので、参考にしてみてください。

女性はできるだけ店頭での試着を推奨

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女性用ザックについては、女性用だから誰でも大丈夫、という訳ではなく、それぞれの体格によって合う合わないが出やすいです。

女性は、男性より肩幅が狭く、胸も膨らんでいる、ウエストの等の身体的な違いがあります。そのため、登山メーカーではザックは、男性用と女性用で分けて作られているモデルが多数あります。

男性と女性のザックの違い

出典:グレゴリー

男性用と女性用のザックでは、ハーネスの形状が違います。ショルダーハーネスは女性用は胸を圧迫しないようにカーブが強くハーネス自体も男性よりも細くなっています。

この女性用ザックについては、女性用だから誰でも大丈夫、という訳ではなく、それぞれの体格によって合う合わないが出やすいことが経験上わかっています。体型に合わないと、肩が痛い、胸が圧迫されて痛い、など痛みの症状がすぐにでます。(それに比べて男性用は、ザックはメーカーによって背負い心地は異なっても、短時間背負って痛くなるケースはあまり聞いたことがありません。)

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女性は店頭での試着&購入を推奨します。店頭では、必ず重り(5kg程度)入れてください。入れないと負荷がかからないので、身体との相性がわかりません。試着する際には、試着用の重りが用意されている専門店で購入しましょう。

厳選おすすめのザック

私も今までにいろんなザックを背負ってきました。実際に登山で使ったことあるザック(自己所有&友人から借りたり)は

  • モンベル キトラパック40 (日帰り・1泊小屋泊まり登山)
  • ドイター エアコンタクト75+10 (4シーズンの縦走登山・アイスクライミング)
  • グレゴリー トリコニ60 (友人から借りた)
  • バーグハウス アリート45 (友人から借りた)
  • アウトドアリサーチ ドライコンプリッジサック 31L (アイスクライミング・沢&水遊び用)
  • パタゴニア ブラックホールパック32L (日帰り登山・普段使い)
  • オスプレー バリアント37 (日帰り・雪山・アイスクライミング向け)

それ以外にも、実際に買う前に背負ったザック(ミレー、マムート、マウンテンダックス、カリマー、オスプレーなど)は数知れず。それだけ背負うと、背負っただけでいいザックかいまいちのザックか少しわかってきた気が?します。

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以下、おすすめのザックを紹介したいと思います(^^)

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自宅近くのアウトドアショップ・スポーツショップで富士登山向けのザックを実際見てきました。円安の影響なのかメーカー品のザックは2万円代のものも多く、全体的に価格上がっていて驚きました。

カリマー リッジ30プラス Medium

様々なトレッキングスタイルに対応するカリマーの定番中型リュックサック。背面システムには、3Dバックパネルを内蔵し、フィット感と安定性を高めています。

  • Volume 30L+
  • Weight 1,490g
  • フロントポケット、ハイドレーション対応、ワンドポケット、ポールキャリア付き、レインカバー付き
POINT

カリマーはイギリスのザックの老舗メーカーで、リッジは日本でも人気のザックになります。このザックを一文で表現するなら「バランスの良い万能ザック」というところでしょうか。背負心地、機能性、デザイン性のバランスが良く、「登山用のザックを探しているなら、まずこれを試着してみては?」と言いたくなるようなザックです。

背負った感想

5Kgの重りを入れて背負ってみました。2022年モデルもカリマーのザックだなー、といった感じで、背負心地に癖がなく、背負ったときのバランス、フィット感も優れていて、万能選手といった印象です。フロントにあるオープンポケットが便利そうです。ただ、ザック内部へのアクセスが上部のみで、サイドなどからジッパーでアクセスできたらもっと使い勝手が良さそうと感じました。

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サイズは、女性向けのSmall、平均男性の身長向けのMidiumあります。人気製品なので、スポーツショップ等でも置いてる可能性高いです。背負い心地がニュートラルで癖がないので、お店で試着する場合はまずこれからがおすすめです☆ また、ネットでは旧モデル(カリマー リッジ30、名前に”プラス”が付いていない)が値引きされてい販売されています。

 

グレゴリー ズール30&ジェイド28

  • ショルダーハーネスのサングラス収納用クイックストウ。パックを背負ったまま、すばやく安全かつ傷をつけずに、サングラスの取り扱いができます。
  • フロントのメイン開口部は上から下まで開くU字ジッパー式で、キャンプでは荷物の出し入れが容易にできる専用設計のレインカバー付き。雨蓋の裏のジッパー式ポケットに収納され、すばやくアクセスができます。
  • 携帯電話やコンパクトカメラを収納できる特大ヒップベルト・ポケット。
  • 両サイドに伸縮性のメッシュサイドポケット
  • トレッキングポールやアイスアックスを固定する調整可能なアタッチメント・ループとフックアタッチチェストストラップは、ホイッスルを兼ねています。
  • [重量] ズールSM/MD 28L 1.19kg
    ズールMD/LG 30L 1.21kg

    ジェイドXS/SM 26L 1.16kg
    ジェイドSM/MD 28L 1.16kg

 

POINT

2019年に、グレゴリーのズール(メンズ用)&ジェイド(ウィメンズ用)がリニューアルされました。特に”フリー・フロート・サスペンション”と呼ばれる背面の作りが秀逸です。

新しいフリー・フロート・サスペンションは、背面長を調節可能にし、しかも、フレームにテンションをかけることで通気性を高めたバックパネルを使用しています。これは、フィット感と通気性を両立する革命的な手法です。

詳しくは、下の公式動画を御覧ください↓

 

背負った感想

5Kgの重りを入れて背負ってみました。体へのフィット感が柔らかく抜群です。気になるのはサイズ感。最近流行りのザック全般に言えることですが、軽量化のためにショルダーストラップが短めになっていて、ズール、ジェイド共に、体格(背面長)に合わせて、SM/MD、MD/LGの2サイズありますが、これを選ぶならサイズ感の確認が必要です。

 

ドイター フォーチュラ30

ハイキングに新たな快適性をもたらすライトウェイトで機能的なトップローダー式パックです。行程の長めのデイハイクやトレッキングに適しています。エアコンフォートセンシックの背面メッシュは通気性が高いだけではなく、ヒップフィンと組み合わされ従来以上の快適性をもたらします。二気室構造ですが、ジッパー式の仕切りのため、一気室のように使うこともできます。

  • メイン素材: 210D ナイロン RECYCLED, 600D ポリエステル
  • 収納可能サイズ: 31~40L
  • 留め具の種類: ドローコード
  • 容量: 32L
  • 重量: 1440g
POINT

ドイターは100年以上リュックを作っているドイツの老舗メーカーで、フューチュラは長年リニューアルされていて、最近では2021年に新しくなりました。

背負った感想

5Kgの重りを入れて背負ってみました。ドイターのフォーチュラはカッチリした背負い心地で、グリゴリーのズールよりは硬めで、カリマーのリッジに近いかもしれません。特に腰のハーネスを装着した時に背面パッドが当たっている感じがあります。結構これは好みですね。

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フォーチュラ32はザック下部のジッパーからも内部にアクセスできるので使い勝手は良いです。背負い心地が気に入れば機能性は高く、おすすめのザックです。amazonには結構レビューが書かれていますので参考になると思います。

(amazonの方が価格が安かったです。)

 

ハイシェラ コルツ30(おすすめ!)

新たにラインナップに加わった天蓋式のアウトドア用バッグCOLTS。ウェストベルトの大きなポケットはスマートフォンやデジタルカメラの収納にも便利です。別売りのマルチケースやパデッドスクエアケースを取り付けることが可能で利便性を向上させることも可能となっており、フロントポケットにはレインカバーも内蔵されています。High Sierra(ハイシェラ)は、良質かつ手頃な価格で製品を提供することをモットーとするアウトドアアドベンチャー/ライフスタイルブランドです。壮大なシェラ・ネバダ山脈からインスピレーションを受け、製品をデザイン・開発しています。

  • メイン素材: 表地:100% Polyester
  • 表地: ポリエステル
  • 収納可能サイズ: 21-30L
  • 留め具の種類: ファスナー
  • タテ:65.0 cmX ヨコ:35.0 cmX マチ:23.0 cm
  • 表地:100% Polyester
POINT

High Sierra(ハイシエラ)はサムソナイトが展開するアウトドアブランドです。

背負った感想

アウトドアショップで見慣れないこのザックを発見。ハイシェラ?どこのブランド?ショップのPB商品?と思いタグ見るとサムソナイトのブランドと記載あり。また他メーカーが2万円代の中で目を引く低価格だったので、ちょっと大丈夫か?まあ、試しに背負ってみるかと5キロの重り入れて背負ってみたところ・・・なんだこれは、ちゃんとした背負い心地も良好なザックじゃないか!と驚きました。 他メーカーの2万円台のザックに比べると、1~2世代前の部材使ってますが、シンプルで背負い心地もしっかりしていて癖もありません(カリマーリッジに近いかも)。

ザック自体は非常にシンプルな作りで、細かな部品もそれほどお金かけてない感じですが、全体的に見た目も良く、背負った感じもカッコイイです。それで実売価格は他メーカーの約半額。驚きました! しかも、ザックカバーも付いてます(ただ、底の水抜き、飛び防止のベルトは付いてませんでした、まあこの価格ですので)

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久々に掘り出しものザックを見つけたと感じました。amazonに複数のレビューあり、評価も高いです。この背負い心地でこの価格はちょっと驚きです。手頃な価格でちゃんとしたザックが欲しい方におすすめです。☆

  • 値段以上(2021年12月2日):安かったのでそこまで期待してませんでしたが、値段を超える物だと私は思います。背面の骨が割としっかりしており、少ない荷物でもしっかりと形を保て、腰と肩ベルトも長さ調節のほかに引きつけ用の調節も付いており、同価格帯の物の中では大当たりかと思います。このクラスの容量は3個目ですが今ではこいつしか使ってませんし、ダメになるまでこのクラスは買う事は無いです。
[出典:amazon]

ザックの売れ筋ランキング

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とにかく安く購入したい、という方はネットブランド品という選択肢もあります。一般店舗では取り扱いが無いなため購入するまで実物見れませんが、価格は安く、参考となるレビューも多数付いています。登山向けのザックが5千円程度からあります。

ザック・リュック探しの参考になりそうな大手の通販サイトのページを幾つかリストアップしてみましたので、参考にしてみてください。

 

まとめ

  • ザックの容量は日帰り20~25L、一泊小屋泊まりの場合30L程度が目安
  • 普段使いを考えるならジッパー式が便利だが、登山においては雨蓋式の方が都合が良い
  • 背負うタイプは腰タイプがおすすめ(特に下りで差が出る)
  • 男性用、女性用ザックがある。
  • 長時間背負っても違和感が無いものを

 

装備・持ち物リスト

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10年以上の登山経験を元に作成しました。安全・快適な登山の参考になれば幸いです。

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