- 登山店で自分の足に合った靴を選ぶ
- ゴアテックスなど防水加工である
- ミドルカットかハイカットがおすすめ
- 直接お店に行って試着するのがベスト
- 1泊2日で税込3,500円~レンタル可能(試着もできます)
以下、詳しく解説しています。
目次
登山靴は、登山の三種の神器の1つ
登山靴は、雨具やザック(リュック)に続く、登山の三種の神器と呼ばれています。登山靴(トレッキングシューズ)の特徴、選び方について解説します。
富士山に登山靴は必要なの?運動靴と登山靴の違い
過去何度も富士山に登っていますが、正直、富士山は登山靴でなくても運動靴で登れます。事実、様々な運動靴で登っている登山者が多数います。(特に若年層に多いように感じます)
登山靴の特徴
登山靴は、あらゆる天候でも登山道を安全に、快適に登れるように設計された靴です。登山靴は、軽登山靴(トレッキングシューズ)、重登山靴(アルパイン)などがありますが、共通して
- 堅牢
- 防水透湿性
- ソールが固く、滑りにくい
- 足首を捻挫しにくい
という特徴を持っています。
堅牢
石で強く押してもあまり凹みません
登山靴は、歩行中に岩などに接触しても足を痛めないよう、全体的に硬い素材が使われています。アッパー(靴の底を除いた上の部分)は硬く、靴底も厚く硬いです。実は、この堅牢さゆえ、登山靴はその人の足との相性の差が出やすい(合わないと痛くなりやすい)のです。一般の運動靴は、特にアッパーが柔らかく、最初はジャストフィットしなくても次第に足にフィットするようにある程度は変形していきます。登山靴もある程度は変形していきますが、そもそも素材が硬いため、一般の運動靴に比べて僅かな変形に留まります。
その硬さゆえ、登山靴を選ぶ時に”購入時点で自分の足にフィットしている”ことが非常に重要になってきます。
防水透湿性
もちろん、水たまりに入れても、靴の中は濡れません
殆どの登山靴はアッパーに防水透湿性素材(ゴアテックスなど)を内蔵しています。山の天候は変わりやすく、雨が降ることも多々あります。富士山ではありませんが、他の山では浅い沢を渡らなければならないような登山道もあります。水が靴内部に侵入すると
- 水で足の皮膚がふやけて靴ずれする
- 水を吸った分、靴が重くなる
- 水濡れによる不快感
がおこります。アッパーに防水透湿性素材を挟み込むことにより、これを防ぐことができます。
出典:scarpa
特に致命的なのは足の皮膚のふやけです。長い時間お風呂に入っていると皮膚がふやけてやわらかくなりますが、足がふやふやの皮膚の状態で何時間も山を上り降りするとどうなるでしょうか?体重の圧力や靴との摩擦に耐えきれず容易に皮膚が傷つき(くるぶし、かかと、足先が発生しやすい)、痛くなってきます。一度靴ずれを発生すると、歩く度にそこが痛み、山登りを楽しむのが難しくなってきます。
そのため、ほぼすべての登山靴には防水透湿素材が使われています。防水性は必須です。何年も登山靴を使っていたりメンテナンスが悪いと防水透湿素材に穴が空いて、水が入ってくることがありますが、そのような登山靴は日帰りには何とか使えても、1泊以上の登山に使うのが難しくなってきます。
透湿製に関しては、私は今までに4足のゴアテックス内蔵の登山靴を履いてきてますが、透湿しているのかどうかよくわからない、体感が難しいです。一般の非防水の運動靴の方が、通気性があり、ずっと蒸れにくいように感じます。経験上、透湿性があるといっても、発汗量の多い足の蒸れを完全に放出できるほどの透湿性は期待できません。そのため、登山用の靴下が”余剰の汗を溜め込む”という重要な役割を果たします。
登山用の靴下は日常で使われる靴下よりも厚手ですが、硬い靴とのクッション材の役割以外にもその厚み分だけ汗を吸って溜め込み、足の皮膚をドライに保つという役割もあるのです。
山小屋で1泊して富士山を登る場合、一日目の数時間の登りで靴下がけっこう濡れてしまうこともあり(特に雨の場合)、山小屋に着いても靴を脱ぐと濡れにより足が冷える&不快になることもあります。1泊以上の場合は、予備で靴下をもう1足持っていくのがおすすめです。
ソールが固く、滑りにくい
ブロックパターンが大きく、溝も深い
登山靴は一般の靴のソールよりも、ずっと硬く、ブロックパターンも大きく、溝も深くなっています。登山靴で舗装路を歩くと歩きにくいですが、山道では悪路ほど効果を発揮します。
ソールの硬さは、岩角に足を乗せた時の下からの突き上げから保護していくれます。この効果は登りよりも、足裏への衝撃が大きくなる下山時に効果を発揮します。靴底が軟らかいと長時間に及ぶ足裏の突き上げで、次第に足裏が痛くなってきますが、硬いソールではほぼ起きません。
また、ブロックパターンが大きく溝が深いため、傾斜の強い砂利道・砂礫・土砂をしっかり噛み込むことができます。
富士山 富士宮ルート
富士山はどの登山ルートでも、六合目以上の多くの場所が上の写真のように火山の砂礫です。登りの時は、足がずり落ちやすく、靴底が滑るとその分移動がロスするため無駄に疲れますが、登山靴を履いて斜面に対して並行に足を置く(ソールを接地面積を最大にする)ことにより、滑るのを軽減でき効率よく登ることができます。富士山は特に滑りやすく、この歩行技術が大切になってきます。
吉田ルート下山道 砂礫が細かく滑りやすい
登山靴は下山時に足が滑って転倒を予防するのに大いに効果があります。一般の運動靴と比較するとその差は歴然としています。一般の運動靴で下山した場合、登山道のソールの噛み込みが甘いため、下りの勢いが付いてしまった場合やバランスを崩して足を付いてしまった場合などにそのままズズッと滑ってバランスを崩し転倒してしまうことがあります。富士山では、下山時に滑って尻もちを着く登山者の姿をよく見かけます。(その昔、一緒に登った仲間(一般靴)も目の前でズルって滑ってました。尻もち付いてしまう時に反射的に手を付くのですが、砂礫は結構尖っていて手を傷つける可能性があるため、何らかのグローブをはめた方がいいです)
登山靴だからといって完全に下りで滑らないようになるわけではありませんが、しっかりと地面を噛んでいる感じがわかり、明らかに安心感がでます。
足首を捻挫しにくい
登山中の怪我の統計結果より”怪我の多くが下山時に起きる”ということがわかっています。その中でも起きやすい怪我として、足首の捻挫があります。
下山中に足首を思いっきり捻ってしまうことは稀にあります。登りで体力を使っているため、下山時は疲労していることが多く、登山道は足場が凸凹のため、下りの勢いそのままで思いっきり足首を捻ってしまうのです。くるぶしを覆うミドルカットやハイカットの登山靴は捻挫を抑制する効果が高いです。くるぶしを覆うようなハイカットの登山靴は、ある程度の可動域までしか足首が動かないような構造になっています。そのため、登山靴を履いて、足首を捻った状態で体重をかけてしまっても、ある程度のところまでしか足首が曲がらず、靭帯・腱の損傷を防ぐことができます。
下山時に足首を捻ってしまうことは登山慣れた方でも疲労により度々やってしまうことがあります。私も下山中に過去何度か内側に足首をグニッと捻ったことがあります。普通の靴だとほぼ間違いなく捻挫する状態でしたが、ハイカットの登山靴を履き、しっかり一番上のフックまで靴紐を締めてたため、怪我なく登山を続けることができました。山仲間が下山中に足首を捻ってる瞬間もみたことありますが、後で彼は「かなり捻りましたが、登山靴のお陰で大丈夫でした」と言ってたと思います。
下山する時に足元見ながら下りますので、足首を捻る瞬間も目撃します。経験上、下山する勢いもついていますので、登山靴を履いていても「自分の足首があんなに強く捻れたの見たこと無いわ」くらい捻った状態になってます。もし、登山靴を履いていなかったら・・・ほぼ治療院行きです。足首を痛めると、痛みを抱えたまま下山するのは痛みが続いて結構辛いので、登山靴での登山を強く推奨します。
以上のように登山靴は、歩行のエネルギーロスを低減するだけでなく、登山で発生しやすい怪我を予防する特徴を持っています。
富士登山あるある「親指の爪真っ青になる病?」
静岡県警察の方が上記ツイートしていたので、この件についてお話したいと思います。富士登山あるあるの内容だと思うのですが、私も初めて富士山に登った時(2007年)、確かソールがイボイボしているから滑りにくいだろうと考え、サッカーのトレーニングシューズで登りました。登って山頂までは大丈夫だったのですが・・・
下り坂で足を一歩出す度に、靴の中の先端に親指がガンガン当たり、痛い痛いと感じ、靴紐締めても当たり続けるので痛みに我慢しながら数時間(何千回?)も下って下山し、後で確認したら爪の付け根と内部が内出血し、上の写真みたいになってました。しばらくすると爪が剥がれました(数カ月後に新しい爪になりました)
一般の靴は傾斜のある下り道を何時間も歩く前提で作られてません。これに懲りて、次の富士登山からちゃんと登山靴購入して登りました。もちろん、下山中に足が痛くなることは全くありませんでした。下山中に、足親指が靴内部の先端にガンガン当たると、とにかく痛い&下山時間=痛い時間(約2~3時間、苦行ですね)なので、ちゃんと登山靴履いて登ったほうがいいです!今の時代、レンタルすればそんなに費用もかかりません。
登山靴は自分の足のサイズ+1.0cmを目安に選びます。市街地用の靴では+0.5cm程度を選ぶと思いますが、登山靴で+1.0cm。登山靴と言えど傾斜のある下山道で多少は足が先端側にズレますが、最初から大きめ選ぶことで親指が当たるリスクを回避できます。
「親指の爪真っ青になる病」を回避するために、登山前に一度登る靴の紐をしっかり上まで締めて、下記動画のようにつま先を地面に「ドン!ドン!」と当ててみましょう。
これでもし、足の爪先が、靴内部の先端に当たったら富士登山で「親指の爪真っ青になる病」になる可能性あります。因みに、私はかなり強く地面にぶつけても全くつま先が当たりませんでした。当たってるのかどうか判らなかったら足の指先を上下に動かすと判別しやすいです。
登山靴・トレッキングシューズの選び方
登山靴を選ぶ上で大切なポイントは、
- 自分の足型に合っている
- くるぶしを覆う高さ
- 専門店で相談・試着する
になります。
ミドルカット・ハイカットがおすすめ
登山靴・トレッキングシューズはその高さでローカット、ミドルカット、ハイカットがあります。ローカットはくるぶしが出る高さ、ミドルカットはくるぶしを覆う高さ、ハイカットは足首をしっかり覆う高さになります。
ローカットは、高さが無い分軽量になり、足首も自由で歩きやすいですが、里山ハイキング・低山ハイキング・登山上級者向きです。日本一の標高で、火山の砂礫や岩場を歩く富士山には、足首のホールド力があり、小石も侵入しにくいミドルカット・ハイカットがおすすめです。
富士山は、登りと下りがはっきり分かれた登山ルートです。登山口から山頂までずーっと登って、山頂からはずーっと下りになります。その他の山々の稜線歩行ではアップダウンが続くルートもありますが、富士山は独立峰なので最初は登り時間、登りきったら次はずっと下り時間と明確に時間帯が分かれます。
ミッドカットやハイカットで一番上の段まで靴紐を強く締めると、明らかに足首の可動範囲が狭くなり登りにくくなります。私は富士登山では、ミドルカットやハイカットの登山靴を使いますが、
- 登り:最上段の靴紐は締めなかったり、ゆるめに締めたりして、足首の動かしやすさを優先しています。
- 下り:山頂からの下りでは一番上までかなりしっかり靴紐を締めて登山靴で足首がホールドされるようにし、足首の捻り予防と登山靴内での靴ずれを最小限にします。
登山初心者の方だと、そこまで気が回らない方も少なくないと思いますが「登りと下りで靴紐の締め具合を変える」をぜひ実践してみてください。より楽に登れるようになります。
自分の足型に合った登山靴を選ぶ
登山靴選びで最も重要なのが、自分の足型に合った靴を選ぶことです。(最重要!)
登山靴はアッパーの硬さゆえ、一般の運動靴より履くことで馴染む幅が小さいです。そのため、最初に自分の足型にどの程度合っているかで、歩きやすさ、靴ずれのしにくさも決まってきます。(メーカーの靴作りの構造による差も非常に大きいです)
私も今までに何人もの足を見てきましたが、人によって足の形状が結構違います。
今まで見てきた経験の範囲内ですが、
- 日本人型(日本人に多い足型、幅広)
- 欧米人型(欧米人に多い足型、全体的に足が細い)
- ゾウ型(日本人型だが、かかとも大きく、甲高で肉厚、ゾウの足に似ている)
に大きく分類できるかな、と感じています。もちろん、人によって同じ足のサイズでも、足の指の長さ割合、甲の高さ、かかとの大きさ、外反母趾(女性に多い)など違いがあります。
街で1時間程度歩くのとは異なり、富士登山は最短ルートの富士宮ルートでも登山時間が7時間程度ありますので、登山靴との相性が問われてきます。
登山靴メーカーや、同じメーカーでもモデルによって使われている足の木型が異なっています。自分の足にあった登山靴を探すなら、専門店で試着するのが賢明です。
直接、お店で試着する
登山用品の専門店で登山靴を試着するのがおすすめです。スポーツショップ等でも軽登山靴を扱っていますが、登山専門店の方が、フィット感を確認する設備や、靴の種類も充実しています。また、登山専門店でも特定のメーカーのみ扱うお店より、さまざまなメーカーを扱うお店の方が、自分の足に合った靴が見つかりやすく、選択肢も豊富です。
お店で足のサイズもしっかり計測してくれる
登山靴のフィッティングに関して、ある程度の経験があるスタッフなら、その人の足を見た瞬間に、「富士山用でこの予算内で、この足型ならAメーカーのこのモデル、Bメーカーのこのモデル・・・・が合いそうかな」と靴リストが頭に浮かんでくるのではないか、と思いますので、提案された靴を試着するとよいでしょう。
経験上、何足か試着すると自分にあった登山靴がわかってきます。例えば、
- 靴紐をしっかり縛り、歩いてもフィット感がある(少しでも違和感、痛みがあるのは避ける。短時間の試着で痛いと、登山で何時間も履くともっと痛い)
- つま先が靴内部の先端に当たらない(店内の傾斜のある台を下っても、つま先を床にトントンしても当たらない)
- 正面&横で下った時に、靴内部で足がずれない、踵がずれない(内部でのずれは靴ずれの原因)
が選考の基準になり、すべて満たす登山靴が見つかれば、かなり合う靴といえるのではないか、と思います。
登山靴との相性が悪いと登山中の痛みになり、その後使うのを躊躇するようになるか、買い換えることになるため、選考基準は、デザイン性は二の次にして、まず自分の足と合っているかを最優先にしましょう。
登山靴のレンタル
昨今、登山用品のレンタルサービスが充実し、気軽に登山靴をレンタルすることができます。
登山靴を試着することの重要性を上記で説いて来ましたが、登山靴をレンタルする場合でも試着し、サイズ交換することも可能です(レンタル会社により試着・交換サービスは異なります)
登山靴レンタル体験
2019/07/24-25 登山靴レンタルしてみました
富士山の吉田ルート1泊2日でレンタル登山靴を使用。快適に登山を終えることができました☆
登山靴のレンタル価格相場(2024/06/05時点)
「やまどうぐレンタル屋」は登山用品レンタル業界では老舗で多数のレンタル実績あります。
- 軽登山靴(自宅配送):1泊2日(税込 3,990円+往復送料1,000円(全国一律))
- 軽登山靴(手ぶら割-指定店舗の受取&返却):1泊2日(税込 3,590円)
「やまどうぐレンタル屋」では登山靴レンタルで登山用ソックスが無料で付いてきます!自宅配送でもレンタル料金が1万円を超えると送料無料になります。また、他社を圧倒する最大の特徴として「キャンセル全額返金サービス」があり、利用予定日の前日までに連絡すればキャンセル料なしで全額返金になります。
「アウトドアレンタルショップ そらのした」はメーカー品のレンタル在庫を中心に取り揃えたレンタル会社です。
- 軽登山靴:1泊2日(税込 ¥4,818+往復送料)※店舗受け取りの場合、送料不要
「そらのした」はソックスは付いてませんが1,100円で購入可です。レンタル料金とは別に”保険料or保証金”が別途必要になります。価格は「やまどうぐレンタル屋」より高いですが、レンタル品質にこだわっていて、状態の綺麗な装備を中心にレンタルしているため、見た目にこだわりたい方は、そらのしたがおすすめです。
レンタルについては、事前に確認しておきたい内容が多数あります。詳しくは、「【富士山向け】登山道具・装備レンタルの総合案内(レンタル事情・特徴・価格)」でご確認ください。
2023.05.02
【2024年度】富士山-登山道具・装備レンタルの総合案内(レンタル事情・特徴・価格)
2024年度レンタル情報を調査富士登山のレンタル事情、レンタルする前に知っておきたいこと、大手レンタル会社の特徴・内容・価格について調...
各メーカーの登山靴
富士登山にも適していると思われる各メーカーの代表的な登山靴・トレッキングシューズをご紹介します。
登山靴はお店で試着して購入するのが基本です。しかし、首都圏なら登山専門店が多数ありますが、地方になると限られるか、品揃えも限られるかもしれません。(購入者レビューがある程度あることから、意外と登山靴を通販で購入している方もいるようです)そこで、私自身が試着してこれは、というおすすめも掲載しておきますので、登山靴選びの参考にしてみてください。
登山靴を通販で購入する前に大切なこと
サイズは普段の+1cmを選ぶ。例えば足が26.0cmなら27.0cmを選ぶ
理由:下山時に傾斜を下るとき多少足先が前にずれるのですが+1cm程度の余裕を持つことにより、つま先が靴の先端に当たることによる痛み、爪割れ・内出血を防ぐ。
普通の靴が合わない人は要注意です!
理由:スニーカーなど普通の靴を履いて、なかなか足が合わない方は要注意です。多くのメーカーが日本人の足型で作っていますが、それから大きく違っている可能性が高いです。店舗で試着して購入するのが無難です。
キャラバン(人気&定番)
キャラバンは創業65年の登山靴メーカーです。足型の守備範囲が広く、足型がバッチリ合うというよりは、それとなく誰でも合うような作りになっているのが特徴です。
C1_02s (メンズ&レディース) 重量: 約590g(26.0㎝片足標準)
履き口まわりに柔らかな生地やクッション材を採用し、足首を優しくホールド。 指先まわりはゆとりを持たせ、アキレス腱部分は足首が動きやすいように浅めにカットするなど、つま先部分にはTPU樹脂カップを採用し、指先をしっかりと保護。 さらに、悪路でもグリップ力を発揮するキャラバントレックソールや、着地時の衝撃を吸収するインソールクッションシステムなどで歩行性能を高めた、キャラバンシューズの顔とも呼べる人気モデル。
登山入門者が使いやすいように設計された、キャラバンシューズの代表的なモデルです。このモデルは登山ショップなら必ず置いてある、といってもいい登山靴です。指先がゆったりしています。ただ、足先まで靴紐がないため、ゆったり加減は調節できませんが、それだけに足入れしやすくなっています。あらゆる形状の足でも包有できる万人のための初心者向け登山靴というところでしょうか。価格も控えめで手ごろです。低予算でそれなりにしっかりした登山靴をお探しの方におすすめです。
ロングセラーモデルのため、amazon、楽天、共にレビュー数が多く評価も高いです。amazonでは2,000以上のレビューがあり、富士登山使用者のレビューも複数あります。
- 富士登山に最適(2022年8月22日):毎年富士登山をしていて、これで2足目です。これとは別のローカットの登山シューズで登った時は、ゲイターやスパッツを付けなかったので、バンバン小石がシューズ内に入って酷い目に遭いました。今年既にこれで一度富士山に登りましたが、ハイカットなので砂走りも快適でした。富士登山には最適です!
- グリップ最高!(2023年8月15日):このトレッキングシューズで富士登山に行って来ましたが、岩場では全く滑る事なく登頂できました!
- 重くない(2024年4月24日):富士登山に向けて購入。足慣らしに丹沢大山に日帰り登山。重くないので、登り、下りとも足が痛くならず、楽でした。
- 足の親指が痛くない。(2024年5月12日):別の登山靴で坂道を降る際、靴内部で足が滑り親指が出血。今回購入した靴は、フィト感があり、滑ることもなく快適。
メレル
モアブ3 ミッドゴアテックス (メンズorレディース,約470g (27.0cm/片足))
2007年発売以降、世界累計2,800万人以上のアウトドアファンの足を支え、いまだ進化を続けるハイキングシューズのアイコンモデル。アウトドアブランドとして長年培ってきた技術を注ぎ続け、あらゆるフィールドに対応する優れた機能性と唯一無二の履き心地を実現させるこだわりの”ラスト(木型)”を進化させてきました。
スニーカーに近い軽登山靴といったところでしょうか。軽量で、非常にやわらかく、履きやすいです。ただ、ある程度耐久性が求められる砂走りだと、この靴大丈夫かな、という感じもあります。この靴で岩に足ぶつけたら足痛いと思いますが、普段遣いに使えるものをお探しの方には良いかもしれません。登山以外にもキャンプ、ハイキングなどマルチに使いたい方におすすめです。
- 軽量安価ビムラム(2023年3月16日):フィット感は良く軽量かつ安価低山から普通の登山にはお勧め 週数回登る私にとって頼もしい中間になりました。25百mを超える山は何時も硬いソールのハイカット靴ですが本品はミドルカットの靴で中低山なら万能で歩き易いと思います。
- バランスの取れた登山靴(2023年4月13日):メレルの登山靴は3足目です。元々、自分の足に馴染むので高評価と言えばそれまでですが、良い点をいくつか挙げます。
・質感がソフトなので靴づれしづらい
・ゴツゴツした岩でも弛むし、ピプラムソールなので滑りにくい
・安価
最後に黒を選んだのですが、意外と登山ウェアにも馴染んで気に入ってます。ほぼ日帰り登山なので、ハードな場面での使用については評価できません。
大手通販サイトの人気・売れ筋ランキング
登山靴の大手通販の売れ筋ランキングです。
登山靴・トレッキングシューズの売れ筋ランキング (Amazon)
安価なネットブランド品は大丈夫?
昨今、amazon等でネットブランド品の安価な軽登山靴(4~5千円程度)が複数ありますが・・・
多数のレビューが付いているため、富士登山利用者のレビューを調べたところ、登山中に故障した等のレビューが散見されます。
- 価格的には、問題ありません。(2022年9月6日):価格的に問題ありません、富士山の登頂に利用しましたが、親指の爪が死にました。
- 紐の留具が取れた。(2022年9月14日):紐を締めたら留め具が取れた。金具じゃないと耐久性が無いと思う。富士登山に使用した。登りは良かったが、下山で爪がつま先に当たって痛くて、ゆっくりとゆっくりと下り、何とか下山した。1㎝大きいサイズを選べばよかったかな?登山では靴にトラブルが起こると命に係わるような事を経験した。この靴は低山やピクニック用ならコストパフォーマンスが良いと思う。高山や長距離を歩く登山なら専門店へ行って店員のアドバイスを聞いて実績のあるブランド品を選んだ方が良いと思う。
- 裂けた(2022年8月22日):富士登山に使いました。下山するのに靴紐をきつく結ぼうとしたところ、紐(外側部分?)が裂けて、白い生地のみになりました。ものすごい不安になりながら、下山はできましたが、耐久性に問題ありなのか、初期不良なのか分かりませんが、トレッキングシューズの紐が人力で裂けるのは、ちょっとどうかと。
- 雨に日はビショビショになります。(2024年4月23日):履きやすさは、最初はかなり硬めに感じますが、痛みはないのでしばらくすると足に馴染んで来るので履きやすいです。足首をしっかり支えてくれるので、傾斜地でも安定した歩きが出来ます。ただ、雨降りの日に出かけたのですが、防水は無いと思った方が良いです。浅い水たまりなど底からの水の侵入は無いと思いますが、上からの水は防いでくれません。晴れた日限定でどうぞ。いつも通りのサイズで丁度良いサイズですが、厚手の靴下を履かれる場合は、0.5大き目の物を選ばれると良いと思います。
富士登山に耐えうる耐久性が無かったり、防水性が不十分だったりと、値段相応の印象です。個人的には、中途半端な登山靴よりレンタルした方がずっと良いと思いますが、検討されている方はレビューをよく見て検討してみてください。
まとめ
- 登山店で自分の足に合った靴を選ぶ
- ゴアテックスなど防水加工である
- ミドルカットかハイカットがおすすめ
- 直接お店に行って試着するのがベスト
- 1泊2日で税込3,500円~レンタル可能(試着もできます)
装備・持ち物リスト
10年以上の登山経験を元に作成しました。安全・快適な登山の参考になれば幸いです。
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私は運動靴と登山靴の両方で富士山に登ったことがありますが、両方を体験から
一般的な運動靴は登りは良いが、下りが困難。登山靴はあらゆる環境の変化にも対応でき安全。
とわかりました。