- 最近のヘッドライトは高効率。収納時の誤点灯に注意
- 1泊の方はモバイルバッテリーがあると安心
- 山小屋のコンセントの借用は原則認められない所が多い
- ご来光撮影の方はデジカメバッテリーの予備が1本があると安心
昨今、ヘッドライト、携帯電話・スマートフォン、デジカメなど、多くの登山者は富士山に電子機器を持ち運ぶため、1泊以上の場合はモバイルバッテリーがあると便利です。
富士山のように、標高が高く気温が低い場所では、バッテリーの温度特性により電池の出力が弱くなり、下界よりも早く電池切れを起こすため、予備電池を持っていくと安心です。
目次
ヘッドライトの予備電池
日中に登って下りる登山者は、ヘッドライトを使うことがないため、予備電池は基本不要です。しかし、山小屋で1泊する方は、消灯後にトイレに行ったり、ザックから物を取り出すときにヘッドライトを使います。消灯時間は小屋により異なるりますが、19:00~21:00の間に消灯するようです。さらには、山頂でご来光を見るために7~8合目の山小屋から早朝2~3時出発して登られる方は、日の出るまでの数時間をヘッドライトの明かりを頼りに登ることになります。
昔の電球ヘッドライトと違い、最近の高性能LEDを搭載したヘッドライトは非常に明るく長寿命です。新品電池や充電された電池を入れていたなら、夜に3時間程度歩いた程度では電池切れは起きません。
ただ、自宅から登山口への移動中にヘッドライトが他のものと接触してのスイッチが押されて点灯してしまい、いざ使おうとしても明かりがつかなかったということもあるようですので、収納時はお気をつけて。
携帯電話・スマートフォンのモバイルバッテリー
携帯電話・スマートフォンのバッテリー持ちは、使い方やバッテリーの劣化具合によって異なると思いますが、最近バッテリーの持ちがあまり良くないな、と感じる方は、バッテリーを持っていくと良いかもしれません。
山小屋で1泊する場合、小屋に到着してごはんを食べる以外はたいしてすることがないですから、友達に連絡してみたり、翌日の天気予報をチェックしたりします。また、窮屈な山小屋の布団で、消灯後もなかなか寝付けず、布団の中で音楽を聞くなど、ずーっとスマホを操作している方もいるようで、想定以上の長時間の操作で、いつも以上にバッテリーを消耗する可能性があります。(登山中に登山アプリ使うと更にバッテリー消耗します)
山小屋ではコンセントの数は限られており、借用は原則認められない小屋も多くコンセントでの充電は行えないと思ったほうがよいです。(気になる方は、宿泊する山小屋に事前に確認してください)。例えコンセントが使えても、他の登山者と共有するため、自分のタイミングで使えるかは状況次第です。
充電用のバッテリーは自分で用意した方が確実で、気楽です!(※私は1泊登山では山小屋でスマホを充電することが多いです)
最近はコンパクトで高容量のモバイルバッテリーも普及しています。
バッテリー容量が10000mAhあれば、iphone 14を約2回充電できるそうです。価格は大手通販サイトを見ると、重量は5000mAhで100g程度、10000mAhで200g程度、価格は3000円程度のようです。(楽に登るなら少しでも軽いものがおすすめ)
\ amazonランキング1位 /
レビュー数が5万件以上あるロングセラーのバッテリーです。4色あります。(2024/04/24時点)
\ 軽量/小型 5000mAh,100g /
軽量・コンパクトなバッテリーです。iPhone/Android対応。Lightningコネクター & タイプCコネクター内蔵。(2024/04/24時点)
「モバイルバッテリー」の人気・売れ筋ランキング
デジタルカメラの予備電池
待ちに待った富士登山、たくさん写真を撮影しよう!と意気込んでいる方は、カメラの予備電池を持っていくことをおすすめします。
私も富士山で沢山写真を撮りますので、念のためにカメラのバッテリーの予備を1個以上は持っていきます。特に夜明けのご来光時間帯は1桁の気温でバッテリー出力も下がりがちで、予備が無いバッテリー残量を気にしながらの撮影となることも。
メーカーの正規品以外の互換性のあるバッテリーも多数出回ってます。レビュー評価である程度性能も判断できます。amazon等で
- 「カメラ名 互換 バッテリー」
と入力すると、候補一覧を確認できます。通販サイトの中でも、amazonは種類、レビュー数が豊富で選びやすいです。
最後に
電池やバッテリーはサイズは小さいですが重量がありますので、必要な分だけ持っていきましょう。スマートフォンの場合、登山中に電源を落とすと節電になります。
出発前にバッテリーを充電するのを忘れずに☆
装備・持ち物リスト
10年以上の登山経験を元に作成しました。安全・快適な登山の参考になれば幸いです。
こちらの記事もよく読まれています。
2023.04.25
【2024年度】何から始める?[時系列で見る]富士登山の計画手順と全体の流れ
<4月頃>登山トレーニングの開始 体作りは登山日が近づいてからでは間に合いません。富士登山はどのルートでも...
2023.04.27
【2024年度】富士登山の服装・装備・持ち物の準備リスト一覧
富士山は標高3776mの日本一高い山です。森林限界(2500m程度)を超えると強烈な陽射しや雨や風をやわらげてくれる樹木がありません。 ...
2023.04.11
【厳選】コストパフォーマンスに優れ、高評価の富士登山の装備一覧
あくまで富士登山基準 新しく何かを始めるとなると、必要となる装備や持ち物の購入でそれ相応のコスト(費用)がかかりますが、過剰な性能...
2023.05.02
【2024年度】富士山-登山道具・装備レンタルの総合案内(レンタル事情・特徴・価格)
2024年度レンタル情報を調査富士登山のレンタル事情、レンタルする前に知っておきたいこと、大手レンタル会社の特徴・内容・価格について調...
2023.05.01
富士登山装備(レインウェア・登山靴)のレンタル体験記-[やまどうぐレンタル屋]編
昨今、登山用品を買わずに、レンタルされる方々が多数おられます。 そこで、私自身が登山用品をレンタルしてみました!(^^)! 以下、富士登...
2023.04.24
【2024年度】富士登山の主要4ルート 比較&人気ランキング! ~麓からの古道ルート~
2024年更新!富士山の吉田・須走・御殿場・富士宮の登山ルートの概略図、特徴の比較(登山口(五合目)標高、歩行距離、所要時間・コースタイム、...
2023.04.25
【2024年-無料版】富士登山ルート地図・マップ[簡易/詳細]の総まとめ[英語対応]
複数の地図の閲覧を推奨 同じ登山道を様々な視点で地図化しているため、基本的な内容は一緒ですが、見やすさ・詳細度・関連情報の掲載量が...
2023.01.15
【2024年版】富士登山の高山病の症状・予防と対策・体験談
高山病の発症リスクを下げる 富士登山に挑戦する前に、富士登山における高山病の発症率、発症しやすい高山病の症状、発症を防ぐ予...
2023.05.01
【2024年版】富士登山者向け天気予報(雷・強風・雨)確認手順
富士山の登山数日前~当日の天気予報(雷・強風・雨)の確認手順を掲載します。最初に、特記事項を掲載しておきます。 現地の配信情報の確認を 富士...
2023.05.01
富士山の夏期マイカー規制 【2024年(令和6年)度】
マイカー規制とは? [出典:静岡県] マイカー規制対象 「富士スバルライン」(山梨県)⇒ 富士スバルライ...
登山時にバッテリーをザック・リュックに入れる時は、場合は必ず防水袋(ジップロックなど)に入れましょう。雨でバッテリーが濡れるとコネクタのショートや故障、発火の原因になる可能性があります。(濡れた手で触るのもNG)