- 使っても使わなくてもアイマスク・耳栓の準備を推奨
- 高確率でいびき(音量大)が聞こえる-耳栓で対策
- 消灯後のヘッドライト光-アイマスクで対策
- なんだか寝れない-イヤホンで音楽聴く
目次
不特定多数が同じ部屋で一緒に寝る-山小屋の実情
山小屋で寝なれていて、大丈夫!という方は良いですが、山小屋泊まりが未経験の方や一般の旅館でもなかなか寝付けないという繊細な方は、安眠のための準備をしても良いかもしれません。
多くの山小屋は相部屋
繁忙期の富士山の山小屋は登山者で溢れかえっています。夕飯を食べて消灯時間になり、さて寝ましょうと布団に横になったとき聞こえてくる、話し声、ガサガサ音、いびき、そしてヘッドライトの明かり・・・。。
私は今までに何度も山小屋で宿泊してきていますが、もう、これはどうしようもありません。疲れているから良く寝れるかと思いきや、いつも寝ている時と違う状況でなかなか寝付けない場合もあります。
ヘッドライト光と騒音対策
21時頃の消灯になると、山小屋内はほぼ真っ暗になりますが、ヘッドライトの光が突然目に当たることも。。。
トイレに行きたくなった場合、ヘッドライトがつけて小屋外のトイレまで移動することになり、そのヘッドライトの光が閉じた瞼に当たり起こされたりします。(当人も気をつけているのですがある程度しょうがない)
また、普段の就寝時間よりも早い21時に寝付けない方も散見され、消灯後もひそひそと話し声や、ザック内の荷物からの探し物のときに聞こえるビニール袋のガサガサ音が聞こえてきます。それは深夜になると収まりますが、最も長時間続くのはいびきです。
皆さん疲れていますし、ようやく一人が横になって寝れる程度の狭いスペース内で寝ていますので、いびきの1つや2つは聞こえてくるでしょう。ただ経験上、ちょっといびきが聞こえてくるな~程度ではなく、「ぐがご~!ぐがご~!」とかなりの音量の事も少なくありません。。。
静かにならないかなー、なんて文句言ったところで止むものでもないですから、自身で対策するしかありません(^_^;)
そこで活躍するのが、アイマスクと耳栓です。
富士山山頂の山小屋で
普段寝るときに使わないので、かえって気になって寝れない、という方もいると思いますがが、私はこの2アイテムで山小屋泊まりでも安定して深い睡眠がとれるようになりましたので、かなりオススメです。
アイマスクは肌触りの良く締め具合を調整できる(締め具合をゆるく調整できる)ものがおすすめです。タオル等を目の上に乗せるだけでも対応できます。耳栓は、スポンジでできいるものがフィット感が良くおすすめです。
2つの耳栓が紐でつながったものだと、紐でつながっているため片方だけなくすようなことがありません。
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この2点でとても良く寝れるのですが、欠点として、朝になって小屋内が明るくなっても気づかない、朝みんな起きても気づかない、となることがあります。同行メンバーがいればきっと起こしてくれますが、単独の場合は要注意です。特に山頂ご来光で朝2~3時に起床する方は避けた方が無難かもしれません。
気分転換に音楽を聴く
普段は深夜に寝てるのに、突然21時に寝ようと思っても、習慣の影響でなかなか寝れない場合もあります。なかなか寝付けず布団の中でもぞもぞとスマートフォンをいじっている様子も見かけます。
周囲に迷惑をかけず気分転換するのに、イヤホンで音楽を聴く(もちろん音漏れしない音量で)がおすすめです。自然音やヒーリングミュージックを聞けば、心落ち着いてやがて眠りにつくことができるかもしれません。
寝付けるか心配という方は、最近はスマホで音楽が聴けますので、イヤホンをザックの片隅に入れておくと良いかもしれません。
さまざまなイヤホンがありますが、耳栓効果があり音漏れしにくいカナル型イヤホンを推奨します。
就寝時に配線があると取り回しが良くないため可能であればワイヤレスイヤホン、また周囲の雑音を軽減できるノイズキャンセリングが付いているものだと尚良いでしょう。
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最後に
その昔、まだ山慣れていないころは、夜中に音楽を聴くことが度々ありましたが、最近はスポンジの耳栓だけで事足りるようになりました。
山小屋での就寝時には、高確率で大きないびきが聞こえてきます。もともと寝にくい環境にもかかわらず大きないびきが気になって寝れない、では翌日の登山もしんどくなります。実際使うかどうかは山小屋で決めれば良いので、ぜひ、快眠のための事前準備を推奨します☆
アイマスクはタオルや衣類等でも代用できますが、耳栓は難しいです。使う使わないに関わらず、耳栓の用意を推奨します。(100均でも購入できます)
装備・持ち物リスト
10年以上の登山経験を元に作成しました。安全・快適な登山の参考になれば幸いです。
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