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レインウェア・カッパ・雨具の寿命

富士登山などの登山に必須となるセパレート式のレインウェア。

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せっかく1万円以上出して買ったけど、いったいどのくらい使えるのか気になります。

 

簡単に言うと、レインウェアの寿命は使用頻度で大きく変わります。

すごくざっくり言うと、毎日仕事で使うような方だと1年くらい、年数回使用する方だと5年くらいで寿命になったりします。

 

寿命の目安ですが、

・穴が空いた

・雨がしみ込んでくる

・撥水性がなくなる

という場合は寿命が近いかもしれません。

 

◆穴が空いた

今販売されているレインウェアは非常に軽いですが、その分強度がそれほど強くないです。

普通に使っている分には問題ないのですが、登山中に岩場で転んでしまったり、木の枝が引っかかったりすると場合によっては避けてしまうこともあります。

少しくらいの穴であれば、数百円で販売されているリペアシートで補修できます。

 

◆雨がしみ込んでくる

この場合は、シームテープが剥がれているか、防水透湿素材に傷がついている可能性が高いです。

シームテープとは、生地の縫い目の穴をふさいでいるテープです。

レインウェアを使っていくうちにシームテープが剥がれてくることがあります。

剥がれたシームテープが剥がれてくるようになると、もう買い替えの時期だとおもって良いかも知れません。

シームテープの一部がはがれている場合は、シームテープが全体的に弱くなっているケースが多く、たとえ剥がれた部分を補修しても別の部分がすぐに剥がれてきたりします。

防水透湿素材に傷がついている場合は、リペアシートで補修します。

 

◆撥水性がなくなる

撥水性がなくなることを寿命とするのかは意見が分かれるかもしれません。

レインウェアの性能として耐水圧と撥水性と透湿性があります。

耐水圧は、生地にどの程度の水圧まで水の浸入を耐えられるか という能力です。

撥水性とは、生地乗った水を球状にする能力。生地にしみ込まない能力ともいえます。

透湿性は、どの程度水蒸気を透過させるか という能力です。

アウトドアショップ等で販売されているレインウェアは、ほとんど耐水性と透湿性を兼ね備えています。

 

撥水性が無くなると、レインウェアはどうなるのか。

ずばり、雨が降ったときに蒸れます!ビニールカッパみたいに蒸れます。

 

なぜかというと、

撥水性がなくなる ⇒ 雨で表面のナイロンが濡れる ⇒ 防水透湿素材の表地に水の膜ができる ⇒ 防水透湿素材が蒸れ(水蒸気)を出せない ⇒ 実質透湿性が無くなり蒸れる

ということです。

 

なんとなくお気づきかもしれませんが、実は

撥水性と透湿性は2つで1つなのです。撥水性がなくなると透湿性もなくなります。

 

なので、撥水性がなくなった場合は、撥水スプレー等で撥水性を回復する必要があります。

しかし、 撥水スプレーで得られる効果は一時的だったりします。

 

撥水性が大きく低下したレインウェアは、あまり運動をしない(汗をかかない)場合にはあまり問題にならないかもしれませんが、登山のような運動をともなって、しかも避難場所がそれほどないような状況で使うのは避けたほうが良いでしょう。

 

登山って意外と道具にお金がかかるんですよね。。。

すでにレインウェアを持ってい場合は何とかそれを使いたいところなのですけどね。

レインウェアとしての役割を果たさないものを登山で持っていっても結局後悔したりするんですよね。

だって、レインウェアとしての役割を果たさないですから。。。

そんなときは、登山を思い切り楽しむために買い換えるのが正解。

 

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