3、北岳山頂に到着後、決死の下山。
朝に肩の小屋を出発し、北岳山頂を目指す。
登山道があるのかないのかわからないような、岩の坂を登っていると山頂に到着!

ついたど~~~!
でも景色はまったく見えず、霧の中。
記念撮影もそこそこにして、下山を開始する。
八本歯ノコルから下山した。

超急な木の階段をひたすら下りる。
こんな階段が何本もあった。
たまに木が崩れていることもあり、慎重に下った。
そして、その先には・・・

巨大な雪渓。。。
登山道が雪で埋まってます。
写真ではなかなかわからないかもしれないですが、この斜面はかなり急です。
アイゼンなしのトレッキングポールのみでとりあえず進むが、
とにかく滑る。

雪といっても小さな氷が集まったじゃりじゃりした雪なので、足を置いても足場がすぐに崩れる。
万が一、ここを滑り落ちると何百メーターも滑落することになり、大変危険。

しかもところどころ雪渓に穴が開いていて、その穴の中には雪解け水の滝があり、そこに落ちると非常に高い確率で命を落とす。
全身系を集中して、足場を確保し、トレッキングポールを雪に突き刺して滑らないようにゆっくり下山する。
しばらくすると、霧が晴れてきて急に緑豊かな視界が広がった。
 
この景色はとても神秘的で感動した!
しばらくぼーっと見とれた。
再度、落石に注意しながら必死に下山する。
何とか、雪渓を過ぎて二股に到着。
ここからは通常の下山道なので、安心して下山していたが、

川の増水により、登山道にまで水が浸入してました。
ひざを痛みを我慢しつつ下山していると・・・

橋が崩壊!!!
これどうやって進もうかと模索していたら、身軽な仲間が崩壊した橋の上をなんとか渡りきった。
そして、ザックから30mロープを取り出して

このように安全を確保しながら、残り2人も渡りきった。
その後、何度も川の増水による障害を受けるが、なんとか無事に下山できました。
みんな怪我なく無事に帰還できてよかった(^_^;)

登山口からは、降りてきた雪渓を眺めることができました。
「よくあんな急な雪の斜面を無事に降りてきたな」とつくづく思ったのでありました。
☆今回の北岳登山の教訓!
・7月の北岳でもアイゼンはもって行こう!
・北岳の登山道は迷いやすい。地図&コンパスは必須。GPSがあればなお可。
・2人以上での登山がベスト。滑落する危険性の高い場所があり、1人で遭難や滑落すると捜索不可能に!
・梅雨時期の北岳は増水で難易度上昇。しかも景色はまったく見えない。
富士登山の装備・持ち物リスト「42項目」
- -遭難、怪我のリスクを防ぐ最重要装備
 - ◎-登山の安全性・快適性が向上する装備
 - ○-登山の安全性・快適性が多少向上する装備
 - △-あれば便利な装備
 
- ザック(リュックサック・バックパック)
 - ○ ザックカバー
 - ◎ ヘッドライト・ヘッドランプ
 - ◎ 予備電池
 - 登山靴・トレッキングシューズ
 - ◎ フットスパッツ
 - △ 水筒
 - △ 防水スタッフバック
 - △ カメラ・デジカメ
 - ◎ トレッキングポール
 - ◎ サングラス
 - ○ 腕時計
 
- ◎ 富士登山ルート地図・マップ
 - ○ ビニール袋
 - △ トイレットペーパー
 - ◎ 洗面用具
 - ◎ 携帯電話
 - お金(100円玉など)
 - ○ 耳栓or携帯ミュージックプレイヤー
 - △ 使い捨てカイロ
 - ○ メガネ、コンタクト
 - ○ 酸素缶
 - △ サバイバルシート
 - △ 履き替える靴やサンダル
 
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