②北岳登山に行ってきました。

北岳

3、北岳山頂に到着後、決死の下山。

朝に肩の小屋を出発し、北岳山頂を目指す。

登山道があるのかないのかわからないような、岩の坂を登っていると山頂に到着!

 

 ついたど~~~!

でも景色はまったく見えず、霧の中。

 

記念撮影もそこそこにして、下山を開始する。

八本歯ノコルから下山した。

 超急な木の階段をひたすら下りる。

こんな階段が何本もあった。

たまに木が崩れていることもあり、慎重に下った。

 

そして、その先には・・・

 巨大な雪渓。。。

登山道が雪で埋まってます。

 

写真ではなかなかわからないかもしれないですが、この斜面はかなり急です。

アイゼンなしのトレッキングポールのみでとりあえず進むが、

とにかく滑る。

雪といっても小さな氷が集まったじゃりじゃりした雪なので、足を置いても足場がすぐに崩れる。

万が一、ここを滑り落ちると何百メーターも滑落することになり、大変危険。

しかもところどころ雪渓に穴が開いていて、その穴の中には雪解け水の滝があり、そこに落ちると非常に高い確率で命を落とす。

全身系を集中して、足場を確保し、トレッキングポールを雪に突き刺して滑らないようにゆっくり下山する。

 

しばらくすると、霧が晴れてきて急に緑豊かな視界が広がった。

 

この景色はとても神秘的で感動した!

しばらくぼーっと見とれた。

再度、落石に注意しながら必死に下山する。

 

何とか、雪渓を過ぎて二股に到着。 

ここからは通常の下山道なので、安心して下山していたが、

 川の増水により、登山道にまで水が浸入してました。

 

ひざを痛みを我慢しつつ下山していると・・・

橋が崩壊!!! 

これどうやって進もうかと模索していたら、身軽な仲間が崩壊した橋の上をなんとか渡りきった。

そして、ザックから30mロープを取り出して

 このように安全を確保しながら、残り2人も渡りきった。

その後、何度も川の増水による障害を受けるが、なんとか無事に下山できました。

 

みんな怪我なく無事に帰還できてよかった(^_^;)

登山口からは、降りてきた雪渓を眺めることができました。

「よくあんな急な雪の斜面を無事に降りてきたな」とつくづく思ったのでありました。

 

☆今回の北岳登山の教訓!

・7月の北岳でもアイゼンはもって行こう!

・北岳の登山道は迷いやすい。地図&コンパスは必須。GPSがあればなお可。

・2人以上での登山がベスト。滑落する危険性の高い場所があり、1人で遭難や滑落すると捜索不可能に!

・梅雨時期の北岳は増水で難易度上昇。しかも景色はまったく見えない。

 

装備・持ち物リスト

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10年以上の登山経験を元に作成しました。安全・快適な登山の参考になれば幸いです。

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過去に何度も富士山やそれ以外の山々に登った経験を元に、これから富士登山に挑戦する方々に役立つ服装・装備・持ち物を中心にまとめています。富士山は近年訪れる登山者が非常に多くなってきています。毎年のように富士山に登って感じるのは富士山は独立峰で周囲に視界を妨げる山がないため、天気が良ければ8合目ぐらいからの眺めには圧倒的な解放感があります!ただ、決して楽な登山ではありません。標高が3776mと非常に高く、周囲に木が生えていないため、天候があれると予想以上に危険な状況に陥ることも少なくありません。また、日本のその他の山々と比較して高山病の発症率も高いのも、富士登山の特徴です。このサイトが皆様の安全かつ快適な富士登山に役立てば幸いです。

このサイトの特徴

富士山の初登山は2007年、以降、登山回数10回以上。また、登山用品店で4年程度勤めていた経験があり、富士登山されるお客様から同じ質問を100回以上回答してきた経験が、このサイト作成のベースになっています。私自身も様々な登山用品に触れて、使ってきているため、装備関連の情報に関しては多め、かつ具体的な商品についても紹介しています。仲間に登山のプロフェッショナルがおり、そこから得た現場の情報もでるだけ反映するように心がけています。

富士登山を楽に登るポイント

ズバリ荷物軽くすることです。軽量化することで体感できるほど登山が楽になります。富士山は登山中に天候が変わることも多々あり、安全登山に欠かせない装備もありますが、できるだけ軽量化することで本当に登山が楽になります。若くて体力もある方は多少重くても登りきれますが、ご年配の方は軽量な装備を心がけて用意されるのを強く推奨します。登山時の重い荷物の代表格として”飲み物”があります。富士登山では最低でも1リットル以上の水分を必要としますが、多数ある山小屋でも販売されていますの(価格は500mlで500円程度)で、飲み物を山小屋で購入するスタイルにすると体感できるほどの軽量化に繋がります

近年、富士山に登って感じること

WEBメディア・登山サービス(装備レンタル等)の充実により、日本人に関してはある程度情報を得て、装備も準備している方が多いように感じます。(外国人登山者に関しては相変わらず市街地を歩くような軽装備の方が散見される)。 ただ、登山者の方々を見ていて実感しているのが、

  • 筋力不足
  • 装備の有効な使い方を知らない
  • 山の歩き方が認知されていない

点です。確かにどれも昨日今日では身に付きにくい内容ではあるのですが、このサイトでも情報発信できればと考えています。

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