新型コロナウイルス対策と富士登山の実情、現時点での山小屋の対応など。

毎年、約30万人も登る夏の富士登山(7月~9月上旬)ですが、今年はどうなってしまうか、現状見通しが立たない状況が続いています。

2020年4月7日に安倍首相から「緊急事態宣言」の発令がありました。この記事を書いた時点(2020/04/12)では、日本における感染者数は増加傾向にあるようです。

「今年の富士山は登れるのだろうか?」と気になられている方も多数おられると思い、現時点での参考となる情報を簡単にまとめてみました。

 

新型コロナウイルスへの対策

新型コロナウイルスの集団発生防止には、3つの密を避けることが有効である、と公告されています。

3つの「密」を避けましょう!

[出典]首相官邸ホームページ

非常に登山者の多い富士山場合、過去の登山経験と照らし合わせると、登山口までの移動(シャトルバス等)や山小屋宿泊では、上記の密に当てはまってしまう状況が多々ある、と言わざるをえません。(富士登山関係者の方々のことを思うと、心苦しいのですが。。。)

特に山小屋の宿泊においては、上記3密に該当してしまいます。富士山の山小屋に限ったことではないのですが、標高の高い山小屋は猛烈な雨風から室内を守るため、気密性が高くなってます。(外気温が低いため、換気を良くしてしまうと、室内が寒くて過ごしにくくなる、という理由もあります)

 

現時点での富士山の山小屋の対応

登山時間の長い富士山では、休憩・宿泊・売店・トイレ・非常時の避難場所として山小屋の存在が大きいのですが、現時点での対応をホームページ上に掲載している山小屋が僅かにあり、その内容を抜粋しました。

○富士山・吉田口・本七合目・鳥居荘
http://toriiso.com/

2020年度の予約受付は5月1日に開始する予定です。また、営業期間は7月1日から9月上旬を予定しておりますが、コロナウイルスの影響に伴い予約受付開始日、営業期間共に前後する場合がございます。変更の際はホームページに追記致しますのでご確認下さい。
本年もよろしくお願い致します。

○富士八合目 白雲荘
http://fujisan-hakuun.com/ja/
山小屋営業について (04.11更新)
今年の山小屋営業ですが、コロナウイルスの影響により宿泊できるかどうか検討中です

○本八合目トモエ館
https://tomoekan.com/
【重要】2020年営業につきまして
2020年の営業につきましては未定とさせて頂きます。
ご迷惑をお掛けいたしますが、ご理解頂きますようお願い申し上げます。

富士山の各山小屋のお知らせは、今後の状況により変わっていくと思いますので、各山小屋のホームページ等で最新の情報をご確認ください。

その他、例年営業している山小屋の対応

富士山の山小屋の営業期間は概ね7月~9月上旬になりますが、他の山々ではこの時期にも営業している山小屋が多数あり、関東近郊の山小屋の中には営業を休業・縮小している所もあるようです。

 

○金峰山荘(長野県側)
http://w2.avis.ne.jp/~mawarime/
新型コロナウイルスの対策および感染拡大防止のため
4/25(土)~5/6(水)の間、臨時休業とさせていただきます。

 

○赤岳鉱泉・行者小屋

https://www.facebook.com/akadake1959/

ご報告。

新型コロナウイルス感染症拡大に従い、赤岳鉱泉と行者小屋は、2020年4月27日(月)〜11月末まで宿泊営業及び軽食を休業することになりました。

苦渋の決断でしたが、お客様とスタッフの健康と安全を考えた結果です。

テント場は、通常通りに開いています。

また、上記休業期間内に事態が終息した場合には、完全予約制で宿泊営業及び軽食を再開する予定です。

詳しい営業方針につきましては、後日にお知らせいたします。

また八ヶ岳で登山を楽しめる日が来ますように。

世界中が大変な時期ですが、皆さんと意識を高く持ち、協力し合ってこの危機を乗り越えましょう!

 

最後に

通年営業している八ヶ岳の山小屋のブログに以下の投稿がありました。

○鉱泉日誌(2020年04月02日)

http://blog.livedoor.jp/akadakekousen/archives/51268039.html

小屋番は体力はありますが、免疫力は実はとても低いです。

赤岳鉱泉は2220mの所にあるので、ウイルスは下界よりも少ないです。

そんなウイルスに慣れていない身体なので、日本列島津々浦々から何らかのウイルスを持ち込まれると一発で感染します。

一人の小屋番が感染すると、ほぼ全員感染します。

ですので、体調不良を感じたらすぐに隔離されます。

この点においても、ナウシカに出てくる腐海の胞子で谷が壊滅するのと同じですね。

本当は腐海の胞子が肺に入らないようにガスマスクをかぶりたいところですが、除菌を徹底して見えない脅威に立ち向かっている赤岳鉱泉です。

小屋番の親方においては『人でも殺めてきたのか?』と言うくらい、取り憑かれたようにずーっと手を洗っている毎日です。

 

現時点では、夏の富士登山がどうなるかは予測が困難ですが、2020年度の夏の富士登山のは、コロナウイルスの収束状況と大きく連動すると思われます。

それは、登山者だけでなく、富士山で働く方々を守るためでもあります。

できるだけ早く、世界中の方々が穏やかに暮らせますように、祈りを込めて。

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