富士登山ではトイレットペーパーを使うことは稀ですが、水に流せるポケットティッシュぐらいは携行を推奨します。
- 富士山のトイレはトイレットペーパーがしっかり備え付けられている
- トイレ併設の山小屋が多い吉田・富士宮ルートは、ほぼ不要
- 山小屋間隔が空いている須走・御殿場ルートは持っていた方が良い
- 持っていくならトイレットペーパーを防水袋に必ず入れる
- 少量で十分
トイレットペーパーの出番は?

富士山の登山ルート上のトイレは、トイレ単体(公的機関が管理)と山小屋併設トイレ(各山小屋が管理)の2種類あります。
富士山のトイレは、有料・チップ制でトイレットペーパーがしっかり備え付けられています。トイレ使用時に手持ちのトイレットペーパーの出番はほとんどありません。(ただし、ペーパー切れの可能性もありえます。実際にトイレを使用する際は、トイレットペーパーがまだあるか確認してから使うようにしましょう。)



それではトイレットペーパーの携行は不要か?というと、必ずしもそうとは言い切れません。
急に便意が訪れてしまった
富士山は登山時間が長く、日常と異なる環境ですから、急な便意が訪れてしまった、ということもあるでしょう。ルート上のトイレ数の多く、間隔もそれほど開かない五合目スタートの吉田ルートや富士宮ルートは対処しやすいですが、須走ルートは、吉田ルートや富士宮ルートに比べて少し山小屋間隔(トイレ)が空きます。須走ルートは登山口から約1時間トイレが無く、御殿場ルートは、登山開始から約4時間はトイレがありません。朝から調子が悪い、行動食が合わなかった、などで思わぬ便意が訪れた時、とりあえずトイレットペーパーがあるとやり過ごせます。
その昔、須走ルートを友人と登った時のこと、登ってまもなくして友人が「お腹がいたい・・・」と言い出しました。その後も腹痛が収まる様子がなく、ついに「トイレットペーパー持ってます?」と聞かれ、ザックからごそごそと取り出して渡すと、友人はそのまま木陰に消えていきました。。。
富士山は下界と環境が異なります。急にお腹の調子が悪くなり便意が訪れる可能性も踏まえて、1グループに1つはあった方が良いでしょう。



その他、どのルートでも一合目から登る場合は、必ず持っていった方が良いです!
山小屋泊まりの場合
山小屋泊まりの方の場合、夜の富士山が寒くて鼻水が出て鼻をかむのに使ったり、使用した後の濡れた歯ブラシを拭いたりなど、何かと活躍します。山小屋のトイレは普通のティッシュペーパーなどの水溶性以外の紙は使えないので、補充が追いつかず万が一の紙切れにも対応できます。



最近では「水に流せるポケットティシュ」といった便利な製品もあります。緊急時はトイレットペーパーとしても使える優れものです☆
必ず防水袋に入れる



持っていくトイレットペーパーは少量で十分です。


私の場合は、残り少なくなったトイレットペーパーを潰してフリーザーバッグに入れて持っていきます。
袋に入れずにそのまま持っていくと、雨降っている中で取り出すとき手が濡れが移ったり、登山メンバーに貸したりしたときに濡れて使い物にならなくなってしまう可能性がありますので、必ず防水袋に入れましょう。
富士登山の装備・持ち物リスト「42項目」
- -遭難、怪我のリスクを防ぐ最重要装備
- ◎-登山の安全性・快適性が向上する装備
- ○-登山の安全性・快適性が多少向上する装備
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- ザック(リュックサック・バックパック)
- ○ ザックカバー
- ◎ ヘッドライト・ヘッドランプ
- ◎ 予備電池
- 登山靴・トレッキングシューズ
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- △ 防水スタッフバック
- △ カメラ・デジカメ
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- ○ 酸素缶
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