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【2024年度】富士登山の吉田ルートを馬返し~一合目~六合目まで登ってきました!

日記
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今年は7月中旬に富士山の吉田ルートを富士山麓の馬返し⇒一合目⇒六合目まで登ってきました。

吉田ルートの麓からは初めて

この富士登山サイトを運営して10年以上経過しますが、吉田ルートの麓から登ったことがありませんでした。一合目からのルートは複数あります(吉田口登山道、須山口登山道、村山口登山道・村山古道、精進口登山道、船津口登山道)が、おそらく最もポピュラーなのが、吉田ルートだと思います。水ヶ塚駐車場から始まる須山口登山道は過去に2度?ほど登ったことがあるのですが、吉田ルートは1度も登ったことがありませんでした。何年も前からここを登ってみたいなと思っていまして、今年ようやく登りました。

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吉田ルートの麓からの登山ルートといえば、富士山駅近くの金鳥居からスタートするのが伝統的のようですが、

  • 今年(2024年)は北口本宮冨士浅間神社~馬返し間は複数の熊出没の報告がある

  • 金鳥居~馬返し間はほぼ平坦な道がひたすら続く

という理由もあり、

  • 車を富士山駅付近に停め、バスで馬返しへ移動しスタート

  • 六合目まで登って富士スバルラインからシャトルバスで富士山駅に帰還

の流れにしました。

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金鳥居から登る方のために、金鳥居、北口本宮冨士浅間神社、中ノ茶屋も調査してきました。

今回の旅の日程

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事前にネットで調査もしましたが、初めてのルートもあって、初日に車で視察し、翌日に馬返しから登りました。

1日目(事前の視察)

初日に当日登らない場所(金鳥居、北口本宮冨士浅間神社、中ノ茶屋など)を車移動で視察しました。今回事前に視察してよかったな、と感じました。

  • 富士山駅に富士急バス利用者は無料で停められる駐車場があるのですが、平日でもそんなに空きがない
  • 富士山駅前の観光案内所や中ノ茶屋等で熊の出没状況を聞けた
  • 麓からのルートは基本的に熊鈴orラジオの携行を推奨(特に北口本宮冨士浅間神社~馬返し間)
  • 北口本宮冨士浅間神社が広くて、中の茶屋へ繋がる吉田口遊歩道にどうやって行くのか最初わからなかった(巫女さんに聞いてわかった)
  • 吉田ルートを麓~山頂登った人に発行できる”ふじよしだ観光振興サービス”主催の「富士山登山認定書」だけでなく、麓~五合目を登った方向けの「富士山1/2登山認定書」もあることを知った(中ノ茶屋に申請用紙がおいてあった)
  • 「五合目までは春から秋まで登れる」と言われて気付いた
  • 中ノ茶屋のスタッフの方に「1日にどれくらいの方が利用されるんですか?」と聞いたら、利用者人数の他に「近くに金運神社があってそこの道路をバンバン高級車が通るんです」と思わぬ話を聞いた。(後で参拝しました)
  • 中ノ茶屋はどこのキャリアも電波なし
  • 金運神社こと「新屋山神社(あらややまじんじゃ)」は、日本三大金運神社の1つと呼ばれている。

 

2日目(登山日)

富士山駅発車のバス(富士急タクシー)で馬返しまで移動し、登山開始。六合目まで登って富士スバルラインまで移動。富士山駅行きのシャトルバスに乗って富士山駅に帰還しました。

  • 朝に「富士山駅パーク&ライド」駐車場に空きがあるか、結構ドキドキ。平日で約8~9割埋まっていたので、土日だと厳しいかも。
  • 吉田ルートの麓からの登山地図は、ふじよしだ観光振興サービスの「富士登山ガイドマップ」とヤマップ・ジオグラフィカ等の登山アプリの併用をおすすめ。
  • 富士山駅発の「馬返しバス」は9:30発、15:00発の1日2便のみ。朝便に乗り遅れるとアウトなので、要注意。9:30発で馬返しに10:10着。
  • 馬返し行きのバス(乗り合いタクシー)が富士急のバス停でホーム5番に停まるはずが、6番に来る。富士山駅⇒馬返しまでのバス料金は500円。
  • 馬返しの駐車場は、バスが到着した10時には満車だった。
  • 馬返しの山小屋の大文司屋を過ぎると、五合目の佐藤小屋まで休憩ベンチが1個もない
  • 登山道の整備状況は良好で、同じような傾斜が続き、歩きやすかった。高尾山・筑波山を登っている感覚に近かった。
  • 六合目付近まで樹林帯で、虫(アブなど)がかなり飛んでいる。足を止めるとすぐに虫がよってくるため、ほとんど休憩できなかった。虫除けスプレーをかなり噴射したが、それでもタイツの上から何度かアブに噛まれた。(休憩ベンチがあったとしても休憩できないかも?)虫除けスプレーの準備を強く推奨!
  • 昔の富士登山の史跡が多数あり、富士登山の重厚な歴史が実感できた。
  • 撤去されて更地になっている山小屋跡もあったが、倒壊・崩壊している山小屋も複数あり、今後もこのまま置いておくのだろうか、とも思った。
  • 登山道脇にほとんど高山植物の花がなかった。標高が低いため7月だと開花が終わっているのかもしれない。
  • ずっと樹林帯なので風の影響は受けにくい。
  • 登山者は少ないが、トレラン(登山道を走る競技)の方がそこそこいて、平日でもそこそこ人がいた。
  • 馬返しの大文司屋から五合目の佐藤小屋まで山小屋が無いため、水も購入できない。馬返し~五合目間で水とスポーツドリンク合わせて計1リットル程度飲んだので、それくらいの準備を推奨。
  • 馬返しから登った登山者も六合目か富士スバルライン五合目の登山者管理ゲートを通過する時に、通行料2000円の支払いが必要。
  • 富士スバルライン五合目から富士山駅行きのバスは1時間に1本。発車から到着まで約1時間。一本乗り過ごすと次発は1時間後になるので、時間チェックは大事。(因みに富士スバルライン五合目⇒富士山パーキング行きは30分に1本。それとは別に、富士山駅行きのバスも途中で富士山パーキングに停まります)
  • 富士山駅に到着して「富士山1/2登山認定書」を即日発行してもらおうと思っていたが、到着したのは約17時。駅前の富士吉田市観光案内所の営業は9時~16時で閉まってた。馬返しバスで10:10着で富士スバルライン五合目まで登山してバス下山だと、バスは1時間に1本なのでタイムスケジュール的に16時までに観光案内所に戻るのは休憩なしでもギリギリ(トレランとかならOKでも、普通登山スピードだとほぼ無理か)。因みに、登山認定書は後日郵送でも受け付けてもらえるようです。

 

今回の登山の感想

何でもそうですが、実際に登ってみないとわからないことあるな、と実感しました。

事前に漠然と麓から登ろうと考えていましたが、いざ具体的に登るとなると、

  • どの地点(金鳥居or馬返し)から登るのか?
  • どこまで登るのか?(五・六合目or山頂)
  • 車はどこに停めておくのか?(富士山駅周辺にある?)
  • バスはどの程度の時間毎にでてるのか?

など、結構ちゃんと調べてみないと気付けないことがありました。

詳細は、「麓からの吉田ルート登山」として、様々な情報を盛り込んで別のページに以下ページにまとめました。

 

装備・持ち物リスト

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10年以上の登山経験を元に作成しました。安全・快適な登山の参考になれば幸いです。

【簡易版】「42項目」富士登山の装備・持ち物リスト一覧(クリックで開きます)

服装・装備・持ち物の準備リスト一覧(簡易リスト)

  • -遭難、怪我のリスクを防ぐ最重要装備
  • -登山の安全性・快適性が向上する装備
  • -登山の安全性・快適性が多少向上する装備
  • -あれば便利な装備

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あいさつ

過去に何度も富士山やそれ以外の山々に登った経験を元に、これから富士登山に挑戦する方々に役立つ服装・装備・持ち物を中心にまとめています。富士山は近年訪れる登山者が非常に多くなってきています。毎年のように富士山に登って感じるのは富士山は独立峰で周囲に視界を妨げる山がないため、天気が良ければ8合目ぐらいからの眺めには圧倒的な解放感があります!ただ、決して楽な登山ではありません。標高が3776mと非常に高く、周囲に木が生えていないため、天候があれると予想以上に危険な状況に陥ることも少なくありません。また、日本のその他の山々と比較して高山病の発症率も高いのも、富士登山の特徴です。このサイトが皆様の安全かつ快適な富士登山に役立てば幸いです。

このサイトの特徴

富士山の初登山は2007年、以降、登山回数10回以上。また、登山用品店で4年程度勤めていた経験があり、富士登山されるお客様から同じ質問を100回以上回答してきた経験が、このサイト作成のベースになっています。私自身も様々な登山用品に触れて、使ってきているため、装備関連の情報に関しては多め、かつ具体的な商品についても紹介しています。仲間に登山のプロフェッショナルがおり、そこから得た現場の情報もでるだけ反映するように心がけています。

富士登山を楽に登るポイント

ズバリ荷物軽くすることです。軽量化することで体感できるほど登山が楽になります。富士山は登山中に天候が変わることも多々あり、安全登山に欠かせない装備もありますが、できるだけ軽量化することで本当に登山が楽になります。若くて体力もある方は多少重くても登りきれますが、ご年配の方は軽量な装備を心がけて用意されるのを強く推奨します。登山時の重い荷物の代表格として”飲み物”があります。富士登山では最低でも1リットル以上の水分を必要としますが、多数ある山小屋でも販売されていますの(価格は500mlで500円程度)で、飲み物を山小屋で購入するスタイルにすると体感できるほどの軽量化に繋がります

近年、富士山に登って感じること

WEBメディア・登山サービス(装備レンタル等)の充実により、日本人に関してはある程度情報を得て、装備も準備している方が多いように感じます。(外国人登山者に関しては相変わらず市街地を歩くような軽装備の方が散見される)。 ただ、登山者の方々を見ていて実感しているのが、

  • 筋力不足
  • 装備の有効な使い方を知らない
  • 山の歩き方が認知されていない

点です。確かにどれも昨日今日では身に付きにくい内容ではあるのですが、このサイトでも情報発信できればと考えています。

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