

長年、登山・アウトドア全般で使ってきたヘッドライトが大分古くなってきた(2014年購入のDeltaPeak 533H)ので、ちょっとそろそろ新調しようと思い(約8年も経過すると今の方がずっと明るい&軽いでかなり性能UPしているため)、いろいろ調べて「Energizer ヴィジョンウルトラ ヘッドライトHDE321」を購入しましたので、実際の使用レビューしたいと思います。(DeltaPeak 533Hはまだ現役使えてます)。結論を書くと「Energizer ヴィジョンウルトラ ヘッドライトHDE321」は、価格も手頃で、アウトドア・キャンプには十分、明るすぎてMAXにしない時も。ただ、登山用としては防水性が完全ではないと思います。

登山&アウトドア使用レビュー

- 明るさ最大450lm
- 点灯最大時間50時間(ローモード使用時)
- 最大照射距離85m
- IPX4対応防水
- 7モード搭載(ハイ、拡散、ロー、拡散ロー、レッド、レッド点滅、グリーン)搭載
今、登山で使えそうヘッドライトといえば、老舗のペツルやブラックダイヤモンドに加えて、大手電機メーカーやジェントスなどのライトメーカー、さらにはamazon等で販売している格安ネットブランド品(中国メーカー)など非常に選択肢があります。
登山用となると、やはり大事になってくるのは明るさ、光の照射範囲(レーザービームみたいに一部をスポットするのは夜間登山では歩きにくい)、夜行用照明があるか、軽量、そして防水性かなと思います。

このヘッドライトは、
- 明るさ最大450lm
- 点灯最大時間50時間(ローモード使用時)
- 最大照射距離85m
- IPX4対応防水
- 7モード搭載(ハイ、拡散、ロー、拡散ロー、レッド、レッド点滅、グリーン)搭載
なので、明るさはもう十分で、MAXにしないこともあるくらいです。最大照射距離85mも十分で、夜間登山では基本足元で、そんなに遠く照らさないです。実際に買って気になったのが、「IPX4対応防水」です。
「IPX4対応防水」ってどのくらいの防水性?
「IPX4対応防水」は、防水性能が「あらゆる方向からの水の飛沫を受けても有害な影響を受けない」程度の防水性です。直接水がバシャバシャかかるのには対応していません。
購入して実物見ると、本体の電池カバーはラバーで水が電池部分に侵入しないよう防水保護されているのですが、下の一部されていないのです。

最初、何この中途半端なの?と思いましたが、これゆえIPX4対応防水なのだと思います。ヘッドライトを使う時に、防水ラバーが無い部分は下側(地面側)になるので、上から雨降る分には影響受けにくいと思います。ただ、横殴りの暴風雨やヘッドライトが雨で濡れた状態で山小屋など入ってヘッドライト外して傾いたり逆さに置いたりしたときに、電池内部に水が侵入する可能性があります。
ヘッドライトは夜間使うものですから、夜間に横殴りの暴風雨の中歩くとかかなりハードな山行というか状況だと思いますが、このヘッドライトはどんな環境下でも大丈夫な作りではありません。(キャンプなどのアウトドアとか、普段使いにはほぼ問題ないと思います)
このヘッドライトは2023年に購入して、その後登山やキャンプ等で使っていますが、手頃な価格で明るさ十分で、事前に天候を把握し悪天候を回避できる登山やアウトドアには十分使えています。ライトの照射範囲も広めで足元も見やすく、明るさも無段階で変えられる調光機能付きで使いやすいです。


登山用に検討されている方は、一応その点は知って選ばれたらいいと思います。天候予測が難しい数泊の登山とかなら、別のヘッドライトがいいと思います。
例えば、ブラックダイヤモンドのスポット(400ルーメン)では、防水性はIPX8(水深1.1mの真水に30分耐えうる防水性。バッテリーケース内部に浸水しても動作)と非常に高い防水性を持っています。(価格は2倍程度になります)
富士登山向けのヘッドライトに関しては、下記ページに記載しています。
装備・持ち物リスト

10年以上の登山経験を元に作成しました。安全・快適な登山の参考になれば幸いです。
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