Energizer ヴィジョンウルトラ ヘッドライトHDE321[登山&アウトドア使用レビュー]

装備
Energizer ヴィジョンウルトラ ヘッドライトHDE321

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長年、登山・アウトドア全般で使ってきたヘッドライトが大分古くなってきた(2014年購入のDeltaPeak 533H)ので、ちょっとそろそろ新調しようと思い(約8年も経過すると今の方がずっと明るい&軽いでかなり性能UPしているため)、いろいろ調べて「Energizer ヴィジョンウルトラ ヘッドライトHDE321」を購入しましたので、実際の使用レビューしたいと思います。(DeltaPeak 533Hはまだ現役使えてます)。結論を書くと「Energizer ヴィジョンウルトラ ヘッドライトHDE321」は、価格も手頃で、アウトドア・キャンプには十分、明るすぎてMAXにしない時も。ただ、登山用としては防水性が完全ではないと思います。

登山&アウトドア使用レビュー

Energizer ヴィジョンウルトラ ヘッドライトHDE321
  • 明るさ最大450lm
  • 点灯最大時間50時間(ローモード使用時)
  • 最大照射距離85m
  • IPX4対応防水
  • 7モード搭載(ハイ、拡散、ロー、拡散ロー、レッド、レッド点滅、グリーン)搭載

今、登山で使えそうヘッドライトといえば、老舗のペツルやブラックダイヤモンドに加えて、大手電機メーカーやジェントスなどのライトメーカー、さらにはamazon等で販売している格安ネットブランド品(中国メーカー)など非常に選択肢があります。

登山用となると、やはり大事になってくるのは明るさ、光の照射範囲(レーザービームみたいに一部をスポットするのは夜間登山では歩きにくい)、夜行用照明があるか、軽量、そして防水性かなと思います。

Energizer ヴィジョンウルトラ ヘッドライトHDE321

このヘッドライトは、

  • 明るさ最大450lm
  • 点灯最大時間50時間(ローモード使用時)
  • 最大照射距離85m
  • IPX4対応防水
  • 7モード搭載(ハイ、拡散、ロー、拡散ロー、レッド、レッド点滅、グリーン)搭載

なので、明るさはもう十分で、MAXにしないこともあるくらいです。最大照射距離85mも十分で、夜間登山では基本足元で、そんなに遠く照らさないです。実際に買って気になったのが、「IPX4対応防水」です。

「IPX4対応防水」ってどのくらいの防水性?

「IPX4対応防水」は、防水性能が「あらゆる方向からの水の飛沫を受けても有害な影響を受けない」程度の防水性です。直接水がバシャバシャかかるのには対応していません。

購入して実物見ると、本体の電池カバーはラバーで水が電池部分に侵入しないよう防水保護されているのですが、下の一部されていないのです。

Energizer ヴィジョンウルトラ ヘッドライトHDE321 の防水性 ラバー

最初、何この中途半端なの?と思いましたが、これゆえIPX4対応防水なのだと思います。ヘッドライトを使う時に、防水ラバーが無い部分は下側(地面側)になるので、上から雨降る分には影響受けにくいと思います。ただ、横殴りの暴風雨やヘッドライトが雨で濡れた状態で山小屋など入ってヘッドライト外して傾いたり逆さに置いたりしたときに、電池内部に水が侵入する可能性があります。

ヘッドライトは夜間使うものですから、夜間に横殴りの暴風雨の中歩くとかかなりハードな山行というか状況だと思いますが、このヘッドライトはどんな環境下でも大丈夫な作りではありません。(キャンプなどのアウトドアとか、普段使いにはほぼ問題ないと思います)

このヘッドライトは2023年に購入して、その後登山やキャンプ等で使っていますが、手頃な価格で明るさ十分で、事前に天候を把握し悪天候を回避できる登山やアウトドアには十分使えています。ライトの照射範囲も広めで足元も見やすく、明るさも無段階で変えられる調光機能付きで使いやすいです。

Energizer ヴィジョンウルトラ ヘッドライトHDE321

登山用に検討されている方は、一応その点は知って選ばれたらいいと思います。天候予測が難しい数泊の登山とかなら、別のヘッドライトがいいと思います。

例えば、ブラックダイヤモンドのスポット(400ルーメン)では、防水性はIPX8(水深1.1mの真水に30分耐えうる防水性。バッテリーケース内部に浸水しても動作)と非常に高い防水性を持っています。(価格は2倍程度になります)

富士登山向けのヘッドライトに関しては、下記ページに記載しています。

装備・持ち物リスト

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10年以上の登山経験を元に作成しました。安全・快適な登山の参考になれば幸いです。

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過去に何度も富士山やそれ以外の山々に登った経験を元に、これから富士登山に挑戦する方々に役立つ服装・装備・持ち物を中心にまとめています。富士山は近年訪れる登山者が非常に多くなってきています。毎年のように富士山に登って感じるのは富士山は独立峰で周囲に視界を妨げる山がないため、天気が良ければ8合目ぐらいからの眺めには圧倒的な解放感があります!ただ、決して楽な登山ではありません。標高が3776mと非常に高く、周囲に木が生えていないため、天候があれると予想以上に危険な状況に陥ることも少なくありません。また、日本のその他の山々と比較して高山病の発症率も高いのも、富士登山の特徴です。このサイトが皆様の安全かつ快適な富士登山に役立てば幸いです。

このサイトの特徴

富士山の初登山は2007年、以降、登山回数10回以上。また、登山用品店で4年程度勤めていた経験があり、富士登山されるお客様から同じ質問を100回以上回答してきた経験が、このサイト作成のベースになっています。私自身も様々な登山用品に触れて、使ってきているため、装備関連の情報に関しては多め、かつ具体的な商品についても紹介しています。仲間に登山のプロフェッショナルがおり、そこから得た現場の情報もでるだけ反映するように心がけています。

富士登山を楽に登るポイント

ズバリ荷物軽くすることです。軽量化することで体感できるほど登山が楽になります。富士山は登山中に天候が変わることも多々あり、安全登山に欠かせない装備もありますが、できるだけ軽量化することで本当に登山が楽になります。若くて体力もある方は多少重くても登りきれますが、ご年配の方は軽量な装備を心がけて用意されるのを強く推奨します。登山時の重い荷物の代表格として”飲み物”があります。富士登山では最低でも1リットル以上の水分を必要としますが、多数ある山小屋でも販売されていますの(価格は500mlで500円程度)で、飲み物を山小屋で購入するスタイルにすると体感できるほどの軽量化に繋がります

近年、富士山に登って感じること

WEBメディア・登山サービス(装備レンタル等)の充実により、日本人に関してはある程度情報を得て、装備も準備している方が多いように感じます。(外国人登山者に関しては相変わらず市街地を歩くような軽装備の方が散見される)。 ただ、登山者の方々を見ていて実感しているのが、

  • 筋力不足
  • 装備の有効な使い方を知らない
  • 山の歩き方が認知されていない

点です。確かにどれも昨日今日では身に付きにくい内容ではあるのですが、このサイトでも情報発信できればと考えています。

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