富士登山@2025年(令和7年度)
2025/06/02更新
最近の夏以外の富士登山を禁止を示唆する記事がでた。
■富士登山を夏以外禁止、静岡県がガイドライン案
国や自治体、有識者などが富士山の課題について話し合う「富士山における適正利用推進協議会」が、安全な富士登山のために「夏山期間以外の登山禁止」と「登山届提出の義務化」を軸とした「富士登山ガイドライン」の検討を始めた。
6月に富士山の世界文化遺産登録が決まれば、登山者が急増することが予想されるため、同協議会は「5月をめどに指針を取りまとめたい」としている。
静岡県によると、富士山では遭難件数が年々増えており、昨年は76人が遭難し、11人が死亡した。このうち、夏山期間以外の遭難は約半数の34人にのぼり、うち死者は10人と、深刻な問題となっている。
こうした状況から、19日に行われた会議で県は、安全を確保できない夏山期間以外の登山禁止や、遭難した場合に速やかに救助するため、「富士山入山届出票」の提出を義務化することなどを盛り込んだガイドラインの素案を提示した。
夏山期間以外の登山に「禁止」という表現を用いたことについて、県の担当者は「夏山以外の登山を禁止する法的根拠はないが、表現を強めた方が、冬の富士山が危険だということを登山者により理解してもらえる」と説明した。
素案に対し、静岡側の山小屋の経営者から「とにかくガイドラインを決めて前に進まないと」という声が出た一方、山梨側からは「冬山のことが中心で、夏山のことも盛り込むべき」(富士吉田市)、「登山届提出は義務、というのは表現が強すぎるのでは」(山梨県警)といった意見も出た。
夏以外の富士登山を楽しんでいる私にとっては、とても複雑な思いだ。
確かに、夏以外の富士登山は危険だ。
ただ、富士山の場合は、他の山と違い、本当に準備不足の登山者が積雪期に登っているという現実がある。
どうも、夏のだれでも登れるイメージが夏以外の時期もあるらしい。
それはまったくの勘違いと思う。
夏以外の積雪期に富士山に登ったことある人なら、その厳しさ、ミス一つで命を落とすリスクがあることを身をもって体感していることだろう。
夏以外の富士登山について、どうなっていくのかとても気になるところだ。
富士登山の装備・持ち物リスト「42項目」
- -遭難、怪我のリスクを防ぐ最重要装備
- ◎-登山の安全性・快適性が向上する装備
- ○-登山の安全性・快適性が多少向上する装備
- △-あれば便利な装備
- ザック(リュックサック・バックパック)
- ○ ザックカバー
- ◎ ヘッドライト・ヘッドランプ
- ◎ 予備電池
- 登山靴・トレッキングシューズ
- ◎ フットスパッツ
- △ 水筒
- △ 防水スタッフバック
- △ カメラ・デジカメ
- ◎ トレッキングポール
- ◎ サングラス
- ○ 腕時計
- ◎ 富士登山ルート地図・マップ
- ○ ビニール袋
- △ トイレットペーパー
- ◎ 洗面用具
- ◎ 携帯電話
- お金(100円玉など)
- ○ 耳栓or携帯ミュージックプレイヤー
- △ 使い捨てカイロ
- ○ メガネ、コンタクト
- ○ 酸素缶
- △ サバイバルシート
- △ 履き替える靴やサンダル
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