御殿場ルートから宝永火口を通過(通称プリンスルート)を下山
富士宮ルートを登りましたが、富士宮ルートを下山すると登りの登山者と譲り合いの待ち時間や、下山時の膝の衝撃が大きく下りにくいため、今回も御殿場ルート⇒宝永火口⇒富士宮五合目の通称プリンスルートを下山しました。
御殿場ルートの下山口は富士宮ルートから近い。
御殿場ルートはわりと同じ斜度の傾斜が続く。
階段が少なく、適度な砂利で下山しやすい。
登山者も少なく、混雑することもほぼ無いです。
登りと違い、下山はサクサク進みます。
八合目には見晴館の廃墟。
御殿場ルートは、登山者が少なく廃墟となっている山小屋が複数あります。
遠くに宝永山が見えます。
【御殿場ルート】七合九勺(赤岩八合館/標高3,300m)
御殿場ルートの七合九勺には赤岩八合館があります。
鐘あります。鳴らすと結構な音量でびっくりします。鳴らすなら時間帯に配慮が必要です。
赤岩八号館にその昔宿泊したことありますが、カレーライスがおかわり自由でお腹いっぱいになりました。食べ過ぎ注意です。
雨が降り始めてきました。
昔使われていたトイレでしょうか。
ここは、富士宮ルート八合目と御殿場ルートのトラバースルートの合流地点です。
富士宮ルートの池田館側では、通行禁止の看板立てていて、赤岩八合館のHPには大々的に掲載されています。
今回途中まで(富士宮ルートのブル道まで)このトラバースルートを歩いてみました。予想以上に容易なルートで富士宮ルートと御殿場ルートがこれほど近いのか、と驚きました。ただ、このルートは様々な事情があるルートです。詳細は下記ページをご参考に。
2021.07.02
富士宮ルート八合目と御殿場ルート7合7勺のトラバースルートの実態を調査
富士宮ルート八合目と御殿場ルート7合7勺のトラバースルートを調査してみました。(トラバース:登山で、岩壁や山の斜面を横切って進むこと) ...
ここからしばらく降りると、砂走館です。
【御殿場ルート】七合五勺(砂走館/標高3,090m)
砂走館は、実は赤岩八号館と経営者が同じです。そのため、山小屋の構成も非常に近いです。
赤岩八号館も砂走館もトイレが宿泊棟と別になっていて、宿泊時はトイレ行くのに一旦外に出なければいけませんが、宿泊棟にバイオトイレの臭いが来ないです。また、トイレ自体がしっかり清掃されて綺麗です。
【御殿場ルート】七合四勺(わらじ館/標高3,090m)
砂走館から少し下ったところに、もう1件山小屋があります。
立地的に、砂走館と競合していて見た目砂走館の方が綺麗ですが、宿泊者のレビュー見るとスタッフの対応やサービスが良く、ファンが付いているようです。
スイカあります。とのことで、試しに頂いてみました。
富士山では生のフルーツを食べる機会が少ないため、スイカの水分が身体に染み渡る感じがします。山なので普通?のスイカでも非常に美味しく感じました☆
ここから少し下ると、日の出館の廃墟があります。
御殿場ルートは登山者が少なく、山小屋経営が難しそうです。
しばらく下ると、少し深めの砂利道が始まります。
砂利道は登るには足がずり落ちて大変ですが、下りには膝への負担が少なく楽です。
もちろん、登山用スパッツは必須です。
ここが、御殿場ルートの下山道と宝永火口行き(プリンスルート)との分岐です。
雨天時、ガス、勢いよく下ってるとそのまま御殿場ルートの下山道に行ってしまいますので要注意です。
いつもは、そのまま宝永火口を下るのですが、今回は初めて宝永山の山頂へ。
石碑ありますが、
なんか崩れてます。。。
宝永火口は斜度が強く、落石要注意。
宝永火口の登山道自体は砂利が深く、下りやすいです。登りはちょっと体力ロスします。
ところどころに岩が散乱。もちろんいつか落ちた落石です。
宝永火口の底部には休憩用のベンチありますが。。。
落石のことを考えると、ここでの休憩は非推奨。
このまま、富士宮ルートの六合目へ向かいます。
宝永火口の底部を抜けると、少しホッとします。
宝永第一火口縁の標識。六合目方面へ。
先に六合目の山小屋が見えてきます。
もうすぐ富士宮ルートに合流。
六合目から五合目の登山口までは近いです。
富士宮ルートの五合目に到着。無事、富士登山を終えました(^^)
登山前日
登山日
装備・持ち物リスト
10年以上の登山経験を元に作成しました。安全・快適な登山の参考になれば幸いです。
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