本八合目の胸突江戸屋(上江戸屋)に到着です。今回はここに宿泊させてもらいます。
本八合目の胸突江戸屋(上江戸屋)の隣には、トモエ館もあります。
目次
本八合目は山梨県と静岡県の県境
たまたま通りかかった登山ガイドさんがお客さんに解説していました。
「ここは、山梨県と静岡県の県境で、ここより山頂は浅間大社の境内です。」
上の写真の石碑に「これより浅間大社境内」と刻まれているため、ここより山頂側のことは知っていましたが、ここが県境ということは知りませんでした。
確かに、トモエ館のプロパンガスのボンベには「山梨県…」と印字され、胸突江戸屋(上江戸屋)のボンベには「静岡県…」と印字されています!
- トモエ館は吉田ルート(山梨県側)
- 胸突江戸屋(上江戸屋)は須走ルート(静岡県側)
調べてみると、富士山頂に境界について興味のある方は、下記ページを読んでみてください☆
富士山は山梨、静岡両県の間に位置するが、山頂部から東側斜面(山梨県富士吉田市と静岡県小山町および山梨県鳴沢村と静岡県富士宮市)にかけては境界(県境)が定まっていない。境界がない状況は古くから続いているとみられ、明治時代には国が境界調査を実施したが、両県の主張が対立。結論が棚上げされてきた経緯がある。・・・ 続きは「なぜ富士山頂に境界がないのか?|富士山NET」
胸突江戸屋(上江戸屋)の寝室(寝床)
小屋のスタッフの方に、寝床を案内されると・・・
3段ベッドの一番下、照明なし。。。日中なのに、窓からの光は入らずまさかのヘッドライト出動の場所。。。
埃っぽいし、他にも空きがあるようなので「他の場所に移動できませんか?」と聞いたところ、「それではこちらをお使いください。」と3段ベッドの一番上に変更になりました。
この日は誰も3段目におらず、埃もほとんど無く、天井に照明もあり、快適に過ごせることになりました!言ってみてよかったです。
胸突江戸屋(上江戸屋)の夕食はカレー
胸突江戸屋(上江戸屋)の夕食は・・・はい、カレーです! (一部の小屋はメニューが豊富ですが、その他ほとんどの富士山の山小屋の夕食はカレーです)
お腹が空いているので、レトルト?みたいなカレーでも十分美味しく感じます。 量は普通にあったのですが、それで足りなかったので、ご飯大盛り追加(500円だったかな?)したら、どんぶりに目一杯ご飯が来てびっくり。
食べ過ぎちゃうんじゃないか、という量でしたが上手にカレーと食べる配分して美味しくいただきました。
ここの小屋では、2度の起床タイミングがあります。
- 1:30頃 山頂でご来光みる方
- 4:00頃 山小屋前でご来光見る方
私は今回は山小屋前でご来光で十分なので、十分に眠りました。
本八合目の山小屋前でご来光
翌朝、4時ごろに起床。多くの宿泊者の方は1:30頃起床して山頂向かったため、小屋に残っている方は少なかったです。
のんびり着替えて外に出ると、他の宿泊者の方々が、ご来光の瞬間を待ち構えていますが・・・
太陽の方角には、まあまあ雲あります。ちょっと今回は難しいかなーと思いましたが、なんと雲の隙間から太陽が顔を出しました!
雲が無いは、太陽光の光量がすごいのですが、今日はそこまでいかないまでも、はっきりとしたご来光を眺めることができました。
しばらくすると太陽の上って雲に隠れてしまいましたが、それでも見応えがありました。多くの富士登山者がこの瞬間を楽しみに登っているので、太陽が出てくれてよかったです!
胸突江戸屋(上江戸屋)に宿泊した感想
今まで富士山の複数の山小屋に宿泊してきましたが、ここの山小屋を宿泊した感想としては、割り当てられた寝床の当たり外れの差が激しいかも、という印象受けました。宿泊スペースの窓が南側のみなので、北側の寝床は日中でも暗いか蛍光灯の明かりで過ごすことになります。場所によっては、私が最初に案内されたように蛍光灯が無く、日中でもヘッドライトが必要な場所もありました。
3段ベッドなので、1段の高さがそれほどありません。今まで様々な富士山の山小屋に宿泊経験ありますが、この山小屋はどこに割り当てられるかでかなり差があると感じました。
食事に関しては、THE富士山の山小屋という感じです。小屋の入り口に(この小屋の規模にしては)広めのスペースがあります。
悪天候時はここでウェアの着脱できそうで、それが好印象でした。
ご来光後、荷物をまとめて登山準備。
これから山頂目指します☆
概要
登山日
その他
装備・持ち物リスト
10年以上の登山経験を元に作成しました。安全・快適な登山の参考になれば幸いです。
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