登山日は、2017/07/31~2017/08/01の山小屋1泊の予定ですが、前日に天気予報を確認したところ、あまり良くありませんでした。
明日、明後日は曇・霧の予報で、しかも雷注意でした。
2017年7月30日15時気象庁発表の3時間毎の発雷確率を確認すると・・・
- 2017/07/31 15時~18時 富士山より北側の秩父方面の落雷確率51~70%
- 2017/08/11 12時~15時 富士山周辺の落雷確率51~70%
となっていました。
曇・霧の予報で、なおかつ落雷の可能性もあるとなれば、判断が難しいところがあります。
この日は、御殿場五合目の駐車場で車中泊の予定ですが、この天候なので、その前に御殿場IC近くのジョナサンで打合せすることにしました。
「富士山に登りたい。ご来光を見たい。」の想いで、この日のために登山トレーニングを重ね、登山装備も購入し、はるばる遠方から車で何時間もかけて移動してきてたKさん、Aさん。
店内に入り、現状を説明します。
「予報では、風はあまりありませんが、曇・霧で、さらに落雷の可能性もあります。この天候で登った場合、登山時に霧で包まれて景色が見えない可能性があります。さらには雷の状況次第では、最寄りの山小屋に避難し、そこで身動きできなくなり、登頂できない可能性もあります。正直、別の日に富士登山に挑戦できるならそれが良いかな、私一人だったら登らないかな、という予報ですが、どうしますか?」と率直に伝えました。
「しばらくは予定が一杯で、今シーズンは休みが取れないです。それでも良いから、できるところまで挑戦したいです。」と返答あり、今回行けるところまで富士山を登ろう、となりました。
すぐに店を出て、最寄りのコンビニで2日分の行動食を購入し、御殿場口五合目の駐車場へ移動します。
御殿場口五合目の駐車場で車中泊するのは、
- 登山当日に遠方から早朝に車移動してくるよりはまだしっかり寝れる(寝不足は高山病の原因)
- 事前に標高の高い場所で滞在することで、ある程度の高度順応が期待できる
- 駐車場が無料、それほど綺麗ではないがトイレも有る
という目的があります。
御殿場口五合目の駐車場に到着すると、それなりに車がとまっていました。ヘッドライトを付けて、トイレの場所を案内し、すぐに就寝の準備に入ります。
私は今までに御殿場五合目駐車場、水ヶ塚駐車場、富士スバルライン五合目の駐車場などで何度も車中泊をしています。その結果、
- ライトの光が車内にはあまり入らないようにカーテン等で覆う(富士山の登山起点となる駐車場は、夜中でも車の出入りがあり、ライトの明かりが車内に入ってくる)
- 後部座席を倒してフラットにした時、可能な限りフルフラット(傾きが無い状態)にする
ことが、心地よく寝るためのポイントとわかり、事前に伝えていたため、彼女たちもしっかり準備してきていました。
シートを倒した時に残る僅かな傾斜をヨガマットと布団を上手に使い、極力平坦にしたそうです。
翌朝、4:30頃に起床。
青空が見え、富士山もくっきり見えます。
就寝時間が0時ぐらいだったため、睡眠時間が4時間程度ですが、皆それなりに寝れたようです。
登山準備をして、移動します。今回は、私の車と彼女たちの車の2台あり、富士宮ルートを登り、御殿場ルートを下山する計画のため、1台はこのままここに置いていき、もう一台に3人乗ってシャトルバスの出る水ヶ塚駐車用へ移動します。
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