富士山の事前トレーニングを兼ねて、前から登ってみたかった日光男体山へ行ってきました。
天気に恵まれ、前から見てみたかった山頂の二荒山大神 御神像、御神剣を見ることできました。
山頂の”二荒山大神 御神像”
山頂 ”二荒山大神 御神剣”
基本情報
男体山(なんたいさん)は、中禅寺湖(ちゅうぜんじこ)北岸にそびえる成層火山です。山頂には直径数百メートル深さ200メートルに及ぶ鉢形の火口があります。
男体山の標高は2,486 mで、百名山です。登山口の二荒山神社 中宮祠の標高が1285 mですから、標高差が1,201mあります。
富士山の最も標高の高い登山口である、富士宮五合目は標高2,390mで山頂が3,776m、標高差1,386mですから、標高差を見れば富士山とそれほど大きな違いはありません。
登山ルート
二荒山神社 中宮祠から山頂へ往復するルートです。途中に避難小屋が4つありますが、トイレは登山口に1つあるだけで、ルート上にありません。登山時間の目安は、登り:4時間、下り:3時間 合計7時間です。
九合目以下はほぼ樹林帯で木々が日差しから守ってくれるため、晴れでも登りやすいです。ただ、富士山のように登山中に休憩する場所がなく、トイレもありません。
GPSログ
感想
事前にヤマレコ・ブログ等で登山者の感想を見ると「単調できつい」と書かれていて、私も構えて登りました。あまり期待していなかったのが良かったのか、標高が上がるにつれて土の道→岩場→砂礫へと変化し、変化に富んだ素晴らしい山だな、と感じました。
天候に恵まれ、素晴らしい写真もたくさん撮れました。
写真
二荒山神社 中宮祠の駐車場は参拝者用、登山者用で分かれます。
登山口の西側に公衆トイレがあります。(トイレットペーパーは持ち込みor購入必要)
男体山が御神体です。
登山前に、参拝します。
入山の受付(大人500円)をすると、登山の案内、登拝と交通安全のお守りを頂けます。
ここから登ります。
一合目です。しばらく樹林の土の道が続きます。
三合目~四合目は工事用道路を歩きます。
木漏れ日が心地よい。
ここからが四合目です。
五合目です。
徐々に岩が出てきます。
六合目です。
六合目から先は岩場になってきます。
傾斜もあり、岩を掴んで登る箇所も多数あります。
七合目です。
八合目です。
八合目から先は、植生が変わるようです。
雨で登山道が崩れないようにするためか、土嚢?が敷き詰めてあります。
九合目です。
森林限界付近になるためか、木が低くなり、視界が開けます。
まるで富士山を彷彿とさせる、火山の道です。
火山岩がゴロゴロ。
山頂までもう少しです。
山頂が見えてきました。
山頂には、二荒山大神の御神像があります。
御祭神 二荒山大神 (ふたらやまのおおかみ)
⇒親子3神を祀る
大己貴命 (おおなむちのみこと) 父
田心姫命 (たごりひめのみこと) 母
味耜高彦根命 (あじすきたかひこねのみこと) 子古くより、霊峰二荒山(ふたらさん・男体山)⇒標高2,486㍍を
神の鎮まり給う御山として尊崇したことから、御山を御神体山と
仰ぐ神社で、日光の氏神様でもあります。出典:日光二荒山神社
大きさは、約2mぐらいでしょうか。
また、山頂の最も高い地点には、二荒山大神 御神剣が刺さっています。
大岩の上には対面石と、長さ3.6m余りのご神剣が立っています。
現在のご神剣は、2012年10月に新たに奉納されたものです。
それまでの大剣は1880年に奉納されたもので、約130年ものあいだ風雪に耐え、山頂のシンボル的な存在でした。しかし、2012年3月に折れていることが分かり、その事実に多くの方が心を傷めていましたが、そのシンボルが復活したのです。この剣は「草薙(くさなぎ)の剣」にもたとえられ、シンボルと呼ぶに相応しい威風堂々とした佇まいです。
出典:travel.jp
山頂で昼食をとり、下山します。
岩場の段差が大きく、慎重に下山します。
登山口に戻ってきました。
天候に恵まれ、穏やかな登山となりました。撮影したかった、御神像、御神剣も青空の下で眺めることができ、満足です。ありがとうございます。
参考リンク
- 日光二荒山神社:http://www.futarasan.jp/index.shtml
- ヤマケイ 男体山:http://www.yamakei-online.com/yamanavi/yama.php?yama_id=273
関連記事一覧
富士登山 事前トレーニング
富士登山 前日、登山時、登山後
装備・持ち物リスト
10年以上の登山経験を元に作成しました。安全・快適な登山の参考になれば幸いです。
こちらの記事もよく読まれています。
2023.04.25
【2024年度】何から始める?[時系列で見る]富士登山の計画手順と全体の流れ
<4月頃>登山トレーニングの開始 体作りは登山日が近づいてからでは間に合いません。富士登山はどのルートでも...
2023.04.27
【2024年度】富士登山の服装・装備・持ち物の準備リスト一覧
富士山は標高3776mの日本一高い山です。森林限界(2500m程度)を超えると強烈な陽射しや雨や風をやわらげてくれる樹木がありません。 ...
2023.04.11
【厳選】コストパフォーマンスに優れ、高評価の富士登山の装備一覧
あくまで富士登山基準 新しく何かを始めるとなると、必要となる装備や持ち物の購入でそれ相応のコスト(費用)がかかりますが、過剰な性能...
2023.05.02
【2024年度】富士山-登山道具・装備レンタルの総合案内(レンタル事情・特徴・価格)
2024年度レンタル情報を調査富士登山のレンタル事情、レンタルする前に知っておきたいこと、大手レンタル会社の特徴・内容・価格について調...
2023.05.01
富士登山装備(レインウェア・登山靴)のレンタル体験記-[やまどうぐレンタル屋]編
昨今、登山用品を買わずに、レンタルされる方々が多数おられます。 そこで、私自身が登山用品をレンタルしてみました!(^^)! 以下、富士登...
2023.04.24
【2024年度】富士登山の主要4ルート 比較&人気ランキング! ~麓からの古道ルート~
2024年更新!富士山の吉田・須走・御殿場・富士宮の登山ルートの概略図、特徴の比較(登山口(五合目)標高、歩行距離、所要時間・コースタイム、...
2023.04.25
【2024年-無料版】富士登山ルート地図・マップ[簡易/詳細]の総まとめ[英語対応]
複数の地図の閲覧を推奨 同じ登山道を様々な視点で地図化しているため、基本的な内容は一緒ですが、見やすさ・詳細度・関連情報の掲載量が...
2023.01.15
【2024年版】富士登山の高山病の症状・予防と対策・体験談
高山病の発症リスクを下げる 富士登山に挑戦する前に、富士登山における高山病の発症率、発症しやすい高山病の症状、発症を防ぐ予...
2023.05.01
【2024年版】富士登山者向け天気予報(雷・強風・雨)確認手順
富士山の登山数日前~当日の天気予報(雷・強風・雨)の確認手順を掲載します。最初に、特記事項を掲載しておきます。 現地の配信情報の確認を 富士...
2023.05.01
富士山の夏期マイカー規制 【2024年(令和6年)度】
マイカー規制とは? [出典:静岡県] マイカー規制対象 「富士スバルライン」(山梨県)⇒ 富士スバルライ...
コメント