吉田ルート下山:山頂→八合目の吉田・須走ルート分岐→五合目

富士登山

山頂での滞在を満喫したら、次は下山です。

 

下山 山頂~八合目

 

富士山 吉田・須走ルート下山 

吉田ルートは登山道と下山道が分かれています。

吉田ルートの下山道は、須走ルートの下山道と八合目まで同じです。(ブルドーザーもこのルートを上り下りします)

 

富士山頂上お鉢めぐり

富士山 吉田・須走ルート下山 石碑

この”須走口下山道”の石碑が下山口の目印になります。

下山道を降りると、ひたすら砂利のジグザグ道がひたすら続きます。

須走・吉田ルート下山道:山頂から八合目の下江戸屋分岐へ

靴の中に砂利が入りやすいので、できればスパッツを準備すると良いと思います。

スパッツに関する記事はこちら

吉田ルート下山道(下りルート) 山頂~八合目

天気がよければ、雲海、下に広がる町並み、湖、海を見渡すことができます。

吉田ルート下山道(下りルート) 山頂~八合目

ジグザグ道の折返し地点は、ちょっとした休憩スポットです。

吉田ルート下山道(下りルート) 山頂~八合目

下山は、登りの約半分の時間で標高を下げていきます。

登りほどの発汗は伴いませんし、標高低下で気温も徐々に上がっていきます。

山頂ではちょうどよかった重ね着は、下山まもなく暑くなりますので、この途中の休憩スポットで調整します。

吉田ルート下山道(下りルート) 山頂~八合目 ブルドーザー

ブルドーザーも通ります。

吉田ルート下山道(下りルート) 山頂~八合目

やがて、本八合目の山小屋が見えてきます。

さらに下ると、八合目の分岐にさしかかります。

須走・吉田ルート下山道(下りルート) 八合目 分岐

下山 八合目 吉田・須走の下山ルートの分岐(下江戸屋分岐)

須走・吉田ルート下山道(下りルート) 八合目 下江戸屋 分岐

下山時に注意したいのが、八合目にある吉田ルートと須走ルートの分岐点です。

須走・吉田ルート下山道(下りルート) 八合目 下江戸屋 分岐

吉田・須走ルート下山道の八合目 下江戸屋分岐

写真からわかるように、吉田ルート(富士スバルライン五合目)は左側です。

晴天時は、しっかりと標識を確認できますが、雨天時などの悪天候で視界の悪いは要注意です。

日本語、外国語でのスピーカー放送もされています。案内人の人も立っていますので、良くわからなかったら話しかけて確認しましょう。

(2010年の須走口登山で、誤って須走口の登山口付近まで下山してしまった年配女性がいました。ここで下山道を間違ってしまうと大変です。おそらく初めて方だと、そのまま須走口まで下山してしまうでしょう。間違えに気づいて分岐点まで再度登るのは体力的にも精神的にも厳しいものがあると思います。誤って須走ルート五合目まで下山してしまうと、吉田ルート方面に戻るまでタクシーやバスでの移動になり、時間もお金もかかってしまいます。間違えないようにしましょう!)

吉田ルート下山道(下りルート) 山頂~八合目 下江戸屋前を通過

吉田ルート下山の方は下江戸屋前を通過する

下山 八合目~富士スバルライン五合目

吉田ルート下山道(下りルート) 八合目~七合目

八合目分岐からは、ひたすらジズザグ道が続きます。

吉田ルート下山道(下りルート) 八合目~七合目

徐々に、下に広がっていた雲と標高が近づいてきます。

吉田ルート下山道(下りルート) 八合目~七合目

基本的に砂利道です。深いところ、浅いところ場所により異なります。

単調な下山道、体力の消耗で、多くの登山者から疲労感が漂っていますが、もう一踏ん張りです。

やがて、先に建物が見えてきます。

吉田ルート下山道(下りルート) 八合目~七合目

吉田ルート下山道(下りルート) 七合目 公衆トイレ

富士山吉田口下山道 七合目公衆トイレ

ここまで来ると、五合目まであと約80分です(意外とまだあります)

ジズザグ道はここを少し下ったら、終わります。

吉田ルート下山道(下りルート) 七合目~六合目

懐かしい木々の緑が広がります。

吉田ルート下山道(下りルート) 七合目~六合目

吉田ルート下山道(下りルート) 七合目~六合目 落石避け シェルター

途中、落石避けのシェルターが3つ通過して、まもなく登山ルートと合流します。

吉田ルート下山道(下りルート) 六合目~五合目

六合目~五合目は、これから登る方と下山してきた方がすれ違う道です。

登山は、基本的に登山者が優先です。疲れていると思いますが、これから長い道のりを控えている登山者の方々にできるだけ道を譲ってあげてください。

吉田ルート下山道(下りルート) 六合目~五合目

泉ヶ滝を通過し、五合目が見えてきました!

やったよ、ゴール!ゆっくり腰を下ろして休もうと思いきや・・・

富士スバルライン五合目

観光客と登山者、下山者でごった返す五合目。

下山後も静かには休めないかも、1番人気の吉田ルートでした☆

 

感想

今年の富士登山も無事に楽しく終えられたことに感謝です。

1泊2日ですが、普段は見慣れない景色、何時間も登る、御来光、お鉢めぐり、下山と、まるでもっと長い期間旅に行って帰ってきたかのような感覚になります。

当初の目標

  • 吉田ルートに登る(防塵・防滴一眼レフpentax k-70で写真を取り直す)
  • 登山装備をレンタルしてみる

も無事達成できました☆

吉田ルートに登る(防塵・防滴一眼レフpentax k-70で写真を取り直す)

数年ぶりに吉田ルートを登って、登りは多数の山小屋あり、登山道も変化に富んでいてとてもおもしろかったです。

初めて、吉田ルート頂上の山小屋に宿泊しましたが、快適でした。

登山用品レンタルについて

今回は、初めての登山用品レンタルでしたが、予想以上に快適で、レンタル費用や手軽さを実感し、レンタルが普及している理由がわかりました。

気になったこと

毎度のことですが、外国人登山者は軽装備の方が散見されます。山頂・下山中にも雨降りましたが、皆様レインウェアを用意されていました。

また、下山時に疲れ切って歩かれている方がほとんどでした。日常で階段を降りるように傾斜を下ると、膝の上にある筋肉に非常に負担がかかります。長時間の下山、同じ筋肉に何時間も負荷がかかり、非常に疲れ、膝痛の原因になります。

実は、特殊な下山の歩行方法を習得するとそうならないのですが、もっと楽に登れて下れる歩行技術が広まったら良いな、と思いました。(おすすめ講座→山の歩き方講習会

 

また、登山装備は揃えていても、使い方をよくわからずに使っている方も散見され、使い方ももっと普及してくれたら、もっと楽に登れるようになると思いました。

そう言えば、今回、やまどうぐレンタル屋の河口湖店で登山用品をレンタルしたとき、装備の使い方の案内ありませんでした。レンタルされる方の多くが、使い方を良く知らないと思いますので、レンタルだけでなく、簡単な使い方のお知らせもあると良いな、と思いました。

 

 

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あいさつ

過去に何度も富士山やそれ以外の山々に登った経験を元に、これから富士登山に挑戦する方々に役立つ服装・装備・持ち物を中心にまとめています。富士山は近年訪れる登山者が非常に多くなってきています。毎年のように富士山に登って感じるのは富士山は独立峰で周囲に視界を妨げる山がないため、天気が良ければ8合目ぐらいからの眺めには圧倒的な解放感があります!ただ、決して楽な登山ではありません。標高が3776mと非常に高く、周囲に木が生えていないため、天候があれると予想以上に危険な状況に陥ることも少なくありません。また、日本のその他の山々と比較して高山病の発症率も高いのも、富士登山の特徴です。このサイトが皆様の安全かつ快適な富士登山に役立てば幸いです。

このサイトの特徴

富士山の初登山は2007年、以降、登山回数10回以上。また、登山用品店で4年程度勤めていた経験があり、富士登山されるお客様から同じ質問を100回以上回答してきた経験が、このサイト作成のベースになっています。私自身も様々な登山用品に触れて、使ってきているため、装備関連の情報に関しては多め、かつ具体的な商品についても紹介しています。仲間に登山のプロフェッショナルがおり、そこから得た現場の情報もでるだけ反映するように心がけています。

富士登山を楽に登るポイント

ズバリ荷物軽くすることです。軽量化することで体感できるほど登山が楽になります。富士山は登山中に天候が変わることも多々あり、安全登山に欠かせない装備もありますが、できるだけ軽量化することで本当に登山が楽になります。若くて体力もある方は多少重くても登りきれますが、ご年配の方は軽量な装備を心がけて用意されるのを強く推奨します。登山時の重い荷物の代表格として”飲み物”があります。富士登山では最低でも1リットル以上の水分を必要としますが、多数ある山小屋でも販売されていますの(価格は500mlで500円程度)で、飲み物を山小屋で購入するスタイルにすると体感できるほどの軽量化に繋がります

近年、富士山に登って感じること

WEBメディア・登山サービス(装備レンタル等)の充実により、日本人に関してはある程度情報を得て、装備も準備している方が多いように感じます。(外国人登山者に関しては相変わらず市街地を歩くような軽装備の方が散見される)。 ただ、登山者の方々を見ていて実感しているのが、

  • 筋力不足
  • 装備の有効な使い方を知らない
  • 山の歩き方が認知されていない

点です。確かにどれも昨日今日では身に付きにくい内容ではあるのですが、このサイトでも情報発信できればと考えています。

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