須走・吉田ルート下山道:山頂から八合目の下江戸屋分岐へ

須走口

富士山山頂での滞在を終え、須走ルートを下山します。

須走・吉田ルート下山道:山頂から八合目の下江戸屋分岐へ

山頂から下山道を見ると、ジグザグの下山道が見えます。

 

須走・吉田ルート下山道:山頂

須走・吉田ルートの頂上、久須志神社と山小屋が並ぶ場所は少し離れた場所からみると、空中都市のマチュピチュを連想させます。

 

須走・吉田ルート下山道:山頂

早朝は、ご来光を終え一息つく登山者でいっぱい。中には、横になって寝ている方も。

須走・吉田ルート下山道:山頂から八合目の下江戸屋分岐へ

それでは、ここから下山します。

須走・吉田ルート下山道:山頂から八合目の下江戸屋分岐へ

下山道は横幅が広めです。

須走・吉田ルート下山道:山頂から八合目の下江戸屋分岐へ

雲海を見ながらの下山・・・と言いたいところですが、足元が滑るため下山に集中です。

須走・吉田ルート下山道:山頂から八合目の下江戸屋分岐へ

須走・吉田ルート下山道は、このような砂礫で埋め尽くされています。ズザザッとすべることもあるため、下山時はトレッキングポールがあると安定します

 

須走・吉田ルート下山道:山頂から八合目の下江戸屋分岐へ

 

須走・吉田ルート下山道:山頂から八合目の下江戸屋分岐へ

連日の好天で、富士山の表面がかなり乾燥していました。そのため、登山者の歩行で巻き上がる砂ぼこりが遠方からでも確認できるほどになっています。

 

須走・吉田ルート下山道:山頂から八合目の下江戸屋分岐へ

前の登山者が普通に下山するだけで、砂埃が舞い上がります。

砂埃、須走・吉田ルート下山道:山頂から八合目の下江戸屋分岐へ

下山スピードは人によってそれほど差はありませんので、前の登山者との距離が近いと、ずっと砂埃が降り掛かってきます。

砂埃、須走・吉田ルート下山道:山頂から八合目の下江戸屋分岐へ

団体グループが下山した時はひどかった。もう、とてもまともに呼吸できないほどの砂埃が舞いました。

砂埃、須走・吉田ルート下山道:山頂から八合目の下江戸屋分岐へ

下山道には、粒子の細かい砂塵が大量にあるため、連日好天が続くとすぐに舞い上がってしまいます。

こんな時は、マスクの着用が欠かせません。私は宿泊予定の山小屋のブログに”マスクを売っていないかと問い合わせが多い”という記事を事前に読んでいたため持ってきていました。

砂埃、須走・吉田ルート下山道:山頂から八合目の下江戸屋分岐へ

これほどひどい砂埃のため、タオル等で鼻と口を覆っている方もいましたが、やはりマスクの方が呼吸が楽です。

実際、私は普通の花粉用マスクで全く問題なく呼吸できました。(参考:マスクの着用で登山者の巻き上げた砂埃・砂煙の吸引を軽減

 

須走・吉田ルート下山道:山頂から八合目の下江戸屋分岐へ

八合目の下江戸屋分岐に到着です。約2時間もかけて登った標高差も、下りは約40分で、あっという間です。

 

須走・吉田下山道の八合目、下江戸屋分岐

吉田ルートの下山道は左側(黄色)、須走ルートの下山道(赤色)は右側です。

今回、私は須走ルートですので、右側の道を下山します。

 

この分岐からしばらくすると、砂利道のつづく砂走りに入ります。

 

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過去に何度も富士山やそれ以外の山々に登った経験を元に、これから富士登山に挑戦する方々に役立つ服装・装備・持ち物を中心にまとめています。富士山は近年訪れる登山者が非常に多くなってきています。毎年のように富士山に登って感じるのは富士山は独立峰で周囲に視界を妨げる山がないため、天気が良ければ8合目ぐらいからの眺めには圧倒的な解放感があります!ただ、決して楽な登山ではありません。標高が3776mと非常に高く、周囲に木が生えていないため、天候があれると予想以上に危険な状況に陥ることも少なくありません。また、日本のその他の山々と比較して高山病の発症率も高いのも、富士登山の特徴です。このサイトが皆様の安全かつ快適な富士登山に役立てば幸いです。

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富士山の初登山は2007年、以降、登山回数10回以上。また、登山用品店で4年程度勤めていた経験があり、富士登山されるお客様から同じ質問を100回以上回答してきた経験が、このサイト作成のベースになっています。私自身も様々な登山用品に触れて、使ってきているため、装備関連の情報に関しては多め、かつ具体的な商品についても紹介しています。仲間に登山のプロフェッショナルがおり、そこから得た現場の情報もでるだけ反映するように心がけています。

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ズバリ荷物軽くすることです。軽量化することで体感できるほど登山が楽になります。富士山は登山中に天候が変わることも多々あり、安全登山に欠かせない装備もありますが、できるだけ軽量化することで本当に登山が楽になります。若くて体力もある方は多少重くても登りきれますが、ご年配の方は軽量な装備を心がけて用意されるのを強く推奨します。登山時の重い荷物の代表格として”飲み物”があります。富士登山では最低でも1リットル以上の水分を必要としますが、多数ある山小屋でも販売されていますの(価格は500mlで500円程度)で、飲み物を山小屋で購入するスタイルにすると体感できるほどの軽量化に繋がります

近年、富士山に登って感じること

WEBメディア・登山サービス(装備レンタル等)の充実により、日本人に関してはある程度情報を得て、装備も準備している方が多いように感じます。(外国人登山者に関しては相変わらず市街地を歩くような軽装備の方が散見される)。 ただ、登山者の方々を見ていて実感しているのが、

  • 筋力不足
  • 装備の有効な使い方を知らない
  • 山の歩き方が認知されていない

点です。確かにどれも昨日今日では身に付きにくい内容ではあるのですが、このサイトでも情報発信できればと考えています。

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