本六合目の瀬戸館を通過し、上を目指します。
富士山が火山であることを再認識するような固まった溶岩があります。
ここまで登ると、もう、草木の背丈は腰ぐらいになります。
途中、登山道の奥から、鮮やかな色が視界に飛び込んできました。
大きな花がたくさん付いています。
高山植物の花々は控えめなものが多いのですが、この標高でこれほど大きく鮮やかな花が咲いていることに驚きました。
後で調べたら、ハクサンシャクナゲ、と呼ぶそうです。
この花の発見に、とても感動しました。
登山道から少し離れた場所に咲いていたので、気づかない人は気づかないかもしれません。(参考:富士山で観察できる高山植物の花々)
草木の背が徐々に下がり、見通しも良くなってきます。
この緑と、奥の富士山頂上の構図は、緑と山、という感じで爽快感が感じられます。
ふと、視線を左側に向けると、下山道が見えます。
連日好天が続いているのか、登山者の後ろに大量の砂埃が巻き上がっています。
徐々に、緑の量がまばらになってきます。
これは、何という植物でしょうか。
オンタデです。
須走ルートならではの、緑の景観もそろそろ終わりが近いです。
ミネヤナギ(峰柳、別名ミヤマヤナギ)
遠くに、山小屋が見えてきました。
岩の隙間で、美しい花々を咲かせるイワツメクサ。
そして、七合目の太陽館に到着しました。
須走ルートの七合目の標高は3090m。ついに3000mを超えました。
2010年に須走ルートを登ったとき、大雨強風で太陽館に避難休憩した思い出があります。その時はここで登山断念し、下山しました。
大洋館のベンチで休憩させていただきます。
焼印が無いんですね。
次は、本七合目の見晴館を目指します。
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登山前日
登山日
登山翌日
須走ルート
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10年以上の登山経験を元に作成しました。安全・快適な登山の参考になれば幸いです。
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