富士登山@2025年(令和7年度)
2025/05/15更新
1泊2日の須走ルートの富士登山を終え、ずっと前から行ってみたかった富士山の湧水が大量に湧き出る柿田川公園へ行ってきました☆
アクセス・駐車場
駐車場があります。(普通車/50台,1回200円)
富士山の湧水が湧き出る場所は多数ありますが、柿田川湧水は富士山から結構距離がある湧水かと思います。
地図で見ると、これほど遠くの場所に(しかも柿田川湧水と富士山の間に愛鷹山もある)、なぜ富士山の湧水が大量に湧き出てくるのか?と不思議に感じるような場所です。
柿田川湧水群の特徴
富士山周辺に降った雪や雨が地下に浸透し、柿田川に湧き水として湧き出しています。この湧き出す期間は、諸説ありますが、国土交通省のトリチウム濃度分析によると26~28年という推定値が出ています。[出典:公園案内看板より]
- 日本三大清流の一つ(四万十川(高知県)、長良川(岐阜県)、柿田川(静岡県))
- 名水百選
- 湧水量は日量約100~110万トンの範囲で変化し、水量は日本一
- 汚れの程度を示すBOD※値が概ね1mg/リットル以下で、水道水の種別では1級にあたるきれいな水
- 水温は年間を通じて15℃前後と一定
公園の案内図
柿田川の湧水は、どこか1箇所ではなく、この場所一帯のあらゆるところから湧き出ているそうです。
公園内には、主要な湧水ポイントを観察できる場所が整備されています。
- 湧水第1展望台
- 湧水第2展望台
- 湧き間
- 湧水広場
柿田川公園の見どころ
湧水第1展望台
駐車場から噴水横を通過し、国道1号線に近い場所に湧水第1展望台があります。
ここは、柿田川の最上流部です。富士山など上流に降った雪や雨が地下水となって国道1号線下から湧き出ています。
展望台からは、少し遠くて確認しにくいですが、大小数十箇所のわき間があるそうです。
湧水第2展望台
駐車場と第1展望台の中間位置にあるのば湧水第2展望台です。
ここの湧き水は、昔、紡績工場が井戸として利用していたそうです。
張り出したデッキがあり、覗き込むと見えます。
太陽の光に照らされて、美しい青みがかった湧水がみえます。
写真だと大きさがわかりにくいですが、おそらく直径は5m程度あるとおもいます。
奥を覗き込むと、絶え間なく砂が舞い上がって水が湧き出ている様子が観察できます。
湧き間
湧水第2展望台から湧水広場を通過して散策路を南下すると、緑に囲まれた湧き間が見えます。
湧水広場
駐車場から公園に降りて少し歩いた場所に、湧水広場があります。
ベンチや飛び石があり、湧水で遊べる場所です。
夏になると、水遊びを楽しむ親子連れで賑わうそうです。
とても心地よい空間です。
私が行ったとき、若い女性が湧水に足をつけながら読書している様子を見て、私も足をつけてみました。
湧水の温度は年間を通して15℃前後と一定のため、冷たいです。
その他
公園全体が緑に溢れ、整備されています。
公園内には、貴船神社があります。
自宅の近くにこんな公園があったらいいな、そう感じるような公園です。
湧水の水汲み(無料)
駐車場横にある柿田川豆腐館の前に、水汲み場があります。
公園内にあるかと思いきや、駐車場付近にあります。公園の案内図に、水汲み場の場所の案内が書かれていなくてわかりにくいです。(水汲み場はどこ?と探されている方いました。)
最後に
この美しい湧水であふれる柿田川湧水群は、その昔、ヘドロの川だったそうです。この湧水の周囲に製紙工場と紡績工場が建設され、この川を汚染していったそうです。それを地元の方々が、移転運動を10年やって、ヘドロと工場から捨てられたゴミを引き上げるのに18年。それでも魚が住めないから川底を5年間洗ってようやくトンボやホタルが住めるようになったそうです。
この美しい湧水は、地元の方々の無死の活動により保全されています。
参考URL
関連記事一覧
登山前日
- 自宅から富士山へマイカー移動。途中、小田原の酒匂海岸へ立ち寄る
- 御殿場市の新橋浅間神社に立ち寄り、木の花名水を頂く
- 道の駅 すばしりで休憩・散策後、天恵で入浴
- 須走多目的広場(富士山マイカー規制による須走ルート乗換駐車場)で車中泊
登山日
- 須走ルート乗換駐車場からシャトルバスで須走口五合目に移動
- 須走ルート登山道:須走口五合目から新六合目へ
- 須走ルート登山道:新六合目から本六合目へ
- 須走ルート登山道:本六合目から七合目へ
- 須走ルート登山道:七合目から本七合目へ
- 須走ルート登山道:本七合目へから八合目へ
- 須走ルート登山道:八合目へから本八合目へ
- 須走・吉田ルート登山道:本八合目へから九合目へ
- 須走・吉田ルート登山道:九合目へから頂上へ
- 久須志神社から浅間大社奥宮と剣ヶ峰へ。頂上富士館で宿泊
- 2018富士山の山頂のご来光
- 須走・吉田ルート下山道:山頂から八合目の下江戸屋分岐へ
- 須走ルート下山道:八合目の分岐-砂走り-砂払い五合目-須走口五合目
登山翌日
須走ルート
富士登山の装備・持ち物リスト「42項目」
- -遭難、怪我のリスクを防ぐ最重要装備
- ◎-登山の安全性・快適性が向上する装備
- ○-登山の安全性・快適性が多少向上する装備
- △-あれば便利な装備
- ザック(リュックサック・バックパック)
- ○ ザックカバー
- ◎ ヘッドライト・ヘッドランプ
- ◎ 予備電池
- 登山靴・トレッキングシューズ
- ◎ フットスパッツ
- △ 水筒
- △ 防水スタッフバック
- △ カメラ・デジカメ
- ◎ トレッキングポール
- ◎ サングラス
- ○ 腕時計
- ◎ 富士登山ルート地図・マップ
- ○ ビニール袋
- △ トイレットペーパー
- ◎ 洗面用具
- ◎ 携帯電話
- お金(100円玉など)
- ○ 耳栓or携帯ミュージックプレイヤー
- △ 使い捨てカイロ
- ○ メガネ、コンタクト
- ○ 酸素缶
- △ サバイバルシート
- △ 履き替える靴やサンダル
こちらの記事もよく読まれています
富士登山の全体像

装備・持ち物


登山装備レンタル


登山ルート


高山病

天気

アクセス

コメント